『機』2003年6月号:患者学のすすめ 上田敏+鶴見和子

前号   次号 患者が人間らしく主体的に生きるために ひとりひとりに応じた目標を 上田 私たちは、最初のゴールとして、鶴見さんは車椅子でもいいから、着物を着て、講演をなさる、できれば外国まで行って英語で講演なさるという、 […]

『機』2003年6月号

目次 前号   次号 琉球から「近代」を問い直す 沖縄こそ真のニライカナイ 岡部伊都子 <対談>「清(ちゅ)ら」の思想 岡部伊都子+海勢頭豊 伝説のミュージシャンが沖縄の美しい精神世界を初めて語る 清(ちゅ)ら島の真振( […]

『機』2003年5月号:邂逅(かいこう) 多田富雄・鶴見和子

前号   次号 片麻痺の病の中、二人は出会い、日本の学問の新しい地平を開く 多田富雄さんへ  多田先生、こんにちは。いかがでいらっしゃいますか。  同病ですけれども、私は最近事故を起こして転倒いたしまして、大腿骨にひびが […]

『機』2003年5月号

目次 前号   次号 近代化、中央集権化の限界を原点から問い直す!『環』第13号5月刊行! 今、「明治維新」を問う 毛利敏彦・速水 融・榊原英資 「アジアの中の日本」という自己認識を歴史の深部からとらえる!『アジア太平洋 […]

『機』2003年5月号:脱近代へ 北沢方邦

前号   次号 数多の近代批判論の限界を突破し、新たな社会構築の糸口を示す! 新保守主義者の誤算  九・一一事件(いわゆる同時多発テロ)以後、世界は否応なしに確実に変わってしまった。  一九九〇年代の好況と経済のグローバ […]

『機』2003年4月号

目次 前号   次号 欧米で話題の『帝国以後』、4月刊行! 帝国以後、世界は? 池村俊郎 インターナショナルな新世代大学運動、「アレゼール」の誕生! マニフェスト 個別大学の「改革」から大学界の「改造」へ アレゼール・日 […]

『機』2003年4月号:帝国以後、世界は? 池村俊郎

前号   次号 「帝国」アメリカの崩壊を予言し、欧米に波紋を巻き起した話題作の完訳! アメリカの衰退は始まっている  ブッシュ米政権がイラク攻撃の準備を開始した昨年九月前後から、フランスで「アメリカもの」の話題作が相次い […]

『機』2003年4月号:「東亜」から「東アジア」へ 子安宣邦

前号   次号 近代日本の「アジア」認識から、我々の過去を問い、現在を照らし出す  昨年六月、台湾大学で「東亜文化圏の形成と発展」という主題による国際学術シンポジウムが開かれた。私がこの会議に提出した論文「『東亜』概念と […]

『機』2003年3月号:歴史学における「絶対」の探究 尾河直哉

前号   次号 ブローデル的問題系のエッセンスをコンパクトに呈示! 「絶対」に漸近する道  バルザックに『知られざる傑作』という短編がある。架空の天才画家フレンホーフェルが、生きた美女をそのまま画布の上に捉えようとして説 […]

『機』2003年3月号:ゴルフ場廃残記 松井覺進

前号   次号 日本の社会経済の問題が構造化されたゴルフ場の現状を徹底追究! 日本経済のシミュレーション  ゴルフ場の惨状は、日本経済のシミュレーションを見ているようです。二〇〇二年に倒産したゴルフ場は、帝国データバンク […]

『機』2003年3月号:風と航跡 北沢方邦

前号   次号 感性と内面の奥深くに訴える文体で綴る“詩”的自伝 時代の風  たしかに時代の風というものがある。はじめは樹々の葉叢をそこはかとなくそよがせる微風であったものが、ときには強い逆風となり、ときには激しい暴風と […]