書評・紹介

時代を「写した」男 ナダール 1820-1910

12/23 図書新聞(第3332号) 「17年下半期読書アンケート」 【小倉孝誠氏】

写真家であるのみならず、ジャーナリスト、作家、諷刺画家、気球飛行家など多面的な相貌をもつナダールの評伝で、未刊行資料も参照した文字どおりの大著。彼の活動の軌跡をたどりながら、19世紀フランスの社会・文化空間を鮮やかに浮き彫らせる。

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声なき人々の戦後史 (上)

12/23 図書新聞(第3332号) 「17年下半期読書アンケート」 【金平茂紀氏】

労働現場で何が失われてきたのかを労働者の視点から誠実に問うた戦後史総括の試み。

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改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』 演出家としてのベケット

12/17 朝日新聞 【保坂正康氏】

 ベケットの生の軌跡や演劇観を追いながらまとめた本書は、この不条理劇そのものが20世紀後半の人間像を示しているとの分析を試みている。斬新なモチーフで、確かに人々は何かを求めていたのである。

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