『機』2019年11月号

前号    次号 社主の出版随想 ▼十一月に入り、今年も余すところ二ヶ月を割った。この所、夏の暑さが長引き十月まで暑い日が続き、秋晴れの日はめっきり減った。しかも今年は、九月から十月にかけて、台風がこれでもかこれでもかと […]

『機』2019年10月号

前号    次号 社主の出版随想 ▼昔の読書人ならイマニュエル・ウォーラーステインと聞くと、「ああ、あの従属論の」とわかるはずだが、その従属論者がいつ「世界システム」論者になったかだ。’70年代の世界の学問状況は、「’6 […]

『機』2019年9月号

前号    次号   社主の出版随想 ▼チャオ埴原三鈴女史が今八月急逝された。小社から約八年前に、朝日新聞の元論説主幹・中馬清福氏と共著で『「排日移民法」と闘った外交官――一九二〇年代日本外交と駐米全権大使・埴原正直』を […]

『機』2019年8月号

前号   次号   社主の出版随想 ▼また暑い夏がやってきた。夏が訪れる度に思い出されるのが、周囲の戦争体験者の声である。そして多くの体験者は口を揃えて、戦争は決してしてはいかん、と。わずかの人は、やりたくてやったのでは […]

『機』2019年7月号

前号   次号 社主の出版随想 ▼今、小社では、二人のコレクションの刊行中である。一人は、昨春から始まった在日詩人の金時鐘氏。もう一人は、今春から刊行が始まった「生命誌」を提唱された中村桂子氏。 ▼先日、大阪で、有志主催 […]

『機』2019年6月号

前号   次号   社主の出版随想 ▼6/2付の『毎日新聞』一面の「余録」で〝塩爺(しおじい)〟の愛称で国民から愛された塩川正十郎氏の一面を知った。最晩年の十年間親しく付き合わせて頂き、自伝『ある凡人の告白』を […]

『機』2012年1月号:エネルギーとは何か  I・イリイチ

前号   次号 エネルギーとクライシス  燃料は、一〇年前に劣らず今もふんだんにあるのに、「エネルギー」は不足して〔稀少になって―以下、補注〕しまっています。「エネルギー」という言葉を聞くと、決まって「危機」が思い浮かぶ […]

『機』2012年1月号:日本の土を踏んで  D・ラフェリエール

前号   次号 日本の土を踏んで 作家 ダニー・ラフェリエール 聞き手・訳 立花英裕 【立花】 ラフェリエールさんの日本びいきはよく知られていますが、今回はじめて日本の土を踏んだ印象はいかがですか。 【ラフェリエール】  […]

『機』2011年12月号:「人種差別撤廃」と日本外交 中馬清福

前号   次号 昭和天皇「大東亜戦争の遠因」  敗戦から七カ月たった一九四六(昭和二十一)年三―四月、昭和天皇は当時の宮内大臣・松平慶民や御用掛・寺崎英成らを相手に、極めて機微に触れた問題について次々に語った。その記録の […]

『機』2011年12月号:「明治の精神」内村鑑三 新保祐司

前号   次号 いま、なぜ内村鑑三か  嘉永六(一八五三)年の黒船渡来以来、沸き立った日本人の精神的エネルギーは、一六〇年ほど経った今日、ほぼ消尽してしまったようである。  その精神的エネルギーとは、思考力、道徳力をはじ […]

『機』2011年12月号:「民衆」の発見 大野一道

前号   次号 フランス革命以降の六人の思想家  本書(『「民衆」の発見』)は、キリスト教の力がしだいに弱まっていったフランス革命以降の近代フランスにあって、つねに「民衆」を問題にしながら、人類が連帯を保って生きてゆくた […]

『機』2011年11月号:辛亥革命と日本 王柯

前号   次号 辛亥革命の歴史的意味  辛亥革命は、狭義では一九一一年十月十日の夜に武昌(長江によって三分された武漢市街地のひとつ)で一部の「新軍」が清朝に反旗を翻した蜂起から、一九一二年二月十二日の清朝皇帝(宣統帝溥儀 […]