書評・紹介

日本とは何か 岡田英弘著作集(全8巻) 第3巻

5/31 毎日新聞 「社会」面(訃報)

詳細ページへ

歴史とは何か 岡田英弘著作集(全8巻) 第1巻

5/31 読売新聞 「社会」面

■岡田英弘さん死去 世界史研究

詳細ページへ

春の城 ほか 石牟礼道子全集・不知火 第13巻 (全17巻・別巻一)

5/24 毎日新聞夕刊 「特集ワイド」面(「田中優子の江戸から見ると」) 【田中優子氏】

 今年の4月、「吉里吉里忌」に招かれて「井上ひさしと江戸」という講演をおこなった。考えこんだのは「吉里吉里国」の可能性である。日本の中に異なる法律や考え方の国がもしあったら? いや、できることなら作りたい。今の日本はいやだ。そういう感覚は、実は日本の歴史のなかにたびたび見受けられる。
 必要があって「夜明け前」を再読していたら、「ここにもあったか」と思った。

石牟礼道子の「春の城」は、島原天草一揆を起こした切支丹たちを書いた歴史小説である。重税を課し内面(信仰)への干渉をおこなう苛政に対して、切支丹たちは「アニマ(魂)の国」を対峙した。これら「もうひとつの国」の共通点は、「戦い合う場所」ではなく「他者と支え合う場所」という点である。

詳細ページへ