著者紹介

金子兜太

金子兜太(かねこ・とうた) 1919年生まれ。2018年逝去。俳人の父、金子伊昔紅の影響で早くから俳句に親しむ。27年、旧制水戸高校に入学し、19歳のとき、高校の先輩、出沢珊太郎の影響で作句を開始、竹下しづの女の「成層圏」に参...

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石牟礼道子

ことばの奥深く潜む魂から“近代”を鋭く抉る鎮魂の文学

石牟礼道子(いしむれ・みちこ) 1927年、熊本県天草郡に生れる。詩人。作家。2018年歿。 1969年に公刊された『苦海浄土』は、水俣病事件を描いた作品として注目され、第1回大宅壮一ノンフィクション賞となるが、辞退。1973...

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金時鐘

植民地下朝鮮から在日を生きぬく詩人であり思想家

金時鐘(キム・シジョン) 1929年(旧暦1928年12月)朝鮮釜山に生まれ、元山市の祖父のもとに一時預けられる。済州島で育つ。48年の「済州島四・三事件」に関わり来日。50年頃から日本語で詩作を始める。在日朝鮮人団体の文化関...

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エマニュエル・トッド

歴史観・世界像に革命をもたらした家族人類学

 世界中の家族制度の緻密な歴史的統計調査にもとづいて、従来の「常識」を覆すかずかずの問題提起をなす、今もっとも刺激的な知識人。  共産主義はなぜ先進資本主義国でなく、ソ連・中国……で実現したのか? マルクス主義が説明できないこの事実をトッド...

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フェルナン・ブローデル

総合科学としての歴史学を確立した最高の歴史家

 ヨーロッパ、アジア、アフリカを包括する文明の総体としての「地中海世界」を、自然環境・社会現象・変転きわまりない政治という三層を複合させ、微視的かつ巨視的に描ききった20世紀歴史学の金字塔『地中海』を著した「アナール派」の総帥。  国民国家...

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イバン・イリイチ

現代文明の根源を問い続けた思想家

1960~70年代、教育・医療・交通など産業社会の強烈な批判者として一世を風靡するが、その後、文字文化、技術、教会制度など、近代を近代たらしめるものの根源を追って「歴史」へと方向を転じる。現代社会の根底にある問題を見据えつつ、「希望」を語り...

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ピエール・ブルデュー

20世紀最後の世界的「知識人」― 超領域の人間学

 構造主義的決定論(レヴィ=ストロース)と主体の哲学(サルトル)の二項対立をのりこえる諸概念を駆使し、人文社会科学のあらゆる分野を横断した「超領域の人間学」者。  コレージュ・ド・フランス教授の職務にとどまらず、社会学の共同研究はもちろん、...

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ロベール・ボワイエ

レギュラシオン理論の旗手

マルクスの歴史認識とケインズの制度感覚の交点に立ち、アナール派の精神を継承、さらには、ブルデューの概念を駆使し、資本主義のみならず、社会主義や南北問題をも解明する全く新しい経済学=「レギュラシオン」理論の旗手。現在は、数理経済計画予測研究所...

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ダニー・ラフェリエール

「日本人が私の本を読むとき、私は日本作家になっているのです」

Dany Laferrière(1953- ) 1953年、ハイチ・ポルトープランス生まれ。小説家。4歳の時に父親の政治亡命に伴い、危険を感じた母親によってプチコアーヴの祖母の家に送られる。彼にとっての「最初の亡命」であり、創作の原点と後に...

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エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ

アナール派第三世代の最重要人物

アナール派第三世代の総帥として、人類学や、気象学・地理学を初めとする自然科学など、関連する諸科学との総合により、ブローデルの〈長期持続〉を継承し、人間存在の条件そのものの歴史を構想する。...

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