『機』2004年12月号

目次 前号   次号 『まごころ』、今月刊行! 「ほんものの人間、ほんとうの歴史」 鶴見俊輔+岡部伊都子 別冊「環」⑨『脱=「年金依存」社会』、今月刊行! 〈座談会〉年金は必要か否か 神野直彦+田中優子+原田泰+田中秀臣 […]

『機』2004年12月号:愛の歴史へのプロローグ D・シモネ

前号   次号 愛の歴史を紡ぎ出す  本書はもっとも偉大な歴史家、哲学者、作家たちとともに、愛という情熱的な冒険を論じる試みである。誘惑、出会い、情熱、エロティシズム、性、結婚、貞節……かつて西洋では人々がどのように愛し […]

『機』2004年11月号

目次 前号   次号 「後藤新平の全仕事」、遂に今月発刊! 後藤新平を掘り返す 青山やすし 鶴見祐輔と後藤新平 粕谷一希 余りに早すぎた後藤新平の活動 御厨貴 祖父・後藤新平を語る 鶴見和子 「後藤新平の全仕事」を推す  […]

『機』2004年10月号

目次 前号   次号 〈ジョルジュ・サンド セレクション〉、遂に発刊! 筆一本で立った女性 鶴見和子 サンド、自由な女性 M・ペロー ユダヤ=キリスト教の彼方へ 大野一道 『環』19号〈特集・いま「平和」を問う〉、今月刊 […]

『機』2004年10月号:ユダヤ=キリスト教の彼方へ 大野一道

前号   次号  ジョルジュ・サンドの『スピリディオン』は十八世紀イタリアの、ある修道院を舞台にした小説である。ほぼその一世紀前にその修道院を創設した修道士スピリディオンは、最終的に自らが到達した信仰の真実を書き記した文 […]

『機』2004年10月号:イリイチ平和論の根源性 鈴木一策

前号   次号 コモンズにしかけられた戦争  高度成長以前、豊かな養生の知恵が確実に存在した。旅の疲れに足の三里、冷えには足指の裏内庭(ツボのひとつ)に灸を据える。山野に自生するゲンノショウコはその名のとおり下痢に、苦い […]

『機』2004年9月号

目次 前号   次号 〈藤原映像ライブラリー〉、遂に今月発刊! 人間の罪を引き受けた人びと 鶴見さんの肉声の吸引力 『脱商品化の時代』『イラクの未来』、今月同時刊行! 脱商品化に向けて I・ウォーラーステイン 〈座談会〉 […]

『機』2004年9月号:内田義彦の問い 山田鋭夫

前号   次号 分業社会のかかえる難問  内田義彦はアダム・スミスについての勉強から出発した。スミスといえば『国富論』で知られ、またその冒頭の分業論は格別に有名だ。未開社会では全員が働き、近代社会では働かない者が多数いる […]

『機』2004年8月号

目次 前号   次号 32ヶ国語に翻訳の世界的ベストセラー、10月中旬刊! 「東方に輝く星現れる!」 和久井路子 〈石牟礼道子全集・不知火〉5『西南役伝説』9月刊! 近代の奈落と救済としての歴史 佐野眞一 【リレー連載】 […]

『機』2004年8月号:近代の奈落と救済としての歴史 佐野眞一

前号   次号  「わし共、西郷戦争ちゅうぞ。十年戦争ともな。一の谷の熊谷さんと敦盛さんの戦さは昔話にきいとったが、実地に見たのは西郷戦争が始めてじゃったげな。それからちゅうもん、ひっつけひっつけ戦さがあって、日清・日露 […]