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これから出る本
- 台湾の歴史 大全――基礎から研究入門へのレファレンス
春山明哲・松田康博・松金公正・川上桃子 編 先史時代から現代まで、「台湾」という空間の歴史をトータルに描く、台湾史の基本文献
今、日本周辺で、最も世界が注目する地域、「台湾」。オランダ、清朝、日本、米・中など諸勢力の狭間に翻弄されてきた台湾の、先史時代から現代に至る歴史を、通史と事典的記述を両輪として描く。歴史研究・地域研究の入門書、また知識を深めるためのレファレンスブックとして必携の一冊。
〈執筆〉家永真幸/梅森直之/川島真/駒込武/下村作次郎/垂水千恵/檜山幸夫/福田円/松岡格/松永正義/若林正丈 他 計65名
- 美か義か――日本人の再興
新保祐司 著 「その選択は人生重大の問題である」(内村鑑三)
もう、美は十分である。
吉田兼好と北畠親房、山本常朝と山鹿素行、葛飾北斎と富岡鉄斎、川端康成と島木健作などの対比を手がかりに、「美」をもてはやす時代を超えて、日本人の精神史を貫き支えてきた「義」のありように迫る。昭和戦後から平成に至る、浮薄な「美」の錯覚に惑った時代と訣別し、今こそ求められる「義」の核心を提示した、著者渾身の時代批評。
- 阿蘇神社の夜明け前――神々とともに生きる社会のエスノグラフィー
柏木亨介 著 伝統・伝承と「新しい時代」――民俗学で問う“阿蘇神社”
熊本県阿蘇地域の「人付き合い」に入り、「祭り」(祭祀)を経験して重ねてきたフィールドワークの成果。農耕という協業のための儀礼、近代を迎え西南戦争下の農民一揆と打ち毀し、令和の現在も続く「宮司の家」の継承と役割、そして2016年熊本地震から災害と復興・鎮魂などを考察。近代化・戦争・占領を経て問う、神道と民俗学の現在。
- 「公害地域再生」とは何か――大阪・西淀川「あおぞら財団」の軌跡と未来
清水万由子 著 公害被害からの回復・補償だけでなく、「公害を起こさないまち」をいかに実現するか
阪神工業地帯の公害の地・西淀川で、単なる被害補償を超えた「公害地域再生」の思想を先駆的に具現化した「あおぞら財団」の活動を詳述、持続可能な「まちづくり」への道筋を探る。「公害地域再生」論の枠組みを初めて提示する画期作。
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