前号 次号 多田博士の免疫理論 (前略)多田博士は一九七〇年代、免疫システムを選択的に無力化する能力をもつ特別な白血球細胞の存在を指し示した一連の研究により、注目を浴びるようになった。 氏の理論によれば、この細胞 […]
PR誌『機』
前号 次号 (前略)さて、自発性というのは自分でやるのだから、別に仲間とも関係なしに自分自身で勝手にやるのかと思ったら、そうでもなくて、仲間がいるかいないかでえらい違うんです。面白いことに、ゾウリムシは仲間がいない […]
前号 次号 二〇〇六年夏、徳富蘇峰記念館にて、松岡洋右が「日米決戦」開戦直後に徳富蘇峰に宛てて送った書簡が発見された。満鉄総裁、国際連盟脱退時の全権代表、外相などを歴任し、三国同盟や日ソ中立条約の締結を実現した松岡 […]
前号 次号 9・11と「仮想戦争」 本書の冒頭には、たまたま積み残された9・11のハイジャッカーの一人の旅行カバンから発見された「最終的実行指令書」のような奇妙な文書が引用されている。この文書を「ハイジャッカーの心 […]
前号 次号 論戦的な性格が強いゾラの美術評論 十九世紀フランスの美術批評家は、ゴーティエ、ボードレール、ゴンクール兄弟、マラルメ、ユイスマンスなど文学者で美術批評に手を染めるタイプと、トレ=ビュルガー、ビュルティ、 […]
前号 次号 アイヌ民族の知里幸恵(二十歳)が上京先の国語学者金田一京助宅で亡くなったのは大正十一(一九二二)年九月十八日。幸恵は金田一の勧めで古くからアイヌ民族に伝わるアイヌ神謡(カムイユーカラ)を執筆し、出版に向 […]
前号 次号 アニミズムの歌――佐佐木幸綱 【佐佐木】 幾つかアニミズムの歌を抜いてきました。 小面となりて在り継ぐ檜のアニマむかし浴びにし檜の山の雪 (『アニマ』) 檜です。今は能面になっているけれど昔は山にい […]
前号 次号 客体としての身体と固有の身体 「われわれ人間が身体によって存在するというのは、奇妙なことだ。この世のどんなものとも同じように、身体の変化は人生の年齢にしたがって、そしてとりわけ死期が近づくにつれて知覚さ […]
前号 次号 驚異的な高値 ご存知の読者には再告することになろうが、間もなく藤原書店から出版される『国際/日本 美術市場総観』という分厚い一冊の記録・分析集の仕上げに、今、私は没頭している。そのさなか、国際美術市場に […]
前号 次号 日本の「八月」 一九九四年八月は、日本で過ごした初めての夏であった。未だに忘れられない衝撃を受けた暑い八月であった。六日は広島に、九日は長崎に原爆が落とされたこと、連合軍の大空襲、沖縄戦などについては歴 […]
目次 前号 次号 俳壇/歌壇の二大巨人が語り明かした対話録 俳句/短歌をつなぐもの 金子兜太+佐佐木幸綱 19世紀の刷新は身体に何をもたらしたか? 区別される身体 A・コルバン バブル崩壊から今日までの国際・日本美術 […]
前号 次号 敗戦を迎えて 太平洋戦争末期の昭和二十(一九四五)年三月、日本軍は乾坤一擲、飛行機ごと敵艦に体当たりする特攻作戦に踏み切った。この肉弾作戦はアメリカ軍を驚かせたが、戦果ははかばかしいとはいえなかった。そ […]
前号 次号 キリスト教の歴史現代をよりよく理解するために アラン・コルバン編 浜名優美 監訳 藤本拓也・渡辺優訳 A5上製 536ページ ISBN-13: 9784894347427 刊行日: 2010/05 定価 […]
前号 次号 都市デザインシリーズ 後藤新平とは何か――自治・公共・共生・平和 後藤新平歿八十周年記念事業実行委員会 編 〈解説〉青山佾 (特別寄稿)青山佾・陣内秀信・鈴木博之・藤森照信 四六変上製 288ページ IS […]
前号 次号 都市をつくる風景「場所」と「身体」をつなぐもの 中村良夫 四六上製 328ページ ISBN-13: 9784894347434 刊行日: 2010/05 定価: 2,625円 ◎名著『風景学入門』の著者が […]