書店様向け情報

フェアのご案内
2009年2月

山下範久氏セレクト「帝国化する世界システム」フェアのご案内

 ウォール街のメルトダウンを機に、金融・経済危機が全世界に拡がりを見せ、いまだ終焉の気配はありません。アメリカをはじめとする各国が、果敢な金融政策によって、なんとか資本主義の枠内で治療を施そうとしてますが、果たして今回の危機は、そのような手段で切り抜けることはできるのでしょうか。

 この度、小社では、イマニュエル・ウォーラーステインの日本人唯一の愛弟子、山下範久氏(立命館大学准教授)のご協力のもと、「帝国化する世界システム――人類史的パースペクティヴのための99冊+α」と題し、この状況を読み解くひとつの視座を探るフェアを企画いたしました。

 すでに90年代以降、ウォーラーステインは一貫して「資本主義の限界」や「アメリカの衰退」を論じ続けていますが、ようやく巷でも同様の言説が溢れ始めている今こそ、ウォーラーステインのその透徹した長期的視点がどこから生まれてきたのか、それを問うことが重要な意味をもちつつあります。

 ウォーラーステイン思想を知悉し、それを拡張した最新著『現代帝国論』を刊行したばかりの山下氏に、ウォーラーステインの知的源泉であるF・ブローデル、同じく「アメリカ」という問題を衝いた『帝国以後』E・トッドをはじめ、「アメリカの衰退」以後の世界を見通す長期的視野を提供する、最重要文献をリストアップしていただきました。

 ぜひぜひ、フェアのご展開をお願いいたします。
 フェアリスト、パネルなどのご用命は、
溝尻 mizo[a]fujiwara-shoten.co.jp([a]を@にして下さい)まで。

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現在以下の書店で好評展開中です。
ジュンク堂書店新宿店 6F社会書コーナー
ジュンク堂書店池袋本店 4F人文書コーナー
立命館大学生協存心館
紀伊國屋書店新宿本店 4F人文書コーナー

2008年8月

子安宣邦氏セレクト「昭和を考える――戦争と平和とアジア」フェア

昭和とは何であったか』刊行にあわせ、著者の子安宣邦さんに「昭和を考える――戦争と平和とアジア」と題しブックリストを選書していただきました。

精力的に刊行される著作はことごとく書評などで紹介され、多くのファンをお持ちの子安さんが選ぶ40冊!! 既に夏のフェア企画は固まってらっしゃる時期かとは思いますが、この企画に乗り換えない手はございません!

自信を持ってご案内するこのフェア、パネルや拡材なども勿論ご用意いたします。
ご関心お持ちいただけましたら、お気軽に各担当までご相談下さい。

 

昭和とはまさしく現代史である。
日本が世界の列強の一として位置を占め、アジアを背景に世界に向かって自己主張していったのが昭和である。
この自己主張は軍事的には戦争として示された。昭和とは戦争と、戦争を引きずった時代である。
この時代に日本の知識人たちはどのような自己(日本)理解をし、どのように思想表現していったのか。
「近代の超克」「世界史の哲学」「東亜協同体論」とはそうした自己理解を代表する。
ここに掲げたブックリストは、この昭和を解読するための指針である。それは解読に必要な資料であり、視点であり、方法であり、その作業の代表例である。

2008年7月 子安宣邦