処女崇拝の系譜

文藝春秋 2018年10月号 【出口治明氏】  売春の社会史を鮮やかに描いた『娼婦』、臭覚革命を論じた『においの歴史』、我々の身体が歴史の産物であることを明らかにした『身体の歴史』、感性の歴史家、アラン・コルバンの本はど […]

医師が診た核の傷 現場から告発する原爆と原発

9/9 毎日新聞  タイトルが示すように、「核の傷」を診た医師たちの報告である。血液や甲状腺の専門医や臨床の内科医らが提示するカルテは、現場からの重い問いかけにほかならない。原爆編と原発編にわけて、広く、深く、鋭く、網羅 […]

モードの誘惑

9/6 東京新聞夕刊 「大波小波」欄 【ユニクロ氏】  一昨年惜しまれつつ急逝した山田登世子の膨大な遺稿から、モードとブランドに関わる文章を集成した『モードの誘惑』が藤原書店から刊行された。(中略)全盛期の登世子節が満載 […]

「海道東征」とは何か

6/3産経新聞 【杉原志啓氏】  新保祐司の著作がおよそ一色というより一途な気概に彩られていることはよく知られているところだろう。また、このところかれがあの「海ゆかば」から必然的にたどり着いたという同じ作曲家・信時潔の「 […]

北朝鮮とは何か 思想的考察

9/4 毎日新聞(夕刊) 【鈴木琢磨氏】 ■特集ワイド  北朝鮮の「思想」とは 書籍の詳細ページへ

看取りの人生 後藤新平の「自治三訣」を生きて

『週刊ポスト』9月14日号  二〇一五年七月に九十三歳で亡くなった哲学者の鶴見俊輔に私は何度もお目にかかったことがあるが、鶴見さんの口から、姉和子さんを除いて、他の弟妹のことを耳にしたことはなかった。  だから今回、妹で […]

パリの胃袋 ゾラ・セレクション 第2巻 (全11巻・別巻一)

9/3 日本経済新聞 「春秋」欄  かつて文豪ゾラは、食べ物があふれるレ・アールの匂いに魅せられて「パリの胃袋」を書いた。いまその跡地に人々は行きかい、ファストフード店など大いにはやっているが「胃袋」の濃密な空気とは程遠 […]

「海道東征」とは何か

9/3 産経新聞 ■「日本建国神話」交声曲コンサート ■来年4月 東京再演 書籍の詳細ページへ

雑誌『兜太 TOTA』 vol.1 〈特集〉一九一九 私が俳句

9/2~ 共同配信  2月に98歳で亡くなった俳人の金子兜太さんの足跡をたどり、その仕事に様々な角度から光を当てる「兜太 Tota」(藤原書店)が25日に創刊される。昨年行われた本人のインタビューを中心に、論考やエッセー […]

雑誌『兜太 TOTA』 vol.1 〈特集〉一九一九 私が俳句

8/30 新文化  藤原書店は9月25日、雑誌「兜太 Tota」を創刊する。  国内にとどまらず、「表現の自由」と「平和」を訴え続け、世界的に知れわたった現代俳句作家・金子兜太氏。2月20日、98歳で他界したが、その思想 […]

竹下しづの女 理性と母性の俳人 1887-1951

8/26 朝日新聞 「朝日歌壇・俳壇」欄(「俳句時評」) 【青木亮人氏】  7月刊行の坂本宮尾『竹下しづの女』(藤原書店)はしづの女初の本格評伝で、多くの資料を丁寧に味読した労作である。(中略)  「竹下しづの女」は福岡 […]