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新刊
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8月刊
7月刊
¥4,840(税込)
6月刊
5月刊
これから出る本
- 休息の歴史
アラン・コルバン 著
小倉孝誠・佐野有沙 訳 「休む」とは、単なる「疲労回復」なのか? 「休息」概念の二千年史をたどる
産業化が浸透し、時間を管理することが当たり前となった現代社会のなかでは、労働時間と対になった疲労回復、あるいは「レジャー」によって埋めるべき空白の時間と捉えられがちな「休息」。しかし歴史を振り返ると、現代の「休息」にあたる概念には、古くは「永遠の安息」にはじまり、「隠居」「失脚」による社会生活からの撤退、宴会・祝祭に見いだされる休息など、「日常と異なる生」への扉を開くきわめて豊かな含意があった。
「感性の歴史」の第一人者が、19世紀の大きな転換を見据えつつ、古代から現代にいたる「休息」の歴史を俯瞰する。
- 〈決定版〉ミシュレ入門――愛/宗教/歴史
大野一道 著 地球環境問題の顕在化より遥か前、西欧世界で、自然と人間の関係を問うた歴史家がいた!
西欧歴史学において初めて虐げられてきた“女性”を歴史の対象とし、その役割を炙り出した『魔女』、多神教世界にも眼差しを向けた『人類の聖書』、残存する「中世」と先鋭化する「革命」のはざまで自由を求めて格闘する『フランス革命史』、動植物をはじめとする自然を歴史の中に読み込んだ『虫』『鳥』『海』『山』……。
全体史、感性の歴史の視座を獲得した「アナール派歴史学」の源流と言われ、“環境の中で生きる人間”を歴史学として作品化してきたミシュレ(1798-1874)。その数多くの邦訳を送り出してきた著者が、今こそ読まれるべきミシュレの思想をわかりやすく論じる。
- 玉井義臣の全仕事 あしなが運動六十年(全4巻・別巻一)
Ⅰ すべては母の事故死に始まる 1963-1969(第3回配本)
玉井義臣 著 交通戦争の実態を告発した、玉井義臣の原点
最愛の母を輪禍に奪われ、不備きわまる交通事故被害者の救急医療体制を告発した『朝日ジャーナル』所収の処女論文「交通犠牲者は救われていない」(都留重人氏論評含む)、交通評論家としてマスコミの注目を浴びた『交通犠牲者』、出演・構成・演出を手がけた「桂小金治アフタヌーンショー」の記録など、交通遺児育英会誕生までの著作・資料を集成。
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