2025年04月16日

『表現者クライテリオン』5月号に新保祐司『美か義か』の書評掲載!

『表現者クライテリオン』書評欄に新保祐司著『美か義か 日本人の再興』の書評が掲載されました。評者は小野耕資さんです。どうもありがとうございます!
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本書において義の人と名指しされた人物が興味深い。目次に名前が挙がっている人物に限定すれば、内村鑑三、富岡鉄斎、保田與重郎、大伴家持、島木健作、山鹿素行、乃木希典、国木田独歩、中島敦、北畠親房、水戸天狗党、山中鹿之介といった人物である。彼らはみな過酷な運命にあって、しかもその中で屈せず自らの人生でその志を高らかに表現した。その「義」の内容はさまざまではあるが、いずれもある一定のイデオロギーに収まりきらない「純粋な何者か」(保田與重郎)である。
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