書評・紹介
帝国以後
6/27 朝日新聞 読書面 「ゼロ年代の50冊」欄
本書はあまたある俗流反米本とは次元が異なる。著者はエマニュエル・トッド。識者アンケートで政治学者の広岡守穂さんが「家族形態がルネサンス後のヨーロッパ史の違いを決定づけたという『新ヨーロッパ大全』での説以来、彼の本には注目している」という人口学者、人類学者だ。
識者アンケートで文芸評論家の田中和生さんが「9・11以降の新しい世界像をいちはやく提示した」と評価。読者の神奈川県・萩谷篤思さんは「人間は物事を実質より見かけやブランドで判断し、過ちを起こ犯す。日本人のアメリカに対する判断も同じかもしれない。沖縄基地問題などで検討する上で参考となる」、神奈川県の片山豊さんも「日米の同盟関係はこのままでいいのか考えさせられた」と書いてきた。


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