『機』2004年6月号

目次 前号   次号 西欧による古代ギリシア史の偽造を暴く問題作、遂に刊行! 『黒いアテナ』のすすめ 小田 実 「西洋」と「東洋」は共に「オリエント」から誕生した! 〈座談会〉「オリエント」とは何か 岡田明憲・杉山正明・ […]

『機』2004年5月号:日露戦争の世界史 崔文衡

前号   次号 日露戦争を韓国歴史学会の第一人者が世界史的に位置づける初の試み! 日露戦争と韓国  今日、日露戦争から100年を経ているが、未だに、この戦争は日本とロシア両国間の戦争であるとの見方が常識として通っている。 […]

『機』2004年5月号:朝鮮母像(抄) 岡部伊都子

前号   次号 半世紀わたる「母なる朝鮮」への思いこもる珠玉の随筆を精選! あたたかな肌のぬくみ  1974年8月、赤松麟作という名にひかれて、遺作展に行った。  見せてもらった色紙は、二重の意味でわたくしの心を打った。 […]

『機』2004年5月号:東京に野鳥を 加藤幸子

前号   次号 東京のオアシス「東京港野鳥公園」オープン15周年記念! 「この自然を残して!」  15年前、東京の大田区に風変わりな公園が誕生した。東京港野鳥公園というやや堅苦しい名前をつけられたこの公園は、従来の都市公 […]

『機』2004年5月号

目次 前号   次号 国際的免疫学者、多田富雄による初の全詩集、今月刊行! 新しい赦しの国 多田富雄 ジョルジュ・サンド生誕200年記念出版! サンド、自由な女性 M・ペロー 〈ジョルジュ・サンド略年譜〉 持田明子 日露 […]

『機』2004年5月号:新しい赦しの国 多田富雄

前号   次号 国際的免疫学者、多田富雄による初の詩集、刊行! 詩は向こうからやってくる 多田富雄 音のない詩の訪れ  詩は向こうからやってくる。突然予感が言葉になって立ち上がり、こちらに向かってくる。こちらから近づくこ […]

『機』2004年5月号:サンド、自由な女性 M・ペロー

前号   次号 ジョルジュ・サンド生誕200年記念出版! 自由な女性  サンドは何よりもまず、自由な女性である。とりわけ、その生き方で。幼くして父を失い、祖母の死によりひとりになった彼女は1822年、カジミール・デュドヴ […]

『機』2004年4月号

目次 前号   次号 『苦海浄土』三部作、遂に完成 『石牟礼道子全集 不知火』(全17巻・別巻一)、今月発刊 本全集を読んで下さる方々に 石牟礼道子 『石牟礼道子全集』を推す 五木寛之/白川 静/鶴見和子/多田富雄/瀬戸 […]

『機』2004年4月号:本全集を読んで下さる方々に 石牟礼道子

前号   次号  わたしの親の出てきた里は、昔、流人の島でした。 生きてふたたび故郷へ帰れなかった罪人たちや、行きだおれの人たちを、この島の人たちは大切にしていた形跡があります。名前を名のるのもはばかって生を終えたのでし […]

『機』2004年4月号:『石牟礼道子全集』を推す 五木寛之/白川 静/鶴見和子/多田富雄/瀬戸内寂聴/大岡 信/河合隼雄/志村ふくみ/筑紫哲也/金石範

前号   次号 『石牟礼道子全集 不知火』発刊迫る! 『石牟礼道子全集 不知火』を推す 苦界の奥にさす光 五木寛之(作家) 「生病老死」は「苦界」の中身ではなくて、本当は苦界の蓋にすぎないのだなあ、と、石牟礼道子さんの文 […]

『機』2004年4月号:都市とは何か A・コルバン+陣内秀信

前号   次号 都市にとって水とは何か 陣内 まずは水ということから始めたいと思います。そもそも水の存在、都市の水の空間というのは、時代の価値観を本当によく映すものだと思います。時代の変化とともに水の役割や意味がどんどん […]

『機』2004年4月号:社会学の新生 P・アンサール

前号   次号 待望の新しい社会学入門書! 社会学をめぐる論争  フランス社会学のさまざまな潮流の間に見られる論争や対立の激しさは日本の人々を驚かすかもしれない。しかもそうした論争は専門家たちのサークルに限られたものでは […]

『機』2004年3月号

目次 前号   次号 フランス最後の哲学者、待望新著の完全訳 「哲学の再開」を宣言〈インタヴュー〉 アラン・バディウ 水俣病を総合的に捉える新しい学としての「水俣学」の誕生 「水俣学」の誕生 原田正純・花田昌宣 「9・1 […]