2007年09月01日

『機』2007年9月号

目次

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いかにわれわれはマルクスの遺産を相続しうるのか? 待望の完訳!
マルクスの亡霊たち ジャック・デリダ

われわれの日常を侵食する便利で空虚なことば
プラスチック・ワードの蔓延 糟谷啓介

地中海と大西洋、二つの海の体験から生まれた「日常の歴史」。
ブローデル歴史学への航海 モーリス・エマール

自然界に多様に存在する性のあり方から歴史を捉え直す
媒介する性――ひらかれた世界にむけて 河野信子

「戦後文学」を問い直す、 画期的シリーズ!。
廃墟からのスタート 小沢信男

島原の原城に立て籠もった人びとはどんな幻を見たのか?
母の本心 石牟礼道子

21世紀と後藤新平 Part3
自治の創生と地方分権

鶴見和子さん一周忌の集い

【連載】今、なぜ後藤新平か 25
後藤新平と新渡戸稲造―― 「衛生・パブリック」と「公共」・ソシアリティ」 ―― 湊晶子

【リレー連載】いま「アジア」を観る 57
人無遠慮 必有近憂 王智新

【連載】生きる言葉 6
世界史という言葉 粕谷一希

『ル・モンド』紙から世界を読む 55
ハリポタを原文で 加藤晴久

【連載】triple ∞ vision 76
鏡花フィルム――逗子 吉増剛造

【連載】帰林閑話 154
色いろいろ 一海知義

【連載】GATI 92
境界・結界としての縄張り、しめ縄 ―― ねじれ・旋回・渦巻く姿はエネルギーの発露/「龍と蛇」考 ⑭ ―― 久田博幸