2005年07月01日

『機』2005年7・8月号:〈緊急出版〉『ドキュメント・沖縄 1945』

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ドキュメント・沖縄 1945

編集部

1945年3月23日の米艦隊の沖縄本土攻撃から始まった沖縄戦は、三ヶ月以上にわたり、一般住民九万四千人を含む二十万人余が犠牲となった。その4月1日から戦闘終結の日とされる6月23日までの沖縄での一日一日を、新聞や日記から再現された本土の動きと並行して綴る迫真のドキュメント、『ドキュメント・沖縄 1945』を今月、緊急出版する。沖縄で海軍部隊が玉砕し、司令官が自決した日。東京・日比谷での日本交響楽団の戦中最後の演奏会では、防空服・ゲートル姿の人々が第九「歓喜の歌」を大合唱した……。絶望と覚悟、諦めをないまぜにしたような時代のにおい。そして、そこから立ち現れてきたものは、……。