『機』2006年7月号:漢詩逍遙 一海知義

前号   次号 「逍遥の歌」  わが国には、戦前から戦後の昭和二十五年(1950年)まで、全国に八つの高等学校があった。今では旧制高校といわれているが、記憶を新たにするため、それらナンバースクールと呼ばれた八つの高校の所 […]

『機』2006年7月号:鞍馬天狗とは何者か?  小川和也

前号   次号 焦土の中に現れた「国民」的ヒーロー  1923年、関東大震災により、首都・東京は焦土と化した。鞍馬天狗が「国民」の前に姿を現したのは、その翌年のことであった。それは、第一次世界大戦という総力戦とともに、歴 […]

『機』2006年6月号

目次 前号   次号 『レーニンとは何だったか』、今月刊! 「レーニン神話」を解体 エレーヌ・カレール=ダンコース 『中世の身体』、今月刊! 社会の核心を身体にみる J・ル=ゴフ 身体史全体を総合する仕事 菅沼潤 「天才 […]

『機』2006年6月号:社会の核心を身体にみる J・ル=ゴフ

前号   次号 忘れ去られた身体  歴史と歴史家たちは、身体を忘れ去った。ところが、身体はそれでもドラマを演じており、今も演じつづけている。  ぞんざいな決り文句は言説と歩みの多様性、歴史研究の複数性を等閑にふしてしまう […]

『機』2006年6月号:乳がんは女たちをつなぐ 大津典子

前号   次号 信子さんの遺言  「なあ先生、うちのこと書いてえな」。はにかむような笑顔で信子さんは何度も私に言った。  私は物書きではない。本職は主婦。その私が、夫のロシア研究に便乗して、1979年末から九一年のクーデ […]

『機』2006年5月号:「ふたりごころ」 金子兜太・鶴見和子

前号   次号 短詩型は命の原動力 鶴見 どうして短詩定型は命の原動力になりうるか、そこをうかがいたいの。 金子 これは自分の体験からしかわからないんだけれど、結局、ただ叙述するとか、意志を述べる。叙詩というか、述詩とい […]

『機』2006年5月号:「知識人」の誕生 白鳥義彦

前号   次号 ドレフュス事件と「知識人」  「知識人」、今日の日本においてはこの言葉それ自体、あるいはこの言葉によって指し示される人々が、社会のなかで重要な位置を占めているとはとても言えない状況にあるかもしれないが、約 […]

『機』2006年5月号

目次 前号   次号 『米寿快談――俳句・短歌・いのち』、今月刊! 「ふたりごころ」 金子兜太・鶴見和子 「知識人」の誕生 白鳥義彦 ヒト学の誕生 大貫良夫+尾本惠市+川田順造+西田利貞 いまだ「近代」すら超克できぬ日本 […]

『機』2006年5月号: 石牟礼さんの内から発する妙音 志村ふくみ

前号   次号  数ある石牟礼さんの作品の中から、なぜ『十六夜橋』と口にしてしまったのだろう。何か身の内の奥の方へじーんと浸みてくるものがある。物語は自分の外界にあるはずなのに、何故か自分の内部に入りこんでしまったようだ […]

『機』2006年4月号:安場咬菜管見 鶴見俊輔

前号   次号 小楠から受けつぐ儒教の道徳  熊本県水俣出身の谷川雁の手引きで、熊本の執筆者との結びつきを得てつくった『思想の科学』の特集で、私は、偽筆と日本史学者に推定される横井小楠の「天道覚明論」にはじめて出会った。 […]