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経済

ニュー・エコノミーの研究
21世紀経済成長とは何か

商品の詳細

ニュー・エコノミーの研究

  • ロベール・ボワイエ
  • 井上泰夫=監訳  中原隆幸・新井美佐子訳
  • 四六上製 352ページ
    ISBN-13: 9784894345805
    刊行日: 2007/6
  • 定価: 4,536円

政策担当者・経営者・ビジネスマン必読書!

情報通信革命と経済・金融の真のつながりを明かす!
「規制緩和・IT・金融がインフレなき成長をもたらす」として90年代後半に急騰した米国株価と2000年3月のバブル崩壊――にもかかわらず、いまだ我が国の漠然とした“改革モデル”たるニュー・エコノミー神話。ニュー・エコノミーの実態を徹底分析し、肥大化する金融が本質的に抱える合理的誤謬(バブルの必然性)と情報通信革命が経済に対して持つ真の意味を解明する快著!

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目次

序 繰り返されるニュー・エコノミー幻想

序 章 ニュー・エコノミー研究の意義

ニュー・エコノミー的見解
ニュー・エコノミーという神話
本書の構成

第1章 ニュー・エコノミーという問題  ――1990年代の米国経済と経済理論

はじめに
1990年代のアメリカ経済
総合的分析の必要性  ――ミクロ ― マクロ分析と歴史 ― 比較分析
構造変化をリアルタイムで分析する難しさ
まとめ

第2章 ニュー・エコノミーのミクロ分析  ――市場の不安定性と組織の多様性

はじめに
情報のデジタル化とネットワーク化
情報産業の三部門
ニュー・エコノミーに適した組織モデル
まとめ

第3章 ニュー・エコノミーのマクロ分析
                    ――情報通信技術のみで説明できない経済成長

はじめに
ニュー・エコノミーとオールド・エコノミーの関係
未解決のソローのパラドクス
生産性上昇は一時的か持続的か
各部門への不均衡な影響
まとめ

第4章 ニュー・エコノミーの系譜  ――危機脱出のための米国経済政策と経済理論

はじめに
危機脱出の模索 ――1973―2000年
製品市場における規制緩和
競争的な労働市場
生活様式よりも生産様式を変えた情報化
軍縮と情報通信技術の民生利用
経済政策の新設計
金融イノベーションの多面性
国際化とアメリカ国内経済の連動
アメリカの制度設計を輸入すべきとする改革論
まとめ

第5章 ニュー・エコノミーの国際比較  ――米国モデルは唯一のモデルではない

はじめに
国際比較
高成長の条件
アメリカ的構図は模範か特殊か
制度的構図の多様性とハイブリッド化
情報通信技術の利用と生産
まとめ

第6章 ニュー・エコノミーの崩壊 ――IT神話と金融バブル

はじめに
ニュー・エコノミー崩壊の5段階
歴史の教訓を無視する危険
技術パラダイムと経済の関係
まとめ

第7章 ニュー・エコノミーとは何だったのか  ――技術と経済の歴史分析

はじめに
情報通信技術の役割の過大評価
三大神話の終わり
技術決定主義の誤り
レギュラシオン様式の不安定性
「ニュー・エコノミー / オールド・エコノミー」 図式の無意味
まとめ

第8章 21世紀の経済成長はいかにあり得るか  ――人間主導型成長モデル

はじめに
情報通信技術と企業の推進力
ネット経済とは何か
知識経済と情報経済の区別
人間主導型成長モデル
まとめ

結 論 長く続く未来

好況の影にすでに見えていた危機
技術決定主義の誤りと多様な制度変化
北欧におけるニュー・エコノミー
すでに成熟化した情報通信技術産業
シリコンバレーよりも強大なウォール街
競争の変容
投機とユートピアのはざま

謝 辞

〈インタビュー〉 経済成長と社会連帯の両立  ――北欧モデルと日本モデル


訳者あとがき
図表一覧
参考文献
索 引