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歴史

出雲を原郷とする人たち

商品の詳細

出雲を原郷とする人たち

  • 岡本雅享
  • 四六並製 352ページ
    ISBN-13: 9784865780987
    刊行日: 2016/11
  • 定価: 3,024円

「出雲」発の人びとの移動の歴史を足で辿る、異色の移住・文化史

神話の地・出雲から遠く離れた列島各地に、出雲という地名や神社が数多く存在するのはなぜか? 全国の「出雲」を訪ね歩くとともに、神話・伝承・考古学・郷土史を博捜し、「海の道」をメインに各地へ伸びた出雲文化の広がりを解き明かす。『山陰中央新報』好評連載、待望の単行本化!
★地図・写真多数

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目次


 発刊に寄せて  第84代出雲国造・出雲大社宮司 千家尊祐

 序 海の道のフロンティア――出雲からの人の移動、文化伝播の足跡を訪ねて

筑前国
周防国
越前国
加賀国
能登国
越中国
伊予・讃岐国
備後・安芸国
紀伊国
越後・佐渡国
信濃国
岩代国
武蔵国
上野国
大和国
山城国
播磨国
壱岐・新羅国へ

 あとがき

関連情報

 現在の島根半島が島で、今の杵築から美保関まで通り抜けできる海峡だったころ、波静かな海峡の両岸は、舟を休めるのに格好の場所であり、朝鮮半島東南部や九州北部を出航し本州北部沿岸を航海する人々が流れ着き、逗留し、住み着き、あるいは旅立っていったと思われる。東西航路の交流点――それが古代、人々が早くから出雲に住みつき、また出雲文化が、海の道を通じて拡がっていったゆえんではないか。
 出雲という地名や出雲神社が列島各地にある。それは出雲を原郷とし、あるいは経由した人々による移住の足跡ではなかろうか。出雲は、この列島に住む少なからぬ人々にとっての原郷なのではないか。列島各地に今も息づく出雲(地名)や出雲神社を中心に、その足跡を訪ね、原郷との縁を結び直す旅に出かけよう。
(本書「序」より)


岡本雅享(おかもと・まさたか)
1967年生。島根県出雲市出身。一橋大学大学院博士課程修了。福岡県立大学人間社会学部准教授。専門は社会学(多文化社会論)。
著書に『中国の少数民族教育と言語政策』(社会評論社、1999年)『民族の創出――まつろわぬ人々、隠された多様性』(岩波書店、2014年)など。