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経済

ユーロ危機
欧州統合の歴史と政策

商品の詳細

ユーロ危機

  • ロベール・ボワイエ
  • 山田鋭夫・植村博恭
  • 四六上製 208ページ
    ISBN-13: 9784894349001
    刊行日: 2013/02
  • 定価: 2,376円

ヨーロッパを代表するレギュラシオンの旗手が、独自なユーロ危機分析!

「ユーロ崩壊は唯一のシナリオではない、 多様な構図に開かれた未来がある」(ボワイエ)

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目次

序 論

第I章 ユーロ圏危機の無視された知的起源

第II章 制度的・歴史的分析こそが今日のユーロ圏危機を予想しえた

第III章 民主主義社会におけるユーロの政治的正統性に対する優雅な無視

第IV章 ユーロ圏危機の発生と展開における金融グローバリゼーションの役割

第V章 欧州理事会は何度も開かれたのに、
    なぜユーロの信認を回復できなかったのか


第VI章 ユーロの終焉か、ヨーロッパ合衆国か
    ――きわめて多様な構図に開かれた未来――

結 論

〈解説談話〉ユーロ危機の現状と日本へのメッセージ

 訳者あとがき
 参考文献

関連情報

■ロベール・ボワイエは、1980年代以来フランス・レギュラシオン理論の指導的経済学者であり、ミッテラン政権、ドロール欧州委員会など、欧州統合に向けたフランス左派のプロジェクトをつねに理論的にリードしてきた。1980年代に欧州統合が本格的に始動してから30年、いまロベール・ボワイエは欧州の現在に何をみているのであろうか。
■ユーロ危機論をめぐっては、すでに数々の解釈が提起されている。例えば、ポール・クルーグマンも、ユーロ危機はたんに放漫財政によって引き起こされたものではなく、ユーロの創設それ自体によって引き起こされたものだと厳しく看破している。本書におけるボワイエの分析は、これと共通するところがあるものの、レギュラシオン理論の指導的論客らしく、単一通貨ユーロのもとでの各国経済の調整様式の異質性とEU内の国際的ガバナンスの政治過程にまで踏み込み、他にはない独自なユーロ危機分析を提供している。
(「訳者あとがき」より)


■本書は、ユーロ創設当初の成功、ならびにギリシャで国家債務危機が爆発して以来の苦痛にみちた混乱について、一つの共通した解釈を提示する。単一原因論的な分析とちがって、本書が議論するのは、相互に関連する3つのプロセスが作用しあい、まことに複雑で特異なシステミック危機がもたらされたということである。
■2010年3月から2012年6月にかけて欧州理事会が何度も開かれたにもかかわらず、一方で危機の伝染を阻止し、同時に他方でユーロの信認を回復することが、なぜできなかったか?
■ユーロ危機はこの先もつづき、おそらく多くのサプライズが生まれるであろう。
(「まえがき」より)