『機』2002年10月号:「女性学の新しい解読装置」 H・ヒラータ、F・ラボリ、H・ル=ドアレ、D・スノティエ

前号   次号 女性学の最新成果を知る最良の書『読む事典・女性学』今月刊行! 批判的事典  このすこし特殊な事典の目的は、以下のとおりである。じっさいこの著作は、フランスでは、この種のタイプとしては初めてのものだが、これ […]

『機』2002年10月号:「残された最後の大物」 宮下志朗

前号   次号 ゾラ没後百年記念出版(全11巻・別巻1)発刊迫る!  ゾラは、すぐれた都市路上観察者である。たとえば「引き立て役」という大好きな短編があって、それはモダンな都会を遊歩することの快楽は、まなざしの交差によっ […]

『機』2002年10月号:「“現代”を描いた最初の作家」 小倉孝誠

前号   次号 “現代”を描いた最初の作家 小倉孝誠  エミール・ゾラは近代ヨーロッパを代表する小説家のひとりである。記念碑的な『ルーゴン=マッカール叢書』全二十巻の作者、自然主義文学の領袖、そしてドレフュス事件に際して […]

『機』2002年10月号:「民衆史の同志として」 色川大吉

前号   次号 〝魂と気迫〟の歴史家齊藤博の未完の論考を収めた『齊藤博史学集成』刊行! 新分野を切り拓くための同志  私が齊藤博さんと逢ったのは、彼が早稲田大学の大学院生のころ、経済史の正田健一郎ゼミが三多摩の文書調査を […]

『機』2002年10月号

目次 前号   次号 二千年の日朝関係史の中で「在日」の存在を捉え返す!『環』第11号刊行! 「歴史のなかの「在日」」 上田正昭/姜尚中/杉原達/朴一 「「在日」を生きる」 金時鐘+尹健次 女性学の最新成果を知る最良の『 […]

『機』2002年9月号

目次 前号   次号 各社会経済の多様性を無視するグローバリズムの虚妄を徹底的に暴く!『脱グローバリズム宣言 ──パクス・アメリカーナを越えて』刊行! 「世界化」(モンディアリザシオン)はグローバリゼーションではない ロ […]

『機』2002年9月号:ウォーレスの大発見 松本道介

前号   次号 辛口文芸評論家による鋭利な読書エッセイ『午睡のあとで』今月刊行! 気ままなエッセイ  本書『午睡のあとで』に収めた随筆百一篇は「熊本日日新聞」の「本のページ」(火曜日夕刊)に平成十二年四月から今年の三月ま […]

『機』2002年9月号:諸学の対話とアクチュアリティ 三島憲一

前号   次号 諸学の対話とアクチュアリティ 学際的対話のための学会  社会思想史学会という学会の存在は知られているようで、知られていないだろう。かつて、多くの大学の一般教養に社会思想史という科目があり、そこでは、スミス […]

『機』2002年7・8月号

目次 前号   次号 中国文化部高官による戦後日中交流史の知られざる第一級史料刊行!『時は流れて 日中関係秘史五十年』 日中関係の未来のために 劉徳有 十九世紀以来の近代世界史のなかで“満洲”を捉え直す!『環』vol.1 […]

『機』2002年7・8月号:日中関係の未来のために 劉徳有

前号   次号 中国文化部高官による戦後日中交流史の知られざる第一級史料を刊行! 毛沢東や周恩来の通訳を  さきに中国で出版された拙著『時光之旅――我経歴的中日関係』(商務印書館)がこの度『時は流れて――日中関係秘史五十 […]