『機』2003年3月号

目次 前号   次号 文明社会の崩壊を予言し、人類の希望を語った思想家の死の波紋 イリイチのための饗宴 B・ドゥーデン ブローデル的問題系のエッセンスをコンパクトに呈示!『入門・ブローデル』今月刊行! 歴史学における「絶 […]

『機』2003年3月号:スコットランド・ルネッサンス 北政巳

前号   次号 大英帝国「世界制覇」のエネルギー源としてのスコットランド 「近代経済倫理」の発祥地  今日の日本の生活文化は、大半は幕末・明治以降の欧米文化の影響が大である。 著者の主張は、思想・社会制度をはじめ学問・技 […]

『機』2003年2月号:「全体史」について P・ブローデル

前号   次号 人文社会科学の総合をなしとげた『地中海』の著者、決定的伝記 「全体史」の語義をめぐって  ロジェ・シャルチエの書いた第十九回歴史科学会議についての報告が二〇〇〇年八月十七日の『ル・モンド』紙に出た。八月初 […]

『機』2003年2月号:「日米二国間主義症候群」の克服 姜尚中

前号   次号 「日米関係」に依存してきたわれわれは何を失ってきたか! 「二国間主義症候群」  本書は、日米という、超大国と経済大国との同盟関係を、東北アジアさらにはグローバルな世界的コンテクストのなかで見直し、新しい世 […]

『機』2003年2月号:現代日本人の生のゆくえ 島薗進

前号   次号 揺れ動く現代日本人の心の実像を丹念な聞きとりから描き出す! 従来と異なる対話的アプローチ  その人の生きがいを語る言葉を引き出すために、こんな質問をする。人生観、価値観についての会話を進めながら、ツボに入 […]

『機』2003年2月号:物質循環の実態と展望 白鳥紀一

前号   次号 政府主導の「循環型社会」を実践レベルで問い直す! 人口の循環・自然の破壊  循環型社会形成推進基本法が施行されて、三年近く経った。循環型社会という言葉も、国内ではよく聞かれる。さて、その内実はどうだろうか […]

『機』2003年2月号

目次 前号   次号 人文社会科学の総合をなしとげた『地中海』の著者、決定版伝記 「全体史」について P・ブローデル 「日米関係」に依存してきたわれわれは何を失ってきたか! 「日米二国間主義症候群」の克服 姜尚中 日本人 […]

『機』2003年1月号:若き読者へ 杉原四郎

前号   次号  私がはじめて教壇に立ったのは敗戦直後。二十六歳の私が学生に一読を推めたのは、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』であった。本書に丸山眞男や鶴見俊輔が強い感銘をうけたことが、末尾に丸山が書いた回想にでてく […]

『機』2003年1月号:東アジアの思想家、河上肇 三田剛史

前号   次号 近代中国に最大の影響を与えた日本人思想家 河上肇との出会い  『貧乏物語』の作者として『岩波文庫解説目録』で見かけたのか、戦前期のマルクス経済学者として日本史の教科書でその名を覚えたのか、私が河上肇(一八 […]

『機』2003年1月号

目次 前号   次号 “近代”を最もラディカルに問うた偉大な思想家の死 追悼 イバン・イリイチ  ──世界各紙の追悼記事より── 「ゲヌス」と新しい身体史からみた民俗学の対象(抄録) B・ドゥーデン 『杉原四郎著作集』( […]

『機』2002年12月号:アーレントの現代的意義 杉浦敏子

前号   次号 アーレント政治思想のエッセンスを明解に論じた格好の入門書! アーレント・ルネッサンス  ハンナ・アーレントはドイツ系ユダヤ人として一九〇六年ドイツ北部に生れ、ハイデガー、ヤスパースに学び気鋭の哲学者として […]

『機』2002年12月号

目次 前号   次号 EU統合が進行する中、今こそ「ヨーロッパ」を問う 一哲学者が語るヨーロッパ フィリップ・ラクー=ラバルト (聞き手)浅利誠 日中国交正常化三十周年記念出版 『時は流れて』好評発売中! 日中の未来が世 […]