1998年03月01日

『機』1998年3月号

目次

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世界を代表する感性の歴史家コルバン来日! 最新著の魅力を語る
記録を残さなかった人間の記録  アラン・コルバ

紫式部と樋口一葉の間に女流文学者は存在したか? 『江戸女流文学の発見』刊行
江戸女流文学が育った大名の藩邸  門 玲子

サンドとフロベールが交した、文学史上最も美しい三百余通の往復書簡を本邦初紹介『往復書簡 サンド=フロベール』
二人の老吟遊詩人の対話  持田明子

〈共生〉とは何か? 病を得て劇的に深化したエコロジーの粋!
わたしのアニミズム、水俣 ――水俣とエコロジーをつなぐもの――  鶴見和子

連載・人間・鶴見和子 5
原始の力よみがえる、和子先生  石牟礼道子

連載・〈往復書簡〉バルザック「人間喜劇」をめぐって 17
パリ式“いき”の構造  山田登世子

連載・文壇畸人列伝 2
詩と政治との間  ──中野重治──  石田健夫

リレー連載・大震災三年 3
被災者はもう待てない  中島絢子

連載・帰林閑話 48
知 命  一海知義

リレー連載・取次・書店からの提言 48
取次を通さないもうひとつの流通  前田浩彦(模索舎)