2020年11月30日

最近の木下晋氏関連情報

鉛筆のみで、人間存在の表層に刻まれた深淵を描きあげる画家、木下晋。
小社では、昨年12月に『いのちを刻む――鉛筆画の鬼才、木下晋自伝』を刊行させて頂きましたが、間もなく刊行から1年の時が経とうとしています。

木下氏は、その後も旺盛な制作活動を継続していますが、ここでは、最近の彼の活動を示す記事等をご紹介したいとと思います。

◆共同通信配信記事、11月6日『福井新聞』、11月12日『中国新聞』、11月15日『伊勢新聞』
これらの記事は、いずれも10月23日に東京都千代田区で行われた「木下晋さんの自伝出版を祝う会」の模様をお伝えしたものです。中村桂子氏、寺田農氏、建畠晢氏等から挙がった祝辞や賛辞に応えて、木下氏は本書を「これが自分の通過点という思いで作りました」と応答しています。

◆11月8日『美術手帖』12月号「絵画の見かた」 弓指寛治氏との対談「なぜ絵画を描くのか?」
ここでは、自死をテーマとする若き画家、弓指寛治氏と、それぞれの絵を描く必然性とそれを絵画へと昇華させる技術について、話し合っています。

◆11月18日『産経新聞』【アートウォッチ】「希望をありがとう」…来館者の熱い声続々 目黒区美術館「LIFE」展
昨日(11月29日)まで開催されていた「目黒区美術館コレクション展 LIFE ― コロナ禍を生きる私たちの命と暮らし」の黒沢綾子記者による観覧記です。木下氏の作品《無—Ⅱ》(1992年)が展示されていました。

◆11月10日『毎日新聞』毎日フォーラム・あしたの日本へ 俳優・看取り士 榎木孝明さ
『いのちを刻む――鉛筆画の鬼才、木下晋自伝』の編著者、城島徹氏が行ったインタビュー記事ですが、木下氏への言及もあります。