『機』2006年2月号:諸文明の萃点を求めて 服部英二

前号   次号 あふれ出る生命の響き  私の一生で、鶴見和子さんにお会いできたことは、本当に幸福でした。  類い稀な知性と感性を兼ね備えた国際人、その姿は多くの人びとに憧憬を抱かせるものでした。殊に私が感銘を受けたのは九 […]

『機』2006年2月号:ハンセン病とともに 岡部伊都子

前号   次号 ハンセン病に出会う  わたしは、ハンセン病にたいする日本社会の残酷な仕打ちを、青松園(香川県)の吉田美枝子さんのおかげで知りました。吉田さんから学んだことは、いっぱいあります。わたしが生まれて三年目ぐらい […]

『機』2006年1月号:“食”が歴史を作った!

前号   次号  2001年8月、70歳で世を去ったとき、ジャン=ルイ・フランドランは歴史学者として、人間にとって基本的なふたつの欲求――性と食――の研究から想を得た、きわめて独創的な著作を後世に残していった。学究生活の […]

『機』2006年1月号

目次 前号   次号 決定版『食の歴史』(全三巻)、いよいよ刊行開始! “食”が歴史を作った! 『環』24号〈特集・アメリカをどう見るか〉 日米関係の国際的位置づけ 小倉和夫+西部邁+榊原英資+伊勢﨑賢治 〈特集・二・二 […]

『機』2005年12月号:環境学を構築するための基本情報 西澤泰彦

前号   次号 ファッション化する「環境」  世の中、環境ブームである。ビジネスのネタを環境に求める企業は数多ある。大量生産・大量消費・大量廃棄の一翼を担っていた製造業の分野で、過去への反省と自らの生き残りをかけて、廃棄 […]

『機』2005年12月号

目次 前号   次号 『往復書簡 後藤新平-徳富蘇峰 1895-1929』、今月刊! 後藤新平と徳富蘇峰の交遊 高野静子 『論語』の新しい読み方を提示する名講義録! 『論語』の「語」論 一海知義 「占領」に始まった戦後  […]

『機』2005年12月号:後藤新平と徳富蘇峰の交遊 高野静子

前号   次号 板垣退助と二人の青年  「花も嵐も踏み越えて、行くは男の生きる道」という歌を聞くと、私の脳裏には後藤新平が浮んでくる。  明治十五(1882)年四月六日、自由党総理板垣退助が岐阜において刺客に刺され、「板 […]

『機』2005年12月号:『論語』の「語」論 一海知義

前号   次号 『論語』の「語」とは  ゴロンと寝ころんで、気楽に『論語』の話を聴こう、というのが、連続講義「論語語論(ロンゴ・ゴロン)」の趣旨だった。  二か月に一度上京して、十人ほどの受講者を相手に講義と問答を始めた […]

『機』2005年12月号:「占領」に始まった戦後 玉木研二

前号   次号 混乱と改革、屈辱と希望……  日本の戦後は「占領」に始まる。  無条件降伏という意味も現実も判然としないまま、日本人が初めて外国からの支配者を仰いだ1945年秋。その日々に人々は何をし、何を考え、将来に何 […]

『機』2005年11月号

目次 前号   次号 『黒いアテナ 下』、いよいよ今月刊行! 古代ギリシアは、諸大陸間の文化の混合から誕生した M・バナール 『〈主体〉の世界遍歴』(全三分冊)、今月刊! 超マクラ本、『〈主体〉の世界遍歴』の裏話 いいだ […]