前号 次号 社主の出版随想 ▼1971年6月、暑い日だった。中之島公会堂は、2千人近い人々で埋め尽くされた。野間宏著『青年の環』(全5巻)完成記念講演会と題された大きな垂れ幕がかかっていた。周囲に […]
PR誌『機』
前号 次号 社主の出版随想 ▼A氏の訃報が先日届いた。A氏とは、30有余年前、小社出発前からの附き合いになる。A氏は、拙と齢同年で、70年代後半に渡仏し、苦学の後に、仏ボルドー大学教授の職を得た。 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼1978年夏の頃だった。いつもの渋谷の京王レストランでビールを飲みながら、K氏は、『ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』誌を開きながら、今フランスでソ連に関する2冊の本 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼今年も暑い夏である。体温を超える日が何日も続くと、ヤレヤレどころか、この先どうなるんだろうの不安が先に立つ。今8月8日。6日は、一日TVをかけ、慰霊式の実況を観たり、 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼「一に人、二に人、三に人」は、後藤新平の至言である。この世は、すべて人の行動、言動によって生まれる。人が人を生みかつ育てる。すべての営為が人によって構成される。だから […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼梅雨入りの季節だ。晴れた日が少ないし、今年は、線状降水帯なる言葉が頻繁に登場し、余りにも1時間単位で天気予報されるだけでうんざりだ。昔のように、「晴れ後曇り時々雨」ぐ […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼最近、加藤登紀子さんとお話しする中で、過日凶弾に斃れた中村哲医師のことが話題になった。そこで、不図、中村医師が一目置いていたインド緑化の父 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼久しぶりに沖縄を訪ねた。旧交をあたためることと、最近亡くなった友の供養の旅である。まず、沖縄島に住む安里英子さん。昨年大病を患い、あと何カ月といわれたこともあったが、 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼後藤新平という男が、その時居なかったら今の日本は在るだろうか、とふと思う時がある。日清戦争に勝利して国内は沸いていたが、憲法発布後まだ6年、当時大清帝国では伝染病コレ […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼1月も終り、2月に入った。先日、久しぶりに家内を車椅子に乗せ、近所を散歩した。紅梅が咲き誇ってる光景はお見事という他ない程美しかった。蠟梅から紅梅へと、梅はわたしたち […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼新年あけましておめでとうございます。今年も精一杯全力で出版に励みたく思っておりますので、ご支援ご協力何卒よろしくお願い致します。 今年も出版業界は厳しい年になりそうだ […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼中国の発展は言うに及ばず、東南アジア諸国の経済発展は凄まじいものがある。このままでは、わが国は経済大国どころではなくなるのもそう遠い日ではあるまい。 ▼十数年前に、ア […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼以前もこの欄で紹介したことがあるが、明治・大正・昭和を疾風怒濤の如く生きぬいた後藤新平は、国家の一大事の時に、常に声が掛かった。しかも、それに応えて身を惜しまずやり抜 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼今年は、日本に鉄道が敷設されて150年。これまで人力や馬・牛の力、自然の力でしか移動できない生活を送っていた日本人が、石炭を燃やしてそれを動力に変える蒸気機関車を西欧 […]
前号 次号 社主の出版随想 ▼今年の夏の暑さも厳しかったが、その厳しさも一段落をつげようとしている。しかし、ヨーロッパでは、干ばつや山火事などが多発し、地球は悲鳴をあげている。▼強者による弱者支配 […]