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歴史観・世界像に革命をもたらした家族人類学

エマニュエル・トッド

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 世界中の家族制度の緻密な歴史的統計調査にもとづいて、従来の「常識」を覆すかずかずの問題提起をなす、今もっとも刺激的な知識人。
 共産主義はなぜ先進資本主義国でなく、ソ連・中国…で実現したのか? マルクス主義が説明できないこの事実をトッド理論はこう説明する。――共産主義革命の成立した地域はいずれも「権威主義的な親子関係と平等主義的な兄弟関係」を価値とする《共同体家族型》の地域だからである、と。この価値観はまさに共産主義を支えたものではないか?……
 実証的知見に裏づけられた分析から、ヨーロッパ統合・グローバリゼーションなどのアクチュアルな問題にもシャープに回答し、ジャーナリズムの論客としても活躍中。

Emmanuel TODD(1951〜)
 1951年生れ。ケンブリッジ大学歴史学博士。パリ政治学院を卒業。現在、国立人口学研究所資料局長。『第三惑星―家族構造とイデオロギー・システム』(1983)で、全く新しい「人類学的手法」による成果を呈示し賛否両論を巻き起こした。その後『新ヨーロッパ大全』(1990,邦訳2分冊)でその手法をさらに精緻化し、西ヨーロッパ近現代史の新たな読解を行ない、続く『移民の運命』(1994)では先進諸国における移民問題を分析。『経済幻想』(1998)ではグローバル・スタンダードに拮抗しうる国民国家のありかたを提唱。これらはいずれもベストセラーになっている。1999年に『第三惑星』と『世界の多様性』を合本にした『世界の多様性』を刊行。


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  • 「世界の多様性」

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