『機』2010年10月号:異郷と故郷のはざまで 姜尚中+森崎和江

前号   次号 【姜】 森崎さんのお父様が熊本でいらっしゃいますね。 【森崎】 父親の先祖が熊本。「たった一人でも熊襲だぞ」と言って追いかけてくるから、熊襲の里を訪ねたくて、熊本に向かったわけです。そうしたらあなたが、今 […]

『機』2010年10月号:細川三代――幽斎・三斎・忠利 春名徹

前号   次号 歴史は人間の営みの総体  『細川三代』という作品で、この一族の歴史をおよそ百年にわたる持続と発展という角度から描いてみた。  百年、とはいうものの、出来上がってから数えてみたら、いつの間にか百年になってい […]

『機』2010年10月号:ブルデューの科学論 加藤晴久

前号   次号 「科学の科学」の意味  「科学の科学」というのはあまり見慣れない表現であるが、普通に使われている「科学哲学」「科学史」「科学社会学」「科学認識論」のことを言っているのだと割り切ることもできるし、それをあえ […]

『機』2010年9月号:思い起こせば三十年 今野哲男

前号   次号 茫洋として逃げ込んだ先  竹内演劇研究所に入ったのは一九七八年三月のことだった。役者やスタッフになろうとしたのではない。『ことばが劈ひらかれるとき』(思想の科学社/ちくま文庫)が出たばかりの竹内さんのとこ […]

『機』2010年9月号:二つの華麗な才能 瀬戸内寂聴

前号   次号  西川千麗は日舞の名手としての豊かな才能に恵まれているばかりでなく、演出家としても華麗な才能を併せ持っている幸せな人である。早くから因襲の壁の厚い日舞の世界の中で、一匹狼的な存在として一人わが道を行くとい […]

『機』2010年9月号:阿留辺幾夜宇和 河合隼雄

前号   次号  西川千麗さんの創作舞踊「阿留辺幾夜宇和」を見たときの深い感動は、今も忘れることができない。  この踊りが生まれる基となった書物『明恵・夢を生きる』の著者として、名僧明恵の清々しく、且つ、雄々しく生きる姿 […]

『機』2010年9月号:舞の霊性 鶴見和子

前号   次号  わたしがはじめて西川千麗さんの舞を拝見したのは、「阿留辺幾夜宇和」の東京公演であった。河合隼雄さんがお招き下さった。わたしはこんなに魂をうつ日本の創作舞踊があるのか、と驚嘆した。そこで感心したのは、「舞 […]

『機』2010年9月号:ミシュレの文学性 大野一道

前号   次号 「偏った歴史」  ミシュレの歴史の魅力は何といってもその文学性にある。それが最も感じられる作品の一つが本書(『フランス史III』)『十六世紀――ルネサンス』であろう。それゆえここでは彼のルネサンス史の特色 […]

『機』2010年9月号

目次 前号   次号 斃れる直前、三か月に亘り語り下ろされた半生を収録 レッスンする人 竹内敏晴 思い起こせば三十年 今野哲男 「身体」はどこまで「人間のもの」「私のもの」であるか? 「身体の歴史は始まったばかりである」 […]

『機』2010年9月号:レッスンする人 竹内敏晴

前号   次号 「目的」を疑いながら生きること  武術家にしても、目的を持っている武術家、つまり、何としても勝ちたいと考える人のことですが、そういうタイプの武術家が重用される社会というのはあるだろうし、むしろそれが社会と […]

『機』2010年8月号

目次 前号   次号 長崎・広島・沖縄を描いた新作能「戦争三部作」とは? 「戦争三部作」にかかわって 清水寛二 ノーベル賞作家O・パムクの初のベストセラー作品 ダンテの「新生」を連想させる作品 安達智英子 江戸後期、新し […]