前号 次号 ナショナル・インタレストの悲劇 戦後処理、竹島(独島)問題、貿易摩擦など、韓日両国の紛争の種はつきない。ある韓国人が「一刻も早く戦後処理に決着を」と叫べば、ある日本人は「日韓条約で戦後処理は解決済み」と […]
PR誌『機』記事
目次 前号 次号 『環』23号〈特集・「日韓関係」再考〉、今月刊! 「日韓関係」再考――過去・現在・未来 小倉和夫+小倉紀蔵+姜尚中+高崎宗司 坂本多加雄選集(全2巻)、今月刊行! 奇縁 粕谷一希 『坂本多加雄選集』 […]
前号 次号 「ルック・コリア」 小倉(紀) 2000年の6月あたりから日本の中で韓国に見習おうという主張が顕著に現れてきました。ちょうど日本で総選挙がありまして、それとほぼ同時に南北首脳会談がありました。そのときに「 […]
前号 次号 本年は、フランスの作家であり思想家であるジャン=ポール・サルトルの生誕百年にあたる。第二次世界戦後から1980年ごろまで、日本のみならず、世界全体に対して大きな影響を与えたにもかかわらず、単なる受容紹介 […]
前号 次号 どこの地であっても子どもを見かけるたびに、平穏ななかで逞しく成長してほしいと願う。子どもは未来を築いてくれる宝だから、大切に守り育てるのは大人の役目だ。にも拘らず、戦争や内乱、恐怖政治などが世界各地で次 […]
前号 次号 細菌の歴史はいつ始まるのか? 常日頃からわれわれを脅かす感染症の元凶のひとつに細菌がある。ダルモンの『人と細菌』における最初の問いは、その細菌がいつ発見されたかである。 1876年にコッホが炭疽菌を分離 […]
前号 次号 坂本多加雄君と私とでは、二十歳の年齢の開きがある。本来なら、縁のできるはずもないのだが、坂本君が大学から大学院に進むころ、かつて私も所属していたインターカレッジの学生団体・土曜会に入会してきたことから不 […]
前号 次号 死を見つめない社会の成立 ひとつの生命や地球上の生命ということばの使用に関するわたしの考察は、いくつかの段階を経てきました。 まず60年代のわたしは、かなり無邪気に、力強く生きることによって世界を打ち […]
前号 次号 歴史の目撃者が発した声の「コラージュ」 1968年の学生運動と、それを突如として終わらせた、政府による凄惨な弾圧は、メキシコの人びとを深く動揺させた。その結果生じた政治的、社会的、倫理的危機はいまだに解 […]
前号 次号 収斂か多様性か 1990年代以降、ITや金融を中心としてアメリカ経済が復活し、この「強い」アメリカに倣うべきだとの声が大きくなった。2000年代に入ってからは、政治力や軍事力を背景としてアメリカが、自国 […]
前号 次号 社会思想史学会の創立から三十年近くになる。様々な専門分野の思想史研究者の学際的集まりとして結成されたが、長い間その学際性が有効に働いてこなかった。近年ようやくそれを有効に機能させようとする気運が生まれて […]
目次 前号 次号 百年後の世界を見通した「後藤新平の会」、遂に誕生! 後藤新平の示した近代的モデル 鈴木俊一 文明の創造者、後藤新平 粕谷一希 シンポジウム「21世紀と後藤新平」報告 編集部 「後藤新平の会」発起人・ […]
前号 次号 根を下ろした「水俣」 石牟礼道子さんに初めてお会いしたのは、確か十二年ほど前だったと思う。「満月の夜に狼のように鼓を打っている青年がいるらしい」という噂を聞きつけて、私が出演していた国立能楽堂に足を運ん […]
前号 次号 ドキュメント・沖縄 1945 編集部 1945年3月23日の米艦隊の沖縄本土攻撃から始まった沖縄戦は、三ヶ月以上にわたり、一般住民九万四千人を含む二十万人余が犠牲となった。その4月1日から戦闘終結の日とさ […]
前号 次号 終戦の虚脱から敗戦処理内閣へ 1945年8月15日が革命であったかどうか、そもそもそこから議論は始まるわけですけれども、多くの日本の国民にとって8月15日というのは、いろいろな受け止められ方は確かにある […]