医師が診た核の傷 現場から告発する原爆と原発

『希燦時』 第38号 2018年秋号 本書は、広島長崎原爆の被爆状況の真相追及から始まり、チェルノブイリでの被害状況、福島原発事故の検証へとつなぐ。いずれもが治療にあたった医師の証言を丁寧にたどっている。筆者はいう。原爆 […]

現場とつながる学者人生 市民環境運動と共に半世紀

11/8 毎日新聞(夕刊) 「憂楽帳」欄 【高村洋一氏】  「人の顔が思い浮かばない研究調査はしません」。NPO法人「市民環境研究所」代表理事の石田紀郎さん(78)を囲む勉強会で、変わらぬ「石田節」を聞いた。大学の研究者 […]

医師が診た核の傷 現場から告発する原爆と原発

11/1 福竜丸だより No.408  本書は毎日新聞大阪版に連載された「平和をたずねて 医師の診た記録」に加筆・改稿したもので、「原爆編」には原爆投下直後から治療にあたり、未知の「原爆症」と向き合い、治療法を模索した医 […]

竹下しづの女 理性と母性の俳人 1887-1951

『角川 俳句』2018年11月号  本書は、明治から昭和への過渡期を生きた福岡の女性俳人・竹下しづの女の評伝である。坂本宮尾が十余年ぶりかけて完成させた力作で、淡々とした筆致の中に鋭い分析がのぞく。 (中略)  あとがき […]

横田喜三郎 1896-1993 現実主義的平和論の軌跡

10/28 毎日新聞  混迷を深める現代の国際情勢と向き合い、一石を投じる問題提起の書だ。冷静な歴史の考察と実証的な研究姿勢から描き出されたのは、戦前、戦中の自由主義的知識人の戦後を含めた足跡が如実に映し出す、現代国際政 […]

〈画文集〉第70代横綱日馬富士 相撲道

10/22 東京新聞 「特報」欄  「相撲道」とは「努力し、忍び、耐え、開かれる道」。「稽古」とは「古いことを、敬い、覚え、磨くこと」。「成功」とは「努力×忍ぶ×待つ」ー。小さなやせた躰で来日して18年、艱難辛苦を経て相 […]

雑誌『兜太 TOTA』 vol.1 〈特集〉一九一九 私が俳句

10/15 日本経済新聞 「文化往来」欄  戦後の社会性俳句・前衛俳句を代表し、2月に98歳で死去した金子兜太。その作品世界をテーマにした雑誌「兜太」を藤原書店が刊行した。未公開インタビューなど肉声を伝える記事のほか、俳 […]

現場とつながる学者人生 市民環境運動と共に半世紀

10/15 朝日新聞 「折々のことば」欄【鷲田清一氏】 雑談ができないのは、本当にピンチです。 石田紀郎  農薬公害、琵琶湖汚染などの調査に取り組んできた農学・環境学者は、昨今の研究が、入手したデータの解析に没頭するばか […]