2002年12月01日

『機』2002年12月号

目次

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EU統合が進行する中、今こそ「ヨーロッパ」を問う
一哲学者が語るヨーロッパ フィリップ・ラクー=ラバルト (聞き手)浅利誠

日中国交正常化三十周年記念出版 『時は流れて』好評発売中!
日中の未来が世界を開く ──『時は流れて』出版記念会に招かれて── 劉徳有

現実の「われ」を踏み越え、「われ」の根源に迫る「作家の現場」で語りあう!
「われ」の発見 鶴見和子

文学の“世界システム”の存在を初めて解析した『世界文学空間』12月刊行!
世界文学空間とは 岩切正一郎

アーレントの政治思想のエッセンスを明解に論じた格好の入門書!
アーレントの現代的意義 杉浦敏子

ヨーロッパのオリエント学を一新したベルナール・フランク教授七回忌に寄せて
仏教の普遍性を追い求めて マセ美枝子

E・バリバール氏来日報告
ブルデューの墓に詣でる 加藤晴久

連載・triple ∞ vision 21
吹っ飛ぶような「愛」──井上有一 吉増剛造

連載・編集とは何か(第3期) 11(最終回)
編集者の仕事 松居 直

連載・思いこもる人々 22
貧しい暮らしにも、激しい恋にも純粋にむかって名作を書かれた 樋口一葉女史 岡部伊都子

連載・帰林閑話 99
国家  一海知義

連載・GATI 37
ユーラシアを貫流する女神、アナーヒター  ──湿潤にして強力かつ汚れ無き者(アルドウィー・スーラー・アナーヒター)/「女神」考5  久田博幸

リレー連載・いのちの叫び 49
ハトのつれあい  吉田直哉