目次
日本の読者へ アラン・コルバン
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まえがき アラン・コルバン、ニコル・ルメートル、フランソワーズ・トラモン、
カトリーヌ・ヴァンサン
第Ⅰ部 はじめに――キリスト教の歴史の始まり(1―5世紀)
第1章 キリスト教の出現
ナザレのイエス――ユダヤ人の預言者か、それとも神の子か
人はナザレのイエスの生涯をどのように知っているか /何が確かなのか /イスラエルの改革者 /社会的連帯というショッキングな選択 /メシア信仰
最初の契約の中で――ユダヤの社会環境
様々な宗派の出現 /信仰と信者の務め
パレスチナのユダヤ教起源のキリスト教共同体
パウロとキリスト教の最初の発展
パウロは「最後の使徒」であり、最も偉大な使徒でもある /伝道の重要な拠点 /ローマ帝国の組織網の中でのパウロの伝道 /キリスト教伝道のネットワーク /キリスト教の普遍性
第2章 「この世にあってこの世のものではない」キリスト教徒として生きる
(『ディオグネートスへの手紙』)
迫害されるがローマ帝国に服従する(311年まで)
「わたしたちはあなたがたとともに生きている」のだが――キリスト教徒とその時代の風俗
様々な批判に答えて――アリステイデスからテルトゥリアヌスまでの護教論者
第3章 ローマ帝国がキリスト教国化するとき
コンスタンティヌスからテオドシウスまで――皇帝の改宗から帝国の改宗まで
キリスト教国としてローマ帝国を考えること――政治神学と歴史神学
「キリスト教ローマ」、「永遠のローマ」――古代後期にローマ教会が獲得した地位
第4章 信仰を規定する
異端と正統
キリスト教の競争相手たち――グノーシス主義とマニ教
4世紀と5世紀における正統教義の練成
第5章 キリスト教組織の構築
諸教会を組織する
キリスト教の入信の祭儀、礼拝、典礼
空間のキリスト教化と時間のキリスト教化
貧者の尊厳と慈善活動の実践
完徳を求めて――禁欲と修道制
第6章 信仰を確立したキリスト教知識人――教会教父たち
バシレイオス、ナジアンゾスのグレゴリオス、ヨアンネス・クリュソストモス
カイサリアのバシレイオス(330―379年頃)――行動する神学者 /ナジアンゾスのグレゴリオス(330―390年頃)――詩人神学者 /ヨアンネス・クリュソストモス(344/354―407年)――繊細な心
ヒエロニュムスと『ウルガタ』
聖アウグスティヌスとその思想の影響力
第7章 「地の果てまで」福音を伝える
五世紀におけるローマ帝国内地中海域のキリスト教化
ローマ帝国周縁のキリスト教徒たち
ペルシャの教会 /アルメニア――最初のキリスト教王国 /グルジアの改宗 /エチオピアへのキリスト教の導入
ローマ帝国内外におけるキリスト教徒の「蛮族」
第Ⅱ部 中世――暗黒伝説でも黄金伝説でもなく(5―15世紀)
第1章 安定化と拡大
聖ベネディクトゥス(547年頃没)――西方修道士の父
聖ベネディクトゥスとベネディクトゥスの戒律 /修道士の務め /クリュニーの封建領主たち(910―1150年)
大グレゴリウス――西欧の司牧者
紀元千年頃――「新しいキリスト教諸国」
ローマ、ラテン教会の長(11世紀以降)
ビザンティウム/コンスタンティノポリスと西方教会――一致と差異化
クレルヴォーの聖ベルナルドゥス(1153年没)とシトー会士たち
シトー会、または原初の修道生活の純潔への束の間の回帰(1098―1220年)
大聖堂
第2章 肯定、異議申し立て、司牧の応答
第一回十字軍(1095年)とその影響
様々な異端(12世紀)
異端審問(13世紀)
世界の終末
第四ラテラノ公会議(1215年)――司牧の躍進
フランチェスコ、アッシジの貧者(1226年没)
托鉢修道会
トマス・アクイナス(1274年没)
第3章 救いに向けての尽力
煉獄と来世
聖人崇敬、聖遺物、巡礼
聖母マリア
慈善事業の急増(12―13世紀)
聖体崇敬(13世紀)
ヤン・フス(1415年没)
神の探求――東方と西方の神秘主義
ビザンティンの神秘主義 /西方の神秘主義
『キリストにならいて』
第Ⅲ部 近代――多元主義の修行時代(16―18世紀)
第1章 宗教改革の途
エラスムスとルター――人間存在の自由あるいは隷属
聖書の極みまで――改革の急進主義者たち
カルヴァン――選び、召命、労働
選びと召命 /召命としての労働
英国国教会の中道の途――緩慢な構築
「ヘンリーの改革」(1534―1547年) /エドワード六世の治世とプロテスタントの時代(1547―1553年) /メアリー・テューダーとローマ教会の時代(1553―1558年) /エリザベスと政治の優位(1558―1603年)
第2章 敵対と闘争
イグナティウス・デ・ロヨラとイエズス会士の冒険
近代の異端審問所
新しい典礼、あるいは古くからの典礼か
心と火と山の神秘家
「受肉」と従属の神秘家
ジャンセニスム――厳格主義の誘惑と反抗の心性のあいだで
第3章 世界を宣教し統率する
遠方のキリスト教
アメリカとアジアへ /アフリカ布教(16―20世紀)
「キリスト教国において教育すること」
トリエント公会議のイメージ――秩序と美
ローマとジュネーヴ――コミュニケーションの新しきエルサレム
第4章 感性の新しい地平
バッハ――国境を越えた音楽
聖書考証の誕生(16世紀と17世紀)
文献学、考証、論争 /聖書と科学 /聖書と政治 /啓蒙時代に向かって
プロテスタントの刷新――覚醒運動を介して、敬虔主義からペンテコスタリズムへ
聖人と国家(14―20世紀)
ロシア正教会――一枚岩と分裂(16―18世紀)
総主教制から宗務院へ――官僚化された教会 /ストグラーフからラスコールへ――規律と分離
第Ⅳ部 現代世界への適応の時代(19―21世紀)
第1章 聖書註釈の展開と信仰の諸形態
聖書と宗教史(19―20世紀)
アルスの小教区司祭、ジャン=マリ・バティスト・ヴィアンネー(1786―1859年)
マリア神学と聖母信仰の刷新
幼きイエスのテレーズ(1872―1897年)
ピウス十世、霊的な幼年時代と私的な聖体拝領
宗教芸術をめぐる論争の二世紀
第2章 現代世界に直面するキリスト教教理
非妥協的なカトリシズム――「ピウス九世の時代」(1846―1878年)
回勅「レールム・ノヴァールム」(1891年)とカトリック教会の社会教説
20世紀のキリスト教とイデオロギー
第二ヴァチカン公会議(1962―1965年)
産児制限に直面するカトリシズム
第3章 地球規模でのキリスト教
オスマン帝国時代(15―19世紀)の東方キリスト教の長い歴史への回帰
隷属した教会組織 /霊的生活と「国民的正教会」への帰属意識
19世紀と20世紀の宣教活動
国際的な動員 /世界的組織網と不均衡な成果 /二つの世界のあいだの境界領域 /西洋の宣教と普及 /西洋における宣教の危機と変容
北アメリカのプロテスタンティズム
エキュメニズムから宗教間対話へ進むか
原注・訳注
キリスト教用語解説
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