医師が診た核の傷 現場から告発する原爆と原発

11/1 福竜丸だより No.408  本書は毎日新聞大阪版に連載された「平和をたずねて 医師の診た記録」に加筆・改稿したもので、「原爆編」には原爆投下直後から治療にあたり、未知の「原爆症」と向き合い、治療法を模索した医 […]

竹下しづの女 理性と母性の俳人 1887-1951

『角川 俳句』2018年11月号  本書は、明治から昭和への過渡期を生きた福岡の女性俳人・竹下しづの女の評伝である。坂本宮尾が十余年ぶりかけて完成させた力作で、淡々とした筆致の中に鋭い分析がのぞく。 (中略)  あとがき […]

横田喜三郎 1896-1993 現実主義的平和論の軌跡

10/28 毎日新聞  混迷を深める現代の国際情勢と向き合い、一石を投じる問題提起の書だ。冷静な歴史の考察と実証的な研究姿勢から描き出されたのは、戦前、戦中の自由主義的知識人の戦後を含めた足跡が如実に映し出す、現代国際政 […]

〈画文集〉第70代横綱日馬富士 相撲道

10/22 東京新聞 「特報」欄  「相撲道」とは「努力し、忍び、耐え、開かれる道」。「稽古」とは「古いことを、敬い、覚え、磨くこと」。「成功」とは「努力×忍ぶ×待つ」ー。小さなやせた躰で来日して18年、艱難辛苦を経て相 […]

雑誌『兜太 TOTA』 vol.1 〈特集〉一九一九 私が俳句

10/15 日本経済新聞 「文化往来」欄  戦後の社会性俳句・前衛俳句を代表し、2月に98歳で死去した金子兜太。その作品世界をテーマにした雑誌「兜太」を藤原書店が刊行した。未公開インタビューなど肉声を伝える記事のほか、俳 […]

現場とつながる学者人生 市民環境運動と共に半世紀

10/15 朝日新聞 「折々のことば」欄【鷲田清一氏】 雑談ができないのは、本当にピンチです。 石田紀郎  農薬公害、琵琶湖汚染などの調査に取り組んできた農学・環境学者は、昨今の研究が、入手したデータの解析に没頭するばか […]

看取りの人生 後藤新平の「自治三訣」を生きて

10/14~ 共同配信 【澤地久枝氏】  「看取り」とは、いまの言葉で言えば「介護」だ。著者は後藤新平の娘愛子を母に、政治家であり 『母』など戦前の大ベストセラーを書いた鶴見祐輔を父に、四人きょうだいの三人目として生まれ […]

竹下しづの女 理性と母性の俳人 1887-1951

10/13 図書新聞 【寺井谷子氏】  先に『真実の久女ー悲劇の天才俳人1890ー1946』を著した坂本宮尾氏による評伝『竹下しづの女ー理性と母性の俳人1887ー1951』は、その調査、綿密細緻を極める。何より、当時の資 […]