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全く新しい国際的大学運動の誕生!

大学界改造要綱


アレゼール日本(高等教育と研究の現在を考える会)

Now Printing

 文科省の改革(独立行政法人化・COE等)に振り回され、自大学の経営存続に追われる大学改革を徹底批判。個別大学の改革から〈大学界〉改造への転換に向けて、国家への対抗政策を提言する総合的視点のインターナショナルな運動=「アレゼール」誕生!

A5並製 352頁 3465円
2003年4月刊)
◇4-89434-333-9


【書評・紹介】

  • 「出版にユース」 6月号 “書評”欄

  • 《目次》
    マニフェスト

    第1部 「大学界改造」への提言

    まえがき

    1 「大学改革」批判
    大学改革の現在/「大学改革論」批判の視座――高等教育の歴史的構造とグローバル化時代における役割をどうとらえるか?/あらゆる人々のための大学改革、新たな高等教育の理念を求めて

    2 大学界を貫く不平等構造
    大学教育機会の不平等/大学間格差/大学人の不平等/研究者養成に絡む諸矛盾

    3 グローバリゼーションと大学教育
    日本の高等教育における留学生/職業専門教育への傾斜と就職問題――「要領 よさ」による適応

    第1部結論

    真にグローバルな大学改革へ向けて
      ――アレゼール事務局長クリストフ・シャルル氏に聞く――

    〔コラム〕
    日本型「評価」定着の困難――加熱する大学教員の受験競争は制御可能か?/ 私立大学の「危機」/大学をめぐるメディア言説/授業料の推移/セクシュア ル・ハラスメント/奨学制度/朝鮮学校の大学・大学院受験資格問題/生涯学 習/P・ブルデューの社会学と大学界の改革/〈図解〉フランスの高等教育に ついて/「大学教員の採用、真の公募性のために!」/大学での第二外国語を どうするのか/国家財政に占める高等教育費の割合

    第2部 アレゼールとは何か

    アレゼールの目指すもの──フランスの大学改革におけるその立場

    危機にある大学への診断と緊急措置
    ARESER(高等教育と研究の現在を考える会)
    序文/パイロットのいない飛行機/管理不全の組織/分断されやる気を失った 教員集団/二重の学校、二重の社会/最悪の教育法/見せかけだけの大学/普 遍性(ユニヴェルセル)に逆らう大学(ユニヴェルシテ)?/結論

    〈付録〉大学改革関連組織・団体リスト

    【藤原書店PR誌『機』2003年4月号より】

    個別大学の「改革」から大学界の「改造」へ

     いま各地で進められている「改革」に決定的に欠落しているのは、日本の高等教育と学問・研究の将来に対する責任を負う存在として、それらの「改革」を通してどのような大学界を将来へ向けて作り出していくのかをめぐる、グローバルなビジョンである。学問・研究の未来をいかに切り開いていくのか。大学という空間を通して、なにを可能としていくのか。大学を、だれに、どのように開いていくのか。大学はいかなる役割を担っていくのか。そして、そのような将来を可能としていくために必要な条件とは何なのか。私たちが追求しようと考えているのは、日本の大学界を作り変えていく、そのような本当の「改革」である。そのためには、日本の大学が総体としておかれている状況をグローバルに捉え返し、それが構造的に抱えている問題を摘出することが欠かせない。私たちの運動とは、まさにそのような本当の「大学改革」、つまり、日本の高等教育と学問・研究の展望を切り開くことを可能とするための、大学界それ自体の「改革」にむけた、大学関係者の総力を結集するための運動にほかならない。
     私たちは、日本の大学関係者がこれまで、大学界の将来をめぐるグローバルなビジョンを作り出すことができなかったことの一番の原因は、大学関係者が徹底的に分断されていることにあると考えている。国立/公立/私立といった分断や大学間格差のみならず、大学内部も専任教員、非専任教員、大学院生、学生、職員らへと分断され、さらに外国人教員や留学生の存在、女性教員をめぐる諸問題が事態を複雑にしている。各大学で進められている「改革」は、そのような分断された構造を前提とし、そのことを不問としているがために、大学界にかかわるあらゆる人々がその将来をめぐるグローバルなビジョンを共有し、本当の「改革」を遂行すること不可能としている。私たちは、大学界を貫くそのような不平等構造をこそ乗り越え、大学界にかかわるあらゆる人々の共同した取り組みとして「大学改革」を構想していく必要があると考えている。

    (「第1部まえがき」より 構成・編集部)


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