2018年08月05日

異形の明治

8/5東京新聞 「藤沢周さんの3冊の本棚」欄 【藤沢周氏】

 漱石はもちろん、山田風太郎、服部之総、池辺三山等々の著作から「明治初年」、つまり元年から十年くらいまでの混沌とした「明治の精神」に潜り込んだ。江戸から明治へ。光をも飲み込む時代の「黒暗淵」は、強烈なエネルギーと可能性のるつぼであることを発見。それを新たなルートで現代につないで生かすのである。
 化けの皮、はがれまくりの政治家センセイ方、明治を学び直したら如何。