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これから出る本
- 声の文化と文字の文化〈普及版〉
W-J・オング 著
桜井直文・林正寛・糟谷啓介 訳 「声の文化/文字の文化」の対比を鮮烈に提示した古典的名著、待望の普及版!
「書く技術」の登場は、人間の思考と社会構造をどのように変化させたのか。文字言語以前の社会における記憶・思考の形式や生活文化の特性をつぶさに描き、それに照らして、「文字文化」そして「印刷文化」における言語のあり方を捉え返す。SNSの日常化と生成AIの爆発的拡大により、文字言語そのものの正統性が大きくゆさぶられている今、必読の一冊。
普及版あとがき=桜井直文
- 世界の多様性〈普及版〉――家族構造と近代性
エマニュエル・トッド 著
荻野文隆 訳 今、西欧の「知の巨人」の位置を占めるに至った著者の、若き日の衝撃作! 主著!
32歳で世に問うた衝撃の書。コミュニズム、ナチズム、リベラリズム、イスラム原理主義……すべては家族構造から説明し得る。「家族構成」と「社会の上部構造(政治・経済・文化)」の連関を鮮やかに示し、全く新しい世界像と歴史観を提示する問題作、待望の新版。
普及版あとがき=荻野文隆
- 金時鐘コレクション(全12巻)
9 故郷への訪問と詩の未来――「五十年の距離、月より遠く」ほか 文章Ⅲ(第11回配本)
金時鐘 著 「『在日』に同族和合の展望を見る」著者の、最新エッセイ集。
50年ぶりの故郷・済州島訪問、尹東柱他の朝鮮詩の再訳、所謂北朝鮮「拉致」問題、日本の現代詩等を論じた、90年代半ば以降の評論。また、ようやく語る決断をした四・三事件を振り返る金石範との対談、若き日の文学運動を振り返る梁石日との対談も収録。
〈解説〉多和田葉子
- 「自由と民主」の世界史―失われた近代を求めて(全2分冊)
1 原初・ギリシャ・ローマからヨーロッパの自己形成まで
2 産業革命と近代の構築・そしてその先
河東哲夫 著 「西側」が崩壊に瀕する今こそ問い直す、「近代」が実現してきた価値とその意味
「先進」諸国の経済停滞・格差増大と急速な情報化が並行する今、「近代」の基本的な諸価値が破壊の危機に瀕している。外交現場に約35年携わった著者が、各国・地域の相互連関と経済の力学を意識しつつ、古代以来の世界史を自在な筆致で描き、西欧中心主義を離れた視点から「近代」実現の過程とその意味を問う。(6月刊行予定)
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