12月15日 朝日新聞の記事「高校新科目「歴史総合」にも影響 地球規模の新・世界史」で、今年8月、88歳で死去したイマニュエル・ウォーラーステイン氏が提唱した「世界システム」が紹介されています。
しかし、「世界システム」というウォーラーステイン氏の考え方の背後には、アナール学派の歴史家たちが生み出した「全体史」という考え方があり、氏自身も、私こそがフェルナン・ブローデルの真の後継者であるという自負の下に、彼自身の思考を積み重ねていったのです。
ご関心の向きは、小社社主によるウォーラーステイン氏への追悼談話を、是非ご一読ください。