6月18日(日)『東京新聞』の藤田正勝さん(哲学者)のコラム「今週のことば」で、石牟礼道子『無常の使い』を大きくとりあげていただきました。
「50年くらい前までわたしの村では、人が死ぬと『無常の使い』というものに立ってもらった。必ず二人組で、衣服を改め、死者の縁者の家へ歩いて行ったものである。」(石牟礼道子)
――「無常の使い」という言葉にこめられた思いを、「死が単なる身体の死ではなく、絆で結ばれていた『人』の死であったからであろう」(藤田正勝氏)と読み解かれています。
6月18日(日)『東京新聞』の藤田正勝さん(哲学者)のコラム「今週のことば」で、石牟礼道子『無常の使い』を大きくとりあげていただきました。
「50年くらい前までわたしの村では、人が死ぬと『無常の使い』というものに立ってもらった。必ず二人組で、衣服を改め、死者の縁者の家へ歩いて行ったものである。」(石牟礼道子)
――「無常の使い」という言葉にこめられた思いを、「死が単なる身体の死ではなく、絆で結ばれていた『人』の死であったからであろう」(藤田正勝氏)と読み解かれています。