2020年12月01日

NHK12月の「100分de名著」は『ディスタンクシオン』

小社では、創業当初の1990年4月にピエール・ブルデューの名著『ディスタンクシオン――社会的判断力批判 Ⅰ・Ⅱ』(石井洋二郎訳)を翻訳刊行して以来、30年に渡ってその販売を続けて参りました。

すでに大きな注目を集めていますとおり、今月のNHK-Eテレ「100分de名著」で本書が取り上げられることとなりました。番組では、ブルデューに大きな影響を受けたという社会学者・岸政彦さんが指南役となり、12月7日、14日、21日、28日の4回(毎週月曜日/午後10時25分~10時50分)にわたって、『ディスタンクシオン』が読み解かれることになります。

この機会に、より多くの読書子に本書を読んでいただきたいと考え、本書の[普及版]を刊行することとなりました。この普及版は本体価格を従来の各5900円から各3600円に大幅に抑え、版面を新たに組み直して、より読みやすいよう、活字も一回り大きくしました。

また、この普及版刊行と合わせて、本書の翻訳者である石井洋二郎氏による『ブルデュー『ディスタンクシオン』講義』も刊行いたします。『講義』では、難解な『ディスタンクシオン』のエッセンスを各章ごとに紹介しながら、この大著の世界に分け入っていきます。『ディスタンクシオン』を深く理解するための、最良の水先案内となることでしょう。

この機会に、この圧倒的な名著、社会学の金字塔を是非お手にとってみてください。