『機』2006年10月号:ペナック先生の愉快な読書法 浜名優美

前号   次号 ●リンボウ先生大絶讃の本嫌いを吹き飛ばすベストセラー!  いわゆる読書法に関する本は加藤周一氏の『読書術』をはじめゴマンとあるが、それらはほとんど本を読むことで頭がよくなるとか、知的な生活を送れるといった […]

『機』2006年10月号:ペナック先生の愉快な読書法 浜名優美

前号   次号 ●人間の暗い内実を鋭く抉りながら、底抜けに明るい浩三の世界!  毎年、終戦記念日が近くなると、必ずといってよいほど取り上げられる、竹内浩三の詩。  しかし、浩三の作品を知れば知るほど、彼の天才は戦没詩人の […]

『機』2006年10月号:琉球人よ、目を覚ませ 松島泰勝

前号   次号 ●「基地―開発―観光」の連鎖を断ち切る方途はあるのか?  いま、琉球は危機的状況におかれている。  日本復帰」後、琉球の全域を対象にした労働、土地、貨幣の市場化が怒涛のように推し進められてきた。膨大な補助 […]

『機』2006年10月号

目次 前号   次号 『苦海浄土』三部作の核心、遂に単行本化! 水俣病とは何であったか 渡辺京二 「言語都市」シリーズ第3弾、「ベルリン」! 幻影のベルリンへの旅 和田博文 著者自ら初めて語る、「世界システム」の全体像! […]

『機』2006年9月号:天皇と政治 御厨貴

前号   次号 ●天皇論から近代日本のダイナミズムを描き出す! 天皇の存在をどう語るか  天皇と皇室・皇族の存在を抜きにして、近代日本の政治を語ることはできない。こう言うと、戦前はまだしも戦後はそんなことはないとの反論に […]

『機』2006年9月号:河上肇の自叙伝 杉原四郎

前号   次号 著者積年の河上肇研究の全成果 東の福田、西の河上  河上肇(1879―1946)は、戦後になくなったのだから、そう過去の人でもないのだが、彼の存在を知らない人が多くなっている。岩国に生まれ、19歳のとき東 […]

『機』2006年9月号

目次 前号   次号 ヨーロッパ全史を言語から解き明かしたベストセラー、完訳! 〈インタビュー〉ヨーロッパと多言語社会 H・ヴァルテール 大好評『日本仏教曼荼羅』第二弾、今月刊行! 民衆の護符としての「お札」の集大成 仏 […]

『機』2006年8月号:ロシア人の街、ハルビン 加藤登紀子

前号   次号 ハルビンに「帰ってきた」  ハルビン生まれの私が、ハルビンと再会したのは1981年夏。  ハルビン音楽祭にはじめて日本人歌手として招かれた時であった。  北京から汽車に乗って、錦州、瀋陽(元の奉天)、長春 […]

『機』2006年8月号

目次 前号   次号 『環』26号〈特集・「人口問題」再考、今月刊! 〈鼎談〉「人口問題」を問い直す 速水融+宇江佐真理+片山善博 『ハルビンの詩がきこえる』、今月刊! ロシア人の街、ハルビン 加藤登紀子 【リレー連載】 […]

『機』2006年7月号:鞍馬天狗とは何者か?  小川和也

前号   次号 焦土の中に現れた「国民」的ヒーロー  1923年、関東大震災により、首都・東京は焦土と化した。鞍馬天狗が「国民」の前に姿を現したのは、その翌年のことであった。それは、第一次世界大戦という総力戦とともに、歴 […]