『機』2007年4月号

目次 前号   次号 生誕150周年を迎え、 後藤新平の現代的意味を考える! 世界の後藤新平/後藤新平の世界 加藤陽子+木村汎+榊原英資+塩川正十郎+松田昌士+(司会)御厨貴 なぜ今こそ能が必要なのか。その現代的意味を説 […]

『機』2007年4月号:現代の視線に耐え生き延びる 多田富雄

前号   次号 ●なぜ今こそ能が必要なのか。その現代的意味を説く。 この本は前著『脳の中の能舞台』(新潮社)に続く、能に関する随想集である。 闘病中の心の支え  私は2001年の5月に、旅先で脳梗塞の発作に見舞われ、右半 […]

『機』2007年4月号:ヘルダーリンから始まる 西山達也

前号   次号 ●全集未収録のヘルダーリン―マルクス論をめぐるハイデガーvsラクー 「精神たちのコミュニズム」  フィリップ・ラクー=ラバルトは、アナ・サマルジャとの共訳により独仏対訳で刊行したハイデガーのテクスト『貧し […]

『機』2007年4月号:ハイデガーの盲点 Ph・ラクー=ラバルト

前号   次号 ●「偉大なるドイツ哲学」(ハイデガー)の起源としてのルソー ルソーに対する片意地をはった盲目さ  私が主張したいテーゼは、ルソーに対する片意地をはった盲目さがあるということだ。先入観、悪意、与えられる信頼 […]

『機』2007年3月号:いま、君に詩が来たのか 高 銀

前号   次号 ●著者来日! 世界的大詩人の半世紀にわたる“詩歴”のすべて  いつだったか、スペインで話したことがある。「ある王の宣布によれば、スペイン語は神との対話に使われる言葉だということでした。ならば、韓国語は魂と […]

『機』2007年3月号:真実に憑かれた作家 佐藤正年

前号   次号 真実に憑かれた作家──『文学論集』刊行にあたって 禁忌の糾弾  ゾラは、触れてはならぬものとしてそれまで文学から締めだされていた様々の素材を果敢に自分の作品に採り入れた。彼にとって人間の生にかかわるあらゆ […]

『機』2007年3月号

目次 前号   次号 オルハン・パムク氏ノーベル文学賞受賞講演! 来月刊行 父のトランク オルハン・パムク 著者来日! 世界的大詩人の半世紀にわたる“詩歴”のすべて いま、君に詩が来たのか 高 銀 「高銀問題」の重み 辻 […]

『機』2007年2月号:なぜ男は女を怖れるのか 千石玲子

前号   次号 ●男と女の問題の根源に迫る!  「エッセイ」はしばしば随筆あるいは試論と訳されるが、その本質は思想の分析であり、エドワード・W・サイードの言葉を借りれば「機知と創意工夫と純然たる新奇さで人を驚かす」「根源 […]

『機』2007年2月号:子宝と子返し 太田素子

前号   次号 ●豊かな人間形成力をもつ、 江戸期農村の子育てを活写!  近世日本は、基本的には皆婚社会で、人々が家職と家族生活とに執着をもてるようになった社会だった。そのため、家の継承と将来の生活保障という目的に方向づ […]

『機』2007年2月号

目次 前号   次号 美しく歩み納めた鶴見和子を大特集。 鶴見和子の遺した「詩学」とは 鶴見俊輔 篠田桃紅 匂い・音・快楽・からだ……五感を対象とする歴史家の最新作! 書かれたことのない歴史 アラン・コルバン 男と女の問 […]

『機』2007年2月号:書かれたことのない歴史 アラン・コルバン

前号   次号 ●匂い・音・快楽・からだ……五感を対象とする稀有な歴史家の最新作!  現在の天候、それ以上にこれからの天候がどうなるかは、現代人の主要な関心事の一つである。周知のように、天気予報はテレビ・ラジオ放送の中で […]

『機』2007年1月号

目次 前号   次号 「内発的発展」を提唱した社会学者、鶴見和子の遺言。 二つの遺言 鶴見和子 「民俗学」と「歴史学」の相互越境を目指す東西巨人との対話。 民俗学と歴史学 赤坂憲雄 巨人の思想を一望し、その仕事術のすべて […]

『機』2007年1月号:二つの遺言 鶴見和子

前号   次号 ●「内発的発展」という独自の社会のあり方を提唱した社会学者、鶴見和子の遺言。  私はもういつ消えてもおかしくない。そうすると、我が去りし後の世に遺すことば、今日はこういうたくさんの方々のお集まりでお話をす […]