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最後の人 詩人 高群逸枝

商品の詳細

最後の人 詩人 高群逸枝

  • 石牟礼道子
  • 四六上製 480ページ
    ISBN-13: 9784894348776
    刊行日: 2012/10
  • 定価: 3,888円

『高群逸枝雑誌』連載と未発表の「森の家日記」、最新インタビューを収録!

世界に先駆け「女性史」の金字塔を打ち立てた高群逸枝と人類の到達した近代に警鐘を鳴らした世界文学(『苦海浄土』)を作った石牟礼道子をつなぐもの。

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目次

最後の人 詩人 高群逸枝
 第一章 森の家
 第二章 残 像
 第三章 霊の恋
 第四章 鏡としての死

〈補〉「最後の人」覚え書
 森の家日記
 「最後の人」覚え書 ――橋本憲三氏の死
 朱をつける人 ――森の家と橋本憲三
  『高群逸枝雑誌』終刊号「編集室メモ」より
 高群逸枝との対話のために ――まだ覚え書の「最後の人・ノート」から

〈インタビュー〉高群逸枝と石牟礼道子をつなぐもの

  [附]『現代の記録』創刊宣言
  [附]“隠れ”の思想と、壮大な自己復権


あとがき
高群逸枝・石牟礼道子関連年譜(1894-1980)
初出一覧

関連情報

高群逸枝 (たかむれ・いつえ 1894-1964)
女性史学の樹立者・詩人。
熊本県下益城郡豊川村生まれ。熊本女学校修了後小学校の代用教員となる。その頃、橋本憲三と出会う。1918年旅先から送った「娘巡礼記」が『九州日日新聞』に連載される。長編詩『日月の上に』と『放浪者の詩』の出版で“天才詩人”の名声を得る。30年、女性アナキストを結集して「無産婦人芸術連盟」を結成、機関誌『婦人戦線』を創刊(~31年6月)。31年7月から東京・世田谷の通称「森の家」にこもり、面会謝絶を掲げ一日10時間の勉学を終生つづける。夫の橋本憲三は全面的協力者となった。
代表作は『大日本女性史』第1巻の「母系制の研究」(38年)、『招婿婚の研究』(53年)。日本古代の母系制の遺存を論証、家父長制下の家族制度が、歴史の始めからの固定的制度ではないことを明らかにして女性解放論に学問的根拠を与えた。他に新女性主義を掲げる『恋愛創生』(26年)、通史『女性の歴史』全4巻(54-58年)、『大日本女性人名辞書』(36年)ほか著書多数。死後に橋本憲三編集『高群逸枝全集』全10巻(66-67年)が出版された。


石牟礼道子 (いしむれ・みちこ 1927- )
1927年、熊本県天草郡に生れる。作家。
『苦海浄土――わが水俣病』は、文明の病としての水俣病を鎮魂の文学として描き出す。1973年マグサイサイ賞。1986年西日本文化賞。1993年『十六夜橋』で紫式部文学賞。2001年度朝日賞。『はにかみの国――石牟礼道子全詩集』で2002年度芸術選奨文部科学大臣賞。2002年7月、新作能「不知火」が東京で上演、2003年には熊本、2004年8月には水俣で奉納上演。池澤夏樹個人編集『世界文学全集』(河出書房新社)に、日本文学の中で唯一、『苦海浄土』(全3部)が収録される。
『石牟礼道子全集 不知火』(全17巻・別巻1)が2004年4月から藤原書店より刊行中。他に『石牟礼道子・詩文コレクション』(全7巻、2009~10年、藤原書店)などがある。