『機』2007年2月号:書かれたことのない歴史 アラン・コルバン

前号   次号 ●匂い・音・快楽・からだ……五感を対象とする稀有な歴史家の最新作!  現在の天候、それ以上にこれからの天候がどうなるかは、現代人の主要な関心事の一つである。周知のように、天気予報はテレビ・ラジオ放送の中で […]

『機』2007年2月号:なぜ男は女を怖れるのか 千石玲子

前号   次号 ●男と女の問題の根源に迫る!  「エッセイ」はしばしば随筆あるいは試論と訳されるが、その本質は思想の分析であり、エドワード・W・サイードの言葉を借りれば「機知と創意工夫と純然たる新奇さで人を驚かす」「根源 […]

『機』2007年2月号:子宝と子返し 太田素子

前号   次号 ●豊かな人間形成力をもつ、 江戸期農村の子育てを活写!  近世日本は、基本的には皆婚社会で、人々が家職と家族生活とに執着をもてるようになった社会だった。そのため、家の継承と将来の生活保障という目的に方向づ […]

『機』2007年1月号:二つの遺言 鶴見和子

前号   次号 ●「内発的発展」という独自の社会のあり方を提唱した社会学者、鶴見和子の遺言。  私はもういつ消えてもおかしくない。そうすると、我が去りし後の世に遺すことば、今日はこういうたくさんの方々のお集まりでお話をす […]

『機』2007年1月号:民俗学と歴史学 赤坂憲雄

前号   次号 ●「民俗学」と「歴史学」の相互越境を目指す東西巨人との対話。  わたしはいつでも、歴史学と民俗学とがあい交わるあたりに眼を凝らしてきた気がする。ふたつの知のまなざしや方法が境を接する、ボカシの領域がどこか […]

『機』2007年1月号:二・二六事件とは何だったのか 渡辺京二

前号   次号 ●世界の中で二・二六事件はどう報道されたか。二・二六事件の核心に迫る。  反乱指導者の胸中において、二・二六反乱は昭和維新政権を樹立する軍事クーデタではなかった。結局、彼らには帝都中枢部占拠後の確たる展望 […]

『機』2007年1月号:政党と官僚の近代 清水唯一朗

前号   次号 ●“政党―官僚関係”の構造と歴史を初めて読み解く!  本書は明治維新から昭和の政党内閣期に至る時代、立憲政治の導入から定着に至る過程を政党と官僚の関係から捉えなおすことで、近代日本における統治構造の形成と […]

『機』2007年1月号

目次 前号   次号 「内発的発展」を提唱した社会学者、鶴見和子の遺言。 二つの遺言 鶴見和子 「民俗学」と「歴史学」の相互越境を目指す東西巨人との対話。 民俗学と歴史学 赤坂憲雄 巨人の思想を一望し、その仕事術のすべて […]

『機』2006年12月号:蝶と樹々の回帰線 今福龍太

前号   次号 ◎〈石牟礼道子全集・不知火〉⑥今月刊! 九州から南島へ  蛭でもあり蝶でもある黒虫が首を擡げる天の方角に、石牟礼にとっての聖樹がいつも聳えていた。いや、つつましく荘厳に立っていた、というべきだろうか。聖樹 […]

『機』2006年12月号

目次 前号   次号 現代文明を根底的に批判してきた思想家の遺言。 「人びとに『未来』などない。 あるのは『希望』だけだ――。」 イバン・イリイチ 『帝国以後』の著者と日本の気鋭の論者が問う! 「帝国以後」と日本の選択  […]

『機』2006年11月号:「日本文学の光と影 吉田秀和

前号   次号 ●日本文学の核心に届く細やかな視線  バルバラ・吉田 =クラフト(1927-2003)の訳業で最も大きな部分を占めていたのは永井荷風で、彼の代表作『ぼく東綺譚』の翻訳には全力を傾けたし、それについで、これ […]

『機』2006年11月号:「伊都子の食卓」を授かる 窪島誠一郎

前号   次号 ●手料理、「もてなし」の達人、その極意とは。  岡部伊都子さんの新刊書『伊都子の食卓』を授かる。  ふろふき大根、かぶらむし、柿の葉ずし、生湯葉、凍豆腐……こうならんだだけでツバが出てきそうな四季折々の京 […]