前号 次号 あふれ出る生命の響き 私の一生で、鶴見和子さんにお会いできたことは、本当に幸福でした。 類い稀な知性と感性を兼ね備えた国際人、その姿は多くの人びとに憧憬を抱かせるものでした。殊に私が感銘を受けたのは九 […]
PR誌『機』記事
前号 次号 ハンセン病に出会う わたしは、ハンセン病にたいする日本社会の残酷な仕打ちを、青松園(香川県)の吉田美枝子さんのおかげで知りました。吉田さんから学んだことは、いっぱいあります。わたしが生まれて三年目ぐらい […]
前号 次号 2001年8月、70歳で世を去ったとき、ジャン=ルイ・フランドランは歴史学者として、人間にとって基本的なふたつの欲求――性と食――の研究から想を得た、きわめて独創的な著作を後世に残していった。学究生活の […]
目次 前号 次号 決定版『食の歴史』(全三巻)、いよいよ刊行開始! “食”が歴史を作った! 『環』24号〈特集・アメリカをどう見るか〉 日米関係の国際的位置づけ 小倉和夫+西部邁+榊原英資+伊勢﨑賢治 〈特集・二・二 […]
前号 次号 日米関係の国際的位置づけ 小倉 やはり国際的な枠組みの中で日米関係を位置づけることが大事ではないかと思います。 そもそも国連も含めて幅広い国際的な枠組みを日本としてどう構想していくのか。まずはビジョンだ […]
前号 次号 ぜったいに戦争は許せん わたしはイラクのことにしてもな、パレスチナ、イスラエル――ほんまのことはようわかりません。なにがどこへどうなるやら――。さっぱり、このおばあには、わからん。 それだけに、人間一 […]
前号 次号 ひとりで食べるむなしさ 永 実は、ぼく、包丁持つんです、うまいのですが、しかし女房を看取ってひとりになってみて、こんなに料理がつまらなくなっちゃったかと痛感しているんです。 自分で買ってきて、自分で作っ […]
前号 次号 ファッション化する「環境」 世の中、環境ブームである。ビジネスのネタを環境に求める企業は数多ある。大量生産・大量消費・大量廃棄の一翼を担っていた製造業の分野で、過去への反省と自らの生き残りをかけて、廃棄 […]
目次 前号 次号 『往復書簡 後藤新平-徳富蘇峰 1895-1929』、今月刊! 後藤新平と徳富蘇峰の交遊 高野静子 『論語』の新しい読み方を提示する名講義録! 『論語』の「語」論 一海知義 「占領」に始まった戦後 […]
前号 次号 板垣退助と二人の青年 「花も嵐も踏み越えて、行くは男の生きる道」という歌を聞くと、私の脳裏には後藤新平が浮んでくる。 明治十五(1882)年四月六日、自由党総理板垣退助が岐阜において刺客に刺され、「板 […]
前号 次号 『論語』の「語」とは ゴロンと寝ころんで、気楽に『論語』の話を聴こう、というのが、連続講義「論語語論(ロンゴ・ゴロン)」の趣旨だった。 二か月に一度上京して、十人ほどの受講者を相手に講義と問答を始めた […]
前号 次号 混乱と改革、屈辱と希望…… 日本の戦後は「占領」に始まる。 無条件降伏という意味も現実も判然としないまま、日本人が初めて外国からの支配者を仰いだ1945年秋。その日々に人々は何をし、何を考え、将来に何 […]
目次 前号 次号 『黒いアテナ 下』、いよいよ今月刊行! 古代ギリシアは、諸大陸間の文化の混合から誕生した M・バナール 『〈主体〉の世界遍歴』(全三分冊)、今月刊! 超マクラ本、『〈主体〉の世界遍歴』の裏話 いいだ […]
前号 次号 欧米で「黒いアテナ」論争の一大センセーションを捲き起こした『黒いアテナ』、遂に完結! M・バナールは1987年、古代ギリシアはエジプトと西セム語系フェニキアの植民地であり、そのルーツはインド=ヨーロッパ […]
前号 次号 南昌→景徳鎮→黄山→上海と回遊した中国旅行から帰って来て、『〈主体〉の世界遍歴』の2600頁を超えるゲラ稿の校正を死力をふりしぼってやっとこさ終えてホッと一息つきながら、厖大な原稿が勿体ないのでその裏に […]