「バルザック「人間喜劇」セレクション」（全13巻・別巻2）に続いて、エミール・ゾラ没100年にあたる2002年に発刊した、「ゾラ・セレクション」（全11巻・別巻1）。大変長らくお待たせしましたが、ついに別巻『ゾラ事典』を刊行しました！ 総頁624ページ!!
前回配本の『第12巻 書簡集』から、13年。発刊からは、なんと23年!!
長くかかりましたことをお詫び申し上げますとともに、ここにようやく、完結を宣言いたします!!
別巻の詳細は『ゾラ事典』のページをご参照いただきたいのですが、ゾラに関連するさまざまなテーマを扱ったこの事典は、ゾラに興味のある方々はもちろん、フランス文学、ヨーロッパ文学・社会、19世紀……などに興味のある方々にも、実に興味深い1冊になっていると思います。
ゾラは作家であり、ジャーナリスト（『時代を読む』）であり、文芸評論家（『文学論集』）でもあり、美術評論家（『美術論集』）でもありました。食品市場（『パリの胃袋』）、鉄道（『獣人』）、百貨店（『ボヌール・デ・ダム百貨店』）、金融・資本主義（『金』）……と、現代にもつながるテーマが盛り沢山です。
ぜひ、この機会に、シリーズ全体にご注目いただければ幸いです。
