本年1月に小社が刊行したミシェル・ヴォヴェル著『死とは何か』(上下巻)、立川孝一・瓜生洋一[訳]が、NPO法人日本翻訳家協会より、第55回日本翻訳出版文化賞を受賞いたしました。
同書は、心性の歴史家、プロヴァンスの革命史家ミシェル・ヴォヴェル(1933-2018)の主著であり、“死の歴史”の到達点と目される書で、長いこと邦訳刊行が待たれていました。
小社の刊行物が同賞を受賞させて頂くのは、2010年3~9月刊行の『身体の歴史』(全3巻)A.コルバン、J.-J.クルティーヌ、G.ヴィガレロ監修、鷲見洋一、小倉孝誠、岑村傑[監訳]に続いて、今回が四回目となります。
なお、それ以前に本賞を受賞させて頂いた小社刊行の書籍には以下があります。
2005年6月刊行、ベルナール=アンリ・レヴィ著『サルトルの世紀』石崎晴己[監訳]、澤田直、三宅京子、黒川学[訳] ⇒ 品切れ
1991年11月~1995年3月刊行、フェルナン・ブローデル著『地中海』(全5巻)浜名優美[訳] ⇒ 普及版
また、2016年1月刊行、ジョージ・ブルヌティアン著『アルメニア人の歴史 古代から現代まで』小牧昌平[監訳]、渡辺大作[訳]は、「翻訳特別賞」を受賞しています。