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書評・紹介情報(2001年)
  • 12/30『日本経済新聞』「2001年回顧」欄
    間宮陽介氏が『金融の権力』を紹介しています。
    「A・オルレアン(…)はケインズの流動性とコンベンション(「共有信念」と訳されている)の概念を手がかりにしながら、現代経済システムがもつ不安定性を余すところなく描き出す」

  • 12/27『東京・中日新聞』夕刊「書物浪曼」欄
    出久根達郎氏が、竹内浩三全作品集『日本が見えない』を紹介しています。
    「詩人の竹内浩三は、戦前の人には珍しく、マンガを愛しマンガを擁護した人間である。(…)竹内はマンガ家志望で、中学時代、手書きのマンガ雑誌を作って、級友に回覧している。このたび発刊された、藤原書店版の『竹内浩三全作品集 日本が見えない』で、読むことができる。絵は稚拙だが、案は大胆である」

  • 12/23『読売新聞』書評欄
    「著者来店」のコーナーに、『東チモール県知事日記』の著者、伊勢崎賢治さんが登場しています。(聞き手=「天」氏)
    「嫌われ役の「紛争屋」に徹したクールな視点が、本書全体に貫かれているが、むしろそこに著者の国連の仕事にかける熱い思いが読みとれる」

  • 12/23『東京・中日新聞』書評欄
    「今年の三冊」で宮本憲一氏が、白木博次氏の『全身病』を挙げています。
    「水俣病の認定をめぐって最大の争点となった四肢抹消と疫学だけでよいのかということについて、決定的な証拠として、水銀中毒が全身病であり、四肢抹消はそのあらわれであることを証明している」

  • 12/21『毎日新聞』「余録」欄
    広松伝氏の『よみがえれ!“宝の海”有明海』紹介されています。
    「干拓、農薬、化学物質の汚染。よってたかって有明海を苦しめている。再生のためには「有明海でこれまで何がやられたか」をすべて洗い出し、ずたずたに切られた循環の輪をつなぎ合わせて、それを太くすることだというのが広松さんの主張だ。有明海のよみがえりが期待される」

  • 12/21号『週刊読書人』「今年の収穫」
    上村忠男氏が、ルイ・アルチュセールの『マキャヴェリの孤独』を挙げています。
    「言い知れぬ感慨が胸に熱くこみあげてくるのを禁じえない」

  • 12/22号『図書新聞』「今年の収穫」
    杉原四郎氏が、田中秀臣氏の『沈黙と抵抗 ある知識人の生涯、評伝・住谷悦治』を挙げています。
    「一方で経済学史という地味な領域を開拓しながら、他方ではジャーナリズムに関わって時事問題を評論するという異色の生涯を送った経済学者の初の本格的評伝」 加藤秀一氏は、ルイ・アルチュセールの『マキャヴェリの孤独』を挙げています。
    「思考の律動に、息を潜めるような思いを味わっている」

  • 12/16-「時事通信」配信(『中国新聞』『琉球新報』『福井新聞』)
    竹内浩三全作品集『日本が見えない』の、出久根達郎氏による書評が掲載されています。
    「今こそ私たちは、五十数年前の戦争に駆り出され、若くして骨にならざるを得なかった詩人の声を謙虚に聞く時だろう」

  • 12/16『朝日新聞』書評欄
    アラン・コルバン著『感性の歴史家 アラン・コルバン』の、編集委員・清水克雄氏による書評が掲載されています。
    「独創的な作品が生まれた背景やエピソードも読みごたえがあるが、とりわけ興味深いのはカリブ海出身の混血の父をもつ少年が学問の道を志すまでの自伝的な部分。(…)そのすべてが後に、常識にとらわれず、独特のさめた視線をもつ歴史家を誕生させたことを考えると、それ自体が歴史ドラマのようだ」

  • 12/9『産経新聞』書評欄
    ルイ・アルチュセールの『マキャヴェリの孤独』の、宇野邦一氏による書評が掲載されています。
    「国家が、あらかじめ自明な理念や規範としてあるのではなく、様々な力の結合や離反からなり、たえず変化することにマキャヴェリは異様に敏感だった。このような国家論をマルクスやグラムシの先駆者と位置づけるアルチュセールは、今なお新しい、と思う」

  • 12/9『東京・中日新聞』読書欄
    竹内浩三全作品集『日本が見えない』の、吉田文憲氏による書評が掲載されています。
    「このたび二度目の全集編纂の過程で、竹内の学生時代のドイツ語教科書の余白に書かれていた「日本が見えない」他の新しい詩が見つかった。(…)この詩のむこうには、アフガン空爆が見える。そこで連日の爆撃に打ち震えている無数の骨の、逃げまどう多くの人々の生命の叫びがある。(…)この全集一巻は、戦塵と化した骨の位置からの、人間の貴重な発信記録である」

  • 12/7号『週刊朝日』「週刊図書館」欄
    伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』の、森谷正規氏による書評が掲載されています。
    「問題が生じる度に、伊勢崎さんは解決に奔走する。(…)国連側はとかく武力を示したがるが、和解に銃はいらないと、武装した兵、警察の同行を断って、単身でTシャツ姿で乗り込んでいくのこのである。見事に解決して帰ってきた伊勢崎さんは、関係者を呼んで言い渡した。「国連軍や文民警察が、ここの住民に銃を向けるようなことは、俺の県では許さん」」

  • 12月号『地球タイムス』
    本間都さんの『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
    「21世紀の新しい消費者にとって、経済的に、健康に、また賢明に生きるために欠かすことのできない利器である」

  • 12月号『出版ニュース』
    宮本憲一さんの『思い出の人々と』が紹介されています。
    「旧制第四高等学校での日々や、そこで読んだ中野重治のこと、大阪市立大学を作った学者市長であった関一のことなどからは、著者の思想の基礎がどのあたりにあるのかがよく理解されるだろう」

  • 11/29『東京・中日新聞』「筆洗」欄
    小社PR誌『機』11月号掲載の、加藤晴久氏による「エンゲルスの見たアフガニスタン」が紹介されています。
    「マルクスとともに『共産党宣言』を書いたドイツの思想家、エンゲルスは、すでに十九世紀半ばの一八五八年に、英領インド軍によるアフガニスタン侵攻の悲劇を淡々と書いている」

  • 11/27号『エコノミスト』
    伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』の、竹田いさみ氏による書評が掲載されています。
    「従来の国連PKO論がマクロであるなら、本書は紛れもないミクロ分析の逸品である。現場での紛争処理、PKO部隊との連携、職員の人事評価、大雨対策や急患の搬送、セクハラ事件処理、病院職員のスト調停など、ありとあらゆる問題が登場してくる。東チモールを独立させるための戦いと共に、現場を知らないディリ本部の国連官僚といかに戦うか――著者が背負ったもう一つの課題であった」

  • 11/21『朝日新聞』
    「テロは世界を変えたか」と題して、エマニュエル・トッド氏へのインタビューが掲載されています。(聞き手=大野博人記者)
    「テロや戦争で人々の国家に期待する気分が高まったのは確かだ。しかし、私が懸念するのは、政府がそれを利用しているのではないか、という点だ。(…)反グローバル派が望むような、経済問題に専念する国家ならよいのだが、むしろ、秩序を維持するために治安への懸念を人々に感じさせ、軍備などの支出を増やす。再登場しているのは、そういう国家だ」

  • 11/18『毎日新聞』書評欄
    伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』の、大岡玲氏による書評が掲載されています。
    「氏が「とにかく、和解に銃はいらないのだ」と述べる真意がずしりとくる。……なにやら不透明な自衛隊派遣を決めた日本政府は、たとえば国連軍事監視団に自衛隊の本当の活路がある、とする著者の意見に耳を傾けるべきなのではないのか」

  • 11/18『日本経済新聞』短評欄
    伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』が紹介されています。
    「NGOでの途上国の開発経験が長い著者の「独立後の国家運営が試練を極めても、国連よりは良かったと思わせることだ」との言葉は援助の本質を突く」

  • 11/15『陶業時報』「業界の話題 あちらこちら」欄
    下平尾勲さんの『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
    「「改革」の掛け声で無視されたままの地域に自立の道を提示し、合わせて地場産業の活性化にも言及している好著である」

  • 11/13『朝日新聞』文化欄
    「鶴見和子の世界、ビデオに」と題して、〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介、12月15日開催の上智大学での上映会も告知されています。
    「「異なる文化は時に衝突する。だが、反発に終わらず異なるものは異なるままに互いに支えあい、ともに生きる曼陀羅図絵の世界に理想を見る」という考えは、今日の世界情勢の中で重みを増す」

  • 11/13『エコノミスト』「新刊早読み」欄
    下平尾勲さんの『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
    「構造改革は大都市には有利かもしれないが、地域には、より強い痛みをもたらす。市場原理=強者の論理ではなく、地域の現実的な問題に即した方法で全体の活力を高めていく、弱者の論理が必要だろう」

  • 11/11『産経新聞』書評欄
    「耳で読む 文化人の“息づかい”」と題して、〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介されています。
    「実弟の鶴見俊輔氏(哲学者)が、「姉のおかげで命がある。助かって、生きている」と、リベラルな家庭内で母親との間にあった相克と、身を挺して守ってくれた姉の存在を語る場面も興味深い。…作品性を備えた、これまでにない文化人ビデオだろう」

  • 11/11『産経新聞』「見る読む想う」欄
    野田宣雄氏によるエマニュエル・トッドの一連の著作、『新ヨーロッパ大全』『移民の運命』『経済幻想』『世界像革命』書評が掲載されています。
    「トッドは人類学的次元にさかのぼって、グローバル化の将来を悲観的に見る。そして、国民国家の再編成によってグローバル化を阻止し、保護貿易主義に回帰すべきだと説く。彼の議論は、家族制度への還元においてときに短絡的にすぎ、その結論もあまりに後ろ向きである。だが、グローバル化と各民族の人類学的構造(あるいは文化)との軋轢を自覚させる点では、貴重であろう。」

  • 11/11『福島民友』
    下平尾勲さんの『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
    「主体的な地域社会・経済をつくるためには、地域の特殊性・歴史性を生かし、産学官、住民が一体となって地域経済復興のための体制を強化することが重要――と説く」

  • 11/6『朝日新聞』(大阪本社版)「読む」欄
    本間都さんの『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
    「使わないときにはこまめに電気のスイッチを切る、省エネ型電化製品を使う、熱源は電気よりガスや灯油に――など、具体的な方法を数多く紹介する。それらを実行することで、光熱費を節約し、うまくやれば月1万円浮かすことも可能という」

  • 11/5『産経新聞』
    伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』紹介されています。
    「いずれ一国家として独立する現地の人々にとって「国連の暫定統治はしょせんお節介にすぎない」と、国際NGOのアフリカ勤務が長かった著者は言う。軍事的紛争のみならず、日々の小さないざこざの中にも、「一つの主権国家に対する国際社会の介入」という国際政治の根本問題が垣間見える」

  • 11/5号『FIGARO japon』特集「旅で聴きたい音楽、読みたい本。」
    A・G・フランクの『リオリエント』を、作家の光野桃さんが選んでいます。
    「『リオリエント』は、経済のグローバル化は本当に必要なのか、という視点から論じられた本。私も疑問視しているの。グローバル化は、世界を均質化し、固有の文化を破壊しそうな気がする」

  • 11/4『読売新聞』
    シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』書評が掲載されています。(評者=金森修氏)
    「クリムスキーは組み換えDNA規制運動史に関する優れた歴史書を書いた人だが、この本ではここ数年来、世界的話題になっている環境ホルモンを取り上げている。…科学論争は政策規定と複雑に絡み合い、混沌とした様子となる。本書は、この複雑な論争を史実に即し、的確かつ公平にまとめ上げている。現代科学論の最良の成果の一つである」

  • 11/3『福島民報』
    下平尾勲氏の『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
    「「地域の再生産と自主性、主体性をいかに強化していくかが重要」ととらえ、課題解決のための道筋を探る」

  • 11/2号『週刊読書人』
    シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』の書評が掲載されています。(評者=戸田清氏)
    「タフツ大学の環境政策の教授である著者が環境ホルモン論争の科学的・社会的・文明的意義を緻密に分析し解明した本書は、環境ホルモンや化学汚染にとどまらず環境問題に関心を持つすべての人にとって必読の労作であると思われる」

  • 2001年秋号『季刊富弘美術館』「新刊案内」欄
    星野富弘さん装画・タイトルの、岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「星野さん夫妻や三浦綾子・光世さん夫妻のことについて書かれたエッセイも収録され、弱さゆえのしなやかな強さにあふれた随筆集です。各章の扉も星野さんの画で飾られています」

  • 10/28『産経新聞』書評欄
    エマニュエル・トッドの『世界像革命』書評が掲載されています。(評者=栗本慎一郎氏
    「読了して特別に強い印象を受けたのは、トッドの語る言葉の明瞭さだった。良い邦訳のせいだとしても、これほど明瞭な語りを持つ学者そうはいない。……外国の学者を迎えて人々が語りあうという構成はよくあるが、本書は出色の出来だ」

  • 10/22『日本経済新聞』「文化往来」欄
    〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介されています。
    「ビデオは自身の語りを中心に作られ、その明るい前向きの人柄を活写する。最大の魅力は、鶴見和子という才知あふれる人間の息づかいを眼前にみることができる、という点にある」

  • 10/21『福島民報』文化欄
    詩人・竹内浩三の未発表作発見が報じられています。(発見された未発表作品は『竹内浩三全作品集 日本が見えない』に収録)。
    「今回発見されたのは、未発表の詩二編と「伊勢文学」掲載時には伏せ字だった詩の完全版。竹内が母のように慕っていた姉、松島こうさんが保管する竹内の遺品に埋もれていた」

  • 10/21『朝日新聞』書評欄
    シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』書評が掲載されています。(評者=新妻昭夫氏)
    「本書の著者は環境政策学者。「環境ホルモン」問題に、科学者や政策担当者、業界、メディアや市民団体がどうかかわってきたかが詳細に検討される。……「疑わしきは罰せず」が民主主義の原則だが、環境問題では公共性と緊急性から「予防原則」が主張されることがある。判断の難しい問題だけに、本書が多くの人に読まれ、幅広い議論がなされることをのぞむ」

  • 10/21『日本経済新聞』書評欄
    シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』の書評が掲載されています。(評者=編集委員・塩谷喜雄氏)
    「科学的な仮説が、政策となり、政治となって行く過程を、著者は検証する。最近あまり派手に報じられることが少なくなった環境ホルモンについて、過剰な思い入れを排しながら、新説が世に出ていく過程をきまじめに追う」

  • 10/20『日本経済新聞』文化面
    「混沌の世に見直しの動き」と題して、野間宏をめぐる最近のさまざまな動向が紹介されています。小社の野間宏の『作家の戦中日記』をはじめ、県立神奈川近代文学館で開催中の「野間宏と戦後派の作家たち展」や、「野間宏の会」の活動が取り上げられています。(編集委員・浦田憲治氏)
    「不況、突発的事件の発生、同時多発テロ、米軍の空爆など、世の中が混とんとしていく中で、戦後文学を代表する作家、野間宏(1915-91)を見直す動きが出ている。……野間宏が描く奇怪な穴、人間のうめき、荒涼とした風景、ぐにゃりとした崩壊感覚、カタストロフィー(破局)、迷い、危機感などは、時代背景を異にするとはいえ、不安を抱える現代人の心象風景とどこかで重なってくる」

  • 10/19『東京・中日新聞』「筆洗」欄
    『イスラーム治下のヨーロッパ』が紹介されています。
    「ヨーロッパとイスラムは果たして「水と油」なのか。米国のアフガニスタン攻撃が世界の耳目を集めている今、二大文明の出会いが生んだ「文化融合」の過去を思わぬわけにはいかない。フランスのスペイン中世史家、C・E・デュフルクの著書『イスラーム治下のヨーロッパ』は資するところ大である」

  • 10/18『毎日新聞』夕刊
    県立神奈川近代文学館で開催中の「野間宏と戦後派の作家たち展」とあわせて、野間宏の『作家の戦中日記』が紹介されています。(桐原良光記者)
    「同展編集委員の作家、黒井千次さんは「最近、野間さんの『作家の戦中日記』が上下2巻で刊行されたが、三高時代の17、18歳の日記から将来の野間さんの姿がほうふつとして浮かび上がってくる。『大切なのは分析ではなく総合である』という野間さんの言葉を忘れられないが、17、18歳ころに『総合』を考え、一貫してその言葉を充実させて仕事をなさってきたことが分かる。……」と述べた」

  • 10/9号『エコノミスト』「新刊早読み」欄
    E・トッドの『世界像革命』が紹介されています。
    「家族構造という視点から、グローバリゼーション下の世界の多様性、イデオロギーの差異を読み解く」

  • 10/7『読売新聞』「出版情報」欄
    〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介されています。
    「三嘆した。大病を経て新しい「生」の境地に至った社会学者・鶴見和子の生涯と学問を再現した2巻組みビデオ。…膨大な著作の読破は大変だが、この「藤原映像ライブラリー」第一弾は彼女の全体像に迫っている」

  • 10/1『本願寺新報』
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「米軍基地問題や核実験など戦争の悲惨な経験を生かせない現代社会の問題を取り上げつつも、失望することなく最善の道をと、できるだけ努力することの大切さを教えてくれる」

  • 10月号『本の花束』
    本間都さん『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
    「「環境家計簿」ってむずかしそう……でもまずつけてみて下さい。本書を見ながら、電気・水道・ゴミなどできるものからつけてみると意外に簡単。ムダがはっきり見えてきて、具体的な節約ができ、CO排出も削減できます」

  • 10月号『清流』
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「書名にある通り、常に「弱者」に寄り添った視点で語られるがゆえに、読む者の心を打つ」

  • 10月号『外交フォーラム』
    H・カレール=ダンコースの『甦るニコライ二世』の書評が掲載されています。
    「この不運な皇帝の試練に満ちた宿命の陰に隠れて、19世紀末からロシア革命に至る変化に富んだ約20年間のニコライ治世全体を総括する研究は遅れていた。本書では、それが政治経済のみならず文化的にもいかなる時代であったのか、いかなる改革が革命によって中断されたのか、詳細に検討されている」

  • 10月号『月刊クーヨン』
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「不当な理由(たとえばハンセン病差別や薬害、そして戦争)により、長く苦しめられてきたひとびとへのまなざしは深く、静かな語り口からは、より一層、岡部さんのこころの痛みが感じられる」

  • 第104月号『大阪春秋』
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「魂の随筆家、常に弱者、障害ある人の目線で綴られる随筆は正に剣にまさる」

  • 9/30『朝日新聞』夕刊書評欄
    本間都さんの『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
    「節電や節水などで身の回りの無駄を排し、環境家計簿をつけてエコライフをすすめる本」

  • 9/16『日本経済新聞』夕刊「今を読み解く」欄
    田中克彦氏が『多言語主義とは何か』『言語帝国主義とは何か』を紹介しています。
    「いずれもフランス側から日本のフランス語教育担当者に強いはたらきかけがあったからで、そのきっかけは、かつて「世界の普遍語」を自任していたフランス語が、英語の独占的な普及に脅威を感じたところにある。多言語主義にはこのように、特定の言語を意識した戦術的な側面もある」

  • 9/16『京都民報』
    徐勝氏による『弱いから折れないのさ』の書評が掲載されています。
    「そのメッセージは強靭で明快であり、文章全体は万物に対する感謝と畏敬の念から発せられる謙虚さと愛情で点綴されている」

  • 9/4『毎日新聞』夕刊「文化 批評と表現」面
    訳者の山下範久氏が『リオリエント』の著者フランク氏の来日の模様を報告しています。
    「現在のアメリカの金融覇権の脆弱性と中国の潜在的な重心性を強調するフランクの視角は、たとえば日本の将来について、具体的にどのような「国際的」文脈のなかで構想されるべきかというレベルでの再考を促すものでもある」

  • 9/4号『エコノミスト』「歴史書の棚」欄
    アラン・コルバンの『記録を残さなかった男の歴史』が紹介されています。(評者=本村凌二氏)
    「読み書きもできない貧しいピナゴという名の木靴職人は、いかなる風景を目にし、どんな経験をもったのか。感性の歴史にきりこむ気鋭の歴史家の筆致から、われわれは新しい歴史叙述の息吹を感じとることができる」

  • 9月号『同朋』
    岡部伊都子さんの『京色のなかで』が紹介されています。
    「小説や詩もさることながら随筆というのは大変な力量が問われるのではないだろうか。まさに筆者自身が題材となるのである。…実際の「京色」とはどんな色なのだろう。読者の判断にゆだねるような表現に著者の優しさを感じる」

  • 9月号『月刊みと』
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「著者の持つ言葉の力を感じてほしい」

  • 9月号『中央公論』「中公読書室」欄
    四方田犬彦氏による『南方熊楠・萃点の思想』の書評が掲載されています。
    「著者はこの「萃点」なる語が大乗仏教の原典にあるのではないかと予想を立てたが、のちに実証的にそれを否定し、熊楠の造語であったと論じてゆく。この辺の真理解明のくだりが、わたしには格別にスリリングであった。歴史的実証と執拗な哲学的探求がみごとに結合して美しい成果をあげた書物であるといえる」

  • 9月号『おとなぴあ』「今月のおすすめBOOK」欄
    〈バルザック「人間喜劇」セレクション〉の『従妹ベット』が紹介されています。
    「放蕩に身をゆだね、徹底的に堕落していくユロ男爵の姿を通して、烈しい欲望に囚われた人間の滑稽さと崇高さを描いたバルザック晩年の傑作。19世紀=近代社会を、透徹した視点で捉えた偉大な小説家の魅力を知るチャンス」

  • 9月号『いきいき』「変わらないこと」欄(第6回)
    岡部伊都子さんの『思いこもる品々』を中心に、岡部さんのお住まいと暮らしをたずねるインタビューが掲載、『京色のなかで』『弱いから折れないのさ』も紹介されています。
    「私はからだが弱かったおかげで、「弱虫」という「虫」の目で周りを見ていました。だから、元気な人が見られないものが見える。弱いことが私を導いた、そう思っています。弱かったから、書くことで身を立ててきました。どんどん時代が変わるから、それに対する自分の思いもたくさんある。書くことはたくさんあります」

  • 8/27『東京・中日』「筆洗」欄
    鶴見和子さんの『歌集 回生』が紹介されています。
    「「元に戻れないとすれば、前に向って進むよりしかたない。新しい人生を切り拓くことである」。直らぬ病に対し、そう言い切るのは、たやすくはない。しかし、決意がなければ「回生」はない」

  • 8/25『教育医事新聞』
    雑誌『環境ホルモン』が紹介されています。
    「市民の立場から環境ホルモン問題を考える世界初の雑誌として国内外で注目されている」

  • 8/19-「共同通信」配信(『琉球新報』『秋田さきがけ』『高知』『熊本日日』『山陰』『佐賀』『京都』『河北新報』『徳島』『山梨日日』『神戸』『大分合同』『沖縄タイムス』ほか)
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「ハンセン病患者、阪神大震災などの被災者、沖縄や韓国の人たち……。京都に住む随筆家の視線は、いわれのない差別や辛苦を強いられてきた社会的な弱者に注がれる。…タイトルは「ちいさいから踏まれるのさ 弱いから折れないのさ」とつづった星野富弘氏の詩から」

  • 8/18『産経新聞』「くつろぎ」欄
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が大きく紹介されています。(服部素子氏)
    「自身の結核発症をきっかけに「癩・レプラ」という難病を知った岡部さんが、40年近くにわたってハンセン病患者と交流を重ね、その中で受け止め、紡いできた言葉の数々」

  • 8/17『日本経済新聞』「文化往来」欄
    『リオリエント』の著者フランク氏の来日の模様が紹介されています。
    「国連大学の講演では、ポスト冷戦期の主要問題は「文明間の衝突」にある、とのハンチントンの主張に反論。五千年にわたる世界システムの歴史の中では、むしろ異民族、異宗教間の対話と共存の時代が主で、衝突は経済が困難に陥り、対話の欠けた時に限られる、との持論を展開した」

  • 8/16-23日号『週刊新潮』広告部特別企画
    同企画の「水上勉さんが見据える 病・老・苦を超越した『人生の到達点』」にて、水上さんが鶴見和子さんの『歌集 花道』に触れています。
    「学者で歌人でもある鶴見和子さんが、いい歌集を出されていましてね。座右に置いて私もその歌集から元気をもらっています。脳出血に襲われてから、懸命にリハビリに励まれるさまが、詠まれています。…他人事じゃなくて、歌集を読み、感動しました」

  • 8/15発行『土曜日の夕べ』第8巻11号
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。(深谷純一氏)
    「最近の日本人の多くは、こうした問題から目をそらしたり、もしくは諦めかけているが、岡部さんは粘り強くかつしたたかに問題の本質を追究し続けておられる」

  • 8/14『朝日新聞』文化欄
    『リオリエント』の著者フランク氏の来日に際し、編集委員の清水克雄氏がインタビューしています。
    「「いまの日本の不況は経済の生産性が低くなったから続いているわけではない」とするフランク教授は、将来を左右するのはアジアの近隣諸国との関係だという。「経済危機の背景には日本が独自の通貨圏をつくれずにドルの一極支配が続いている問題もある。…歴史教科書や靖国参拝問題で東アジアの近隣諸国との関係改善に失敗すれば日本経済は衰退していくしかないだろう」」

  • 8/13-20号『AERA』「出版」欄
    野間宏の『作家の戦中日記』が紹介されています。
    「富士〔正晴〕さんたちと始めた同人雑誌の読者だった女性との狂おしい恋愛体験や、公衆便所を透視したり、行きずりの女性たちを見て強姦願望さえ夢想する心理、アンドレ・ジイドやドストエフスキーなどのおびただしい読書記録、当時もてはやされていた評論家の小林秀雄や新感覚派の横光利一への対抗意識、マルクス主義への共感などが直截に記録されている」

  • 8/4号『図書新聞』「2001年上半期読書アンケート」欄
    福井憲彦氏が、今年3月完結の『女の歴史』を挙げています。


  • 8/2『産経新聞』書評欄
    野間宏の『作家の戦中日記』が紹介されています。
    「遺族が神奈川近代文学館に託す遺稿の、整理の過程で見つかった日記で、ファンや研究者には貴重な一冊になりそうだ」

  • 8月号『出版ニュース』
    『歴史の中のジェンダー』が紹介されています。
    「〔『女の歴史』『女と男の時空』の〕二つの著書が、一方が西洋の、そして他方が日本の太古から現代に至るまでの女と男の関係がどのように変化してきたのかを描き出したものであるだけに、そこに寄せられた論考も多岐にわたっており、なぜ、両性の関係を描かねばならないのかという問題意識にふれたものから、さらに論考を深めたものなど多彩」

  • 8月号『経済セミナー』
    『「循環型社会」を問う』が紹介されています。
    「巷に流布する循環型社会論の嘘・偽りを見抜く目を養うために、本書の第1部「生命系と環境」、第2部「技術と環境」はとくに有用だ」

  • 8月号『原子力eye』「BookBox」欄
    『南方熊楠・萃点の思想』が紹介されています。
    「本書では、南方熊楠の暮らしの流儀と仕事の中に彼の創造の過程を具体的にたどる。それは、われわれ自身が、どうしたら日々の暮らしにおいても、仕事においても、創造的に生きていけるかの手がかりをつかむ作業でもある」

  • 7/31『朝鮮新報』「book」欄
    岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
    「虐げられ、辱められるものへの愛情と奢り侮るものへの怒りとエネルギーがひしひしと伝わってくる。該博な知識と明快な論理性、鋭い感性。本書のどのページをめくっても汲めども尽きぬ話の泉がある」

  • 7/29『毎日新聞』書評欄
    中村桂子氏による、野間宏の『作家の戦中日記』書評が掲載されています。
    「この日記を読んで初めてわかった。小説に全体という形容詞をつけた意図はよくわかるけれど、どこかに何か整理されないものを感じ、なぜあれだけ深く考える人の作品がこうなのだろうと思っていたのだが、矛盾や混沌にこそ意味があったのだ」

  • 7/29『神戸新聞』「本」欄
    野間宏の『作家の戦中日記』が紹介されています。
    「分厚い大学ノート十冊にびっしりと書き込まれ、その半ばは性欲の自意識に悶々とし、同時にそれを文学的に自負さえする赤裸々な記述で埋められていた」

  • 7/28『日本経済新聞』文化欄
    「海外文学『新訳』競う」という特集で、〈バルザック「人間喜劇」セレクション〉の『従妹ベット』が紹介されています。
    「バルザックの晩年の名作「従妹ベット」の新訳では、大胆な解釈の結果、焦点となる主人公が別の人物に変わってしまった。文学史上では、独身の醜い女性ベットの業の深さを描いた復しゅう劇というのが筋立てとされてきた。…ところが、新訳の副題は「好色一代記」。従妹ベットのねたみより、ユロ男爵の女性遍歴を描き出す方向へ傾いた」

  • 7/27号『週刊読書人』「印象に残った本」欄
    「日本古代史」のカテゴリーで、瀧音能之氏が『新・古代出雲史』を挙げています。
    「つねに新しい古代史像に挑み続ける著者の最新の出雲論。『出雲国風土記』の解釈をはじめ、いたるところに著者ならではの創見がちりばめられている」

  • 7/25号『ふぇみん』「新刊紹介」欄
    『女教祖の誕生』が紹介されています。
    「後の中山みきの天理教、出口なおの大本教。三人の女教祖に共通するのは、柔和な性格のうちに蓄え抑圧していた自我が、神憑りによって解放され、主体性を獲得し、両性具有者として神の権威を備えたことと分析する。女性史、思想・社会史の力作」

  • 7/22『日本経済新聞』「今を読み解く」欄
    「歴史教科書問題」との関連で『〔新版〕新しい世界史』が紹介されています。(編集委員・柴崎信三氏)
    「訳者があとがきで触れているように、現代の歴史記述は「歴史を語るそれぞれの主体によってすべて相対化されている」。日本の教科書を巡る国際摩擦には戦時の侵略行為による国家間のトラウマが絡むが、東アジアで共通の歴史の意味を探る試みが不在だったことも一因だろう」

  • 7/31号『エコノミスト』「話題の本」欄
    『金融の権力』の斎藤精一郎氏による書評が掲載されています。
    「本書はこのコンベンション概念をベースに、とくに株式市場を中心とするここ十数年の金融世界のメカニズムを解剖し、「金融」がコンベンションのもとに「権力」を行使しうる状況になったと指摘する。資本主義はいまや「市民的個人主義」から、株式が貨幣の機能を完全代替する「資産的個人主義」に変容しつつあるというのだ。/正統派経済学では感得できない知的刺激に充ちた、久しぶりに深い読後感に浸ることができた。訳出も読みやすい」

  • 7/22『産経新聞』「本 BOOK」欄
    『歴史の中のジェンダー』が紹介されています。
    「7年にわたる仏版『女の歴史』の邦訳版と、『女と男の時空――日本女性史再考』刊行時のシンポジウムや諸論文を収録。内外の研究者の壮観さにも、同シリーズ出版の重みが表れている」

  • 7/20(第25号)『ATT研究情報』「BOOKS あすのために」欄
    『がんと環境』が紹介されています。(上野英雄氏)
    「著者は、ガン患者であり、生物学博士の科学者、女性としての生命への限りない讃歌の研究報告ともいえよう。本書は、化学物質と環境汚染、ガンと生活スタイルに関する重要な提言である」

  • 7/16『朝日新聞』歌壇・俳壇「風信」欄
    鶴見和子さんの『歌集 回生』が紹介されています。
    「十代で「心の花」に入りながら、半世紀以上、歌を離れていたが、病状とともに変わる心象風景が「破調、乱調の歌」になった」

  • 7/16『しんぶん赤旗』
    岡部伊都子さんの『京色のなかで』が紹介されています。
    「出会いや思い出のなかに忘れ得ぬ人間性が浮かび上がり、今日への思いにつながります」

  • 7/15『京都新聞』「新刊ラック」欄
    岡部伊都子さんの『京色のなかで』が紹介されています。
    「表題の「京色のなかで」はじめ、洗えば洗うほど冴える藍の永遠性にうたれるという「藍、永遠に」、持って帰りたいほど可憐な室生寺五重塔の台風被害に思いをはせる「塔の面影」など、60編をまとめた」

  • 7/15『東京・中日新聞』「出版情報」欄
    野間宏の『作家の戦中日記』が紹介されました。
    「冒頭の33年1月の三が日の日記で連日、「性慾」の悩みを漏らしているのに目を引かれるが、性的な問題の記述はその後も続き、文学作品や社会事件への言及も増えていく」

  • 7/15『日本経済新聞』「短評」欄
    『金融の権力』が紹介されました。
    「本書は市場参加者が共有する思いこみが投資を左右することを強調した金融証券市場論だ。機関投資家の影響力増大に伴う企業経営の変化が国家や社会の変化につながるとも指摘」

  • 7/13『読売新聞』「手帳」欄
    野間宏の『作家の戦中日記』の刊行が大きく紹介されました。
    「自らの性欲との格闘、文学への熱い思いがつづられ、石川啄木の「ローマ字日記」を思わせる面白さがある。(……)没後十年。自己を率直にさらけ出した日記の刊行を機に、野間文学への忌憚のない議論が広がることを期待したい」

  • 7/8『朝日新聞』書評欄
    『内田義彦セレクション』の第4巻『「日本」を考える』の、山田登世子氏による書評が掲載されています。
    「スミスにルソーを重ねつつ、モノや知識では満たされない高みを、半世紀も前からたずね続けてきたこの思想史家の、稀有な深さとしなやかさ。その言葉は、時に邪気に富んで愉快に弾む」

  • 7/3『朝日新聞』文化欄
    野間宏の『作家の戦中日記』が大きく取り上げられています。
    「一人の青年が自分の肉体や心の動きをみつめ、成長する様子がまるで小説のよう。生理、心理、社会から人間を総合的に描こうとした後年の全体小説が芽生えている」

  • 7/1『朝日新聞』書評欄
    H・カレール=ダンコースの『甦るニコライ二世』の、北岡伸一氏による書評が掲載されています。
    「ロシアは大国として復活するだろうか。その可能性を考えるためには、ロシア革命に先立つ時代を再検討する必要がある。かつてソ連の崩壊を予言した著者が、ニコライ二世の時代を取り上げるのはそのためである」

  • 7月号『学鐙』
    『「循環型社会」を問う』が紹介されています。
    「最終章では、学会発起人玉野井芳郎の思想を、環境と経済を結びつけた「コモンズ論」から論証」

  • 6/27『読売新聞』(夕刊)「手帳」欄
    鶴見和子さんの『歌集 回生』『南方熊楠・萃点の思想』が紹介されています。
    「鶴見さんの「回生」は、希有な“幸運”には違いない。しかし、第三歌集に次いで公刊された第二歌集には、老・病・死におびえる人をあまねく励ます力がある」

  • 6/25『日本経済新聞』
    野間宏『作家の戦中日記』が紹介されています。
    「旧制高校時代から結婚をへて敗戦にいたる期間の日記、手帳、ノートに記された文章が収められ、作家創作の原点をうかがうことができる」

  • 6/25『日本経済新聞』「経済論壇から」欄
    論者の奥村洋彦氏が『環』第5号「特集・国家とは何か」収録のB・コリア「日本は金融危機から立ち直れるか」を紹介しています。


  • 6/19『週刊新社会』「本の紹介」欄
    岡部伊都子さんの『京色のなかで』が紹介されています。(高川ナギサ氏)
    「今年78歳になる著者の随筆集。美しい日本語で綴られた巧みな文章、現代人がすっかりどこかに置き忘れた人間らしい気持ちを思い出させてくれる。読後、泣かずにはいられない珠玉の小品集である」

  • 6/17『読売新聞』「短評」欄
    H・カレール=ダンコースの待望の新作『甦るニコライ二世』が紹介されています。
    「〔ニコライ二世〕の営為を先進国に追いつき、ヨーロッパ文明への復帰を図る難事業の重要な一段階と位置付け、ロシア近現代史を塗り替えた」

  • 6/15『毎日新聞』「余録」欄
    「小泉内閣メールマガジン」の話題と関連して、別冊『環』1「IT革命――光か闇か」に収録されたイリイチ「まなざしの倫理」が紹介されています。
    「かつて、目は世界を見る窓だった。世界観という言葉は世界へのまなざしを意味した。いま、目はまなざしであることをやめて、パソコンの検索コマンドと張り合っていると哲学者イバン・イリイチが言っている。あまり目が疲れると、日本が見えなくなる」

  • 6/19号『週刊エコノミスト』「歴史書の棚」欄
    加藤哲郎氏が『リオリエント』を紹介しています。
    「ヘロドトスからアダム・スミスに至る「辺境」西洋の東洋へのあこがれの歴史を概観し、それが実在的根拠をもつことを、古今東西の文献・統計・事例をあげて論じる、分厚い真面目な研究書である」

  • 6/12号『週刊エコノミスト』「榊原英資の“通説を疑え”」欄
    『海から見た歴史』が紹介されています。
    「……こうして日本の歴史学は、世界史(西洋史)、日本史、東洋史(中国史)を別々に扱う構造になってしまったのである。この辺りの事情は、川勝平太編『海から見た歴史』(藤原書店、1996年)に詳しく述べられている」

  • 6/10-「共同通信」配信(『熊本日日』『秋田さきがけ』『京都』『河北』『徳島』『神奈川』『信濃毎日』ほか)
    『〔新版〕新しい世界史』が紹介されています。
    「第三世界の教科書を多数紹介しながら、西欧中心の歴史象を解体し、各民族のアイデンティティーを承認する多極的な世界史像を提示する」

  • 6/7号『週刊新潮』「TEMPO」欄
    『機』2001年5月号の巻頭記事、広松伝氏の「有明海問題の真相」が紹介され、読者からの問い合せが相次いでいます。
    「有明海を殺したのは誰なのか――40年以上も有明海と共に生きてきた“水質問題の重鎮”がとうとう口を開いた。しかも、今までテレビ・新聞・マスコミの誰もが指摘しなかった「有明海問題の真相」について触れたのである」
     6/1『東京新聞』(夕刊)にも、同誌の記事が紹介されています。

  • 5/30『朝日新聞』夕刊
     「論壇時評」欄で『環』第5号「国家とは何か」が紹介されました。(評者=間宮陽介氏)
    「今月は、「環」が「国家とは何か」という特集を組み、「思想」が「〈市民社会〉をめぐって」という特集を組んでいる。教科書問題に照らしてもなかなかに意味深長な特集である」
     また「私が選んだ3点」で高橋伸彰氏がB・コリア「日本は金融危機から立ち直れるか」『環』第5号掲載)を選んでいます。
    「失われた10年の背景には、デザインや設計など「ものづくり」の上流で日本に競争を挑む欧米の戦略があった。コリアの慧眼だ」

  • 5/29『東京新聞』夕刊「論壇時評」欄
    『環』第5号「国家とは何か」が紹介されました。(評者=宮崎哲弥氏)
    「興味深かったのは、古典的社会契約論の細解釈を試みた社会哲学者、稲葉振一郎氏の論考である。……ロックは明らかに国家に先行する「公的領域」として市民社会の存在を想定している。他方ホッブズの国家は、混とんとした「複雑性の領域」である市民社会の外部において、いわばその残余として立ち上がり、統治権を独占する」

  • 5/27『産経新聞』「論壇マンスリー」欄
    『環』第5号「国家とは何か」が紹介されました。(評者=編集委員・稲垣真澄氏)
    「目次に並んだ執筆・対談者二十四人、テーマもI・ウォーラステインやP・ブルデューほか欧米の近年の国家論から、近代日本の建設者の一人・横井小楠の国家論まで、多岐にわたる」

  • 5/27『東京・中日新聞』「新刊抄」欄
    『アジアの内発的発展』が紹介されています。
    「今アジアの各地で行われている“経済成長から人間開発型発展へ”の注目すべき実践を多様な切り口で検証」

  • 5/23『聖教新聞』読書欄
    『「循環型社会」を問う』の書評が掲載されました。(評者=「柳」氏)
    「最近、政官財あげてのスローガンになっている感のある「循環型社会」について、「循環」の基本に立ち返って考え直すことを、さまざまな角度を通して語りかけてくる」

  • 5/22『東京新聞』夕刊
    刊行間近の野間宏『作家の戦中日記 1932-45』が紹介されています。
    「代表作『真空地帯』『青年の環』を書く準備期の手記も含まれ、没後十年を迎え、再評価の気運が高まる野間氏の創作過程を探る貴重な手がかりになりそうだ」

  • 5/20『沖縄タイムス』書評欄
    山川健一氏による『アジアの内発的発展』の書評が掲載されました。
    「本書では、内発的発展の論理的基礎としての宗教・文化・教育の視点、都市スラム、女性、技術交流など市民社会・NGO運動に関連した視点、地場産業、農村、島嶼など地域からの視点から、代表的な事例を検討している」

  • 5/20『毎日新聞』書評欄
    中村達也氏による『「循環型社会」を問う』書評が掲載されました。
    「本書に含まれている12の論文は、一見バラバラのように見えるが、実はそうではない。例えば、鮭などの回遊魚が担う海陸間の物質循環論、過剰な公共投資による財政的・環境的破綻論、望ましい地域再生のためのコモンズ・地域通貨論、物質循環の視点を欠落し市場内での経済関係にのみ注目する「狭義の経済学」批判、等々。読み返すにつれて、前述したような共通の問題意識がはっきりと浮かび上がってくる。そうした未読を誘う作品である」

  • 5/7-11『日本経済新聞』「人間発見」欄
    鶴見和子さんのインタビューが5回にわたって掲載されました。(聞き手は編集委員・小島英煕氏)

  • 4/29-「共同通信」配信(『四国』『神戸』『愛媛』『神奈川』『日本海』『山梨日日』『福井』『南日本』『信濃毎日』ほか)
    『「循環型社会」を問う』が紹介されています。
    「官民を問わず掛け声が高まる「循環型社会」について根本から問い直した。環境ホルモンや経済との関係などを各分野の専門家が執筆」

  • 4・5月合併号『科学』書評欄
    S・スタイングラーバー著『がんと環境』の井口泰泉氏による書評が掲載されています。
    「環境汚染とがんの両方に興味のある、専門外の読者、また、学生から専門家まで、さらに、環境行政に携わる方々にとっても、一読の価値のある本である」

  • 4/21『夕刊フジ』「夕刊フジブックガイド」欄
    『新・古代出雲史』が紹介されています。
    「徹底的な現地調査と『出雲国風土記』を読み直して、これまで政治力学の視点で語られることの多かった古代出雲史のなかでも、一般民衆の暮らしに興味深い視線を向けている」

  • 4/20-共同通信配信(『埼玉』『静岡』『新潟日報』『秋田さきがけ』ほか)
    雑誌『環境ホルモン』創刊記念シンポジウム「近代文明と環境ホルモン」が紹介されています。
    「医学や科学など自然科学の在り方にも議論が集まった。技術開発競争の過熱で、近年新しい技術や物質の影響をじっくり見極める時間的な余裕がなくなってきたという」

  • 4/12東京新聞(夕刊)
    4/7に開催した雑誌『環境ホルモン』創刊記念シンポジウム「近代文明と環境ホルモン」の模様が紹介されています。(三品信記者)
    「戦略的・短期的な研究に比べ化学物質の生物への影響など基礎的な研究が冷遇される現状、まだ生まれていない世代の法的な権利の位置づけ、被害を受けているのにそれを考えない一般市民の「想像力の弱さ」などの問題が話し合われた」

  • 4/8NHK教育テレビ「こころの時代」(午前5〜6時)
    鶴見和子さんが出演され、『鶴見和子曼荼羅』によって初めて見えてきたご自分の仕事の全体像と、『歌集 花道』にも詠まれた、脳出血で倒れられてのちの心境を存分に語られました。(4/15再放送)

  • 4/8『日本経済新聞』「半歩遅れの読書術」欄
    長谷川眞理子氏による『晩年のボーヴォワール』の書評が掲載されています。
    「単に晩年のボーヴォワールの人生を伝記的に書いたものではない。彼女の著作によって目を見開かされた著者が、実際にボーヴォワール自身とつきあうことによって自分自身の人生をどのように築いていったかをのべている」

  • 4/1『日本経済新聞』読書欄
    川北稔氏による『新しい学』の書評が掲載されています。
    「すでに著者の議論に親しんでいる者には、その最新の議論の整理として、初心者には、入門書として格好の著作である。冒頭の訳者による用語解説も大変便利である」

  • 3/27『朝日新聞』「潮流論壇」欄
    別冊『環』2『大学革命』が紹介されています。(木村彰一記者)
    「西洋の翻訳で飯を食う「横縦」学問のめっきがとうにはげた今、大学の「自己一致」も求められている」

  • 3/30『夕刊フジ』「情報発信」欄
    『新・古代出雲史』が紹介されています。
    「これまでの大和王朝と出雲王朝という政治力学的なとらえ方ではなく、民衆の暮らしぶりに視点をおき、古代人の生き方をよみがえらせている」

  • 3/25『日本経済新聞』書評欄(短評)
    東アジアの火薬庫 中台関係と日本』が紹介されています。
    「日本の役割は限られるが、深い利害関係を踏まえ、明確に発言していくべきだとも提示する。事実を丹念におさえた分析は冷静で、示唆に富む」

  • 3/25『サンケイスポーツ』日曜特別版インフォメーションコーナー
    『新・古代出雲史』が紹介されています。
    「従来の「出雲国風土記」解釈で通説とされてきた古代出雲史像を補い、さらに覆すもの」

  • 3/25『東京新聞』「筆洗」欄
    『京色のなかで』が紹介されています。
    「京独特の紋柄や色彩を、岡部さんは、飽きず、好もしく思った。風土がはぐくんだ美と情調が京都の雰囲気を醸し出しているのだろう」

  • 3/24『中日新聞』「INFORMATION」欄
    『女教祖の誕生』の紹介が掲載されました。
    「個を埋もれさせる家の否定、男女の存在的平等、ジェンダーの否定など、喜之の唱えた思想の意味を現代に問い直している」

  • 3/19『しんぶん赤旗』ほんだな欄
    『思いこもる品々』が紹介されています。
    「家具の一つ一つが秘める歴史や生活の歩み、行き交った人々の思いが、よみがえるエッセー集」

  • 3/18-「共同通信」配信(『信濃毎日新聞』『熊本日日』『四国』『長崎新聞』『大分合同新聞』ほか)書評欄
    『女教祖の誕生』が紹介されています。
    「十九世紀の日本で、女性を開祖とする新しい宗教が相次いで誕生した。そのさきがけともいえる如来教の「きの」は読み書きもできない庶民。女性が教祖になる社会的背景を丹念にたどった」

  • 3/18『読売新聞』書評欄
    渡辺利夫氏による東アジアの火薬庫 中台関係と日本』の書評が掲載されています。
    「「祖国統一」という麗しきスローガンの意味をこういう政治的リアリズムとして読み解く手際が本書の魅力である。」

  • 3/5『山陰中央新報』読書欄
    千家和比古氏(出雲大社禰宜)により『新・古代出雲史』が紹介されています。
    「ページをめくれば一味も二味も違う、古代出雲世界と現在の出雲世界を橋かけめぐる心弾む楽しい旅路であり、心癒される時空である」

  • 3/4『毎日新聞』「本と出会う―批評と紹介」欄
    『韓国食生活史』訳者の玄順恵さんのインタビューが掲載されています。
    「訳すうちに国の『根』だけではなく、女性の『恨(ハン)』も見えてきた。…食生活史は、無数の女性たちの『恨』の積み重ねの上に成り立っている」

  • 3/4『毎日新聞』「本と出会う―批評と紹介」欄
    猪口孝氏が『環境ホルモン』Vol.1を紹介されています。
    「『環境ホルモン』のような雑誌の誕生はその意味で歓迎である。…科学や技術が人間社会にもたらしているインパクトを実証的なデータを伴った形で倫理的な問題として関連づける雑誌は少ない」

  • 3/2『コリアニュース』
    金井和子氏による『韓国食生活史』紹介が掲載されています。
    「各時代の食物や食材をはじめ、調理法、食器、各社会階層の食事、食習慣、食作法、周辺地域との交流や食文化に与えた影響など、まさに百科全書というにふさわしい著書である」

  • 3月号『グルメジャーナル』誌「らいぶらりい」欄
    『韓国食生活史』が紹介されています。
    「膨大な品数の料理の変遷を紹介しつつ、人々の生き生きとした風景を再現した、食生活からみた朝鮮半島通史」

  • 2/27『朝日新聞』「私が選んだ3点」欄
    『環』Vol.4「特集・日本語論」が紹介されています。
    「老碩学と魂の語り部の対話は、一つの漢字のなかに人間の多様な表現を読み込んでいく」

  • 2/27号『エコノミスト』誌「榊原英資の通説を疑え」欄
    ウォーラーステイン+グルベンキアン委員会『社会科学をひらく』が紹介されています。
    「ウォーラーステインがここで言う抜本的な研究視座の転換、あるいは西欧近代の学問全体への鋭角的批判は、一部の論壇を除いて、あまり深く議論されるにいたっていない」

  • 2/25『日本経済新聞』書評欄
    『環境ホルモン』Vol.1の創刊が、写真入りで紹介されています。

  • 2/18『京都新聞』「閲覧室」欄
    『思いこもる品々』が紹介されています。
    「私たちはさまざまな物と暮らすが『自分もその中のいのち一点としてもらっている』という著者の物に沿うやさしい生き方が、物のかたる声を聞き取り奥底へと行き着くことを可能にしているのだろう」

  • 2/18『東京・中日・西日本新聞』書評欄
    『環境ホルモン』Vol.1の創刊が、写真入りで紹介されています。
    「動物の内分泌機能を攪乱する人口化学物質『環境ホルモン』を社会・環境問題として認識するための知識・情報の共有を目指す」

  • 2/18『毎日新聞』書評欄・短評
    藤原セレクション版『女と男の時空』(全13巻)の完結が取り上げられています。

  • 2/17号『週刊ダイヤモンド』誌「編集長インタビュー」欄
    『地中海』訳者の浜名優美氏のインタビューが4ページにわたって掲載されています。
    「16世紀地中海世界の全体史を描いたブローデルの大作『地中海』。長期的視野に立った研究と地域経済への緻密な検証は90年代以降の日本人の歴史観に大きな影響を与えた。『地中海』全五巻の翻訳で知られる浜名優美氏は、今こそ本書から現代にも通じる多くのヒントを見出すときではないかと語る」

  • 2/15『西日本新聞』文化欄
    『韓国食生活史』が大きく紹介されています。
    「原始から現代に至るまで、考古学、民俗学、栄養学などの成果を駆使して膨大な料理の変遷を紹介。食分野にとどまらず、朝鮮文化を生き生きと描き出している」

  • 2/11『産経新聞』書評欄
    1月完結の藤原セレクション『女と男の時空』(全13巻)が紹介されました。
    「高群逸枝が切り開いた女性史研究の地平と世界の歴史学をリードするフランス・アナール学派の成果や方法論をクロスさせて原始・古代から現代まで、女と男の関係史を編み直すという画期的なシリーズで、全六巻別巻一の刊行(平成7〜8年)は高い評価を集めた」

  • 2/4『東京・中日新聞』書評欄短評
    岡部伊都子『思いこもる品々』が紹介されました。
    「身辺をとりまく日用品・調度類などにまつわる人びとへの想いや生活の記憶をつづる。(…)使い古しの万年筆、灰皿、栓ぬきなどにまで思いをこめたエッセー集。挿画もいい」

  • 2/3『毎日新聞』「余録」
    『環』Vol.4「特集・日本語論」紹介されました。
    「このなかで漢字の権威、白川静氏は次のように言っている。おもうにもいろいろある。……念願、記憶、想像、懐古など、みんなおもい方が違う。意味がわからなければ、単なる記号にすぎない、と。森首相は何をおもっているのだろうか」

  • 2/2『毎日新聞』家庭欄(小島正美記者)
    雑誌『環境ホルモン』Vol.1が大きく取り上げられました。
    「ここ数年の研究で、環境ホルモンは脳神経系や免疫系にも影響を及ぼすことが分かってきた。そうした問題を単なる学問的なレベルだけではなく、社会問題として提起する目的で発刊した」

  • 1/28『日本経済新聞』書評欄
    2000年11月刊、K・M・パニッカル『西洋の支配とアジア』が取り上げられました。
    「アジアを視座に世界の近代史の背景を説く優れた歴史書だ」

  • 1/28『朝日新聞』文化欄「雑誌から話題の3点」
    1月刊『環』第4号「特集・日本語論」が取り上げられました。
    「内外の約30人が多領域から「日本語」に迫る圧巻の200余ページに今、大切な母語の感が深い」

  • 1/27『朝日新聞』(大阪)夕刊「ブックマーク」欄、2/14(東京)文化欄
    『韓国食生活史』が取り上げられました。
    「先史時代の食生活から説き起こし、現代までを統一新羅、高麗、李朝など時代別に食材、料理法、作法、生活習慣などを記述している」

  • 1/22『東京・中日新聞』(夕刊)「大波小波」欄
    2001年の新雑誌『環境ホルモン――文明・社会・生命』(年2回刊)がさっそく取り上げられました。
    「科学者も環境ホルモン問題とかかわると従来の排他的、閉鎖的な科学から公開的なプリコーショナル・サイエンス(予防的科学)へ研究姿勢を転換させる必要性が出てくるという。この新雑誌に大いに期待したい」

  • 1/21『東京・中日新聞』書評欄(芳川泰久氏評)
    〈バルザック「人間喜劇」セレクション〉の第8・9巻『娼婦の栄光と悲惨』上・下(飯島耕一訳)が取り上げられました。
    「読むほどに縦横につながって行くネットワーク状のバルザックの物語世界。そこには、19世紀の小説がまだ若くて元気だった頃の躍動感が充ちあふれている。原文を考えると、訳文も小刻みでテンポよく、リーダブルに仕立てられている」

  • 1/21『読売新聞』書評欄(丹藤佳紀氏評)
    K・M・パニッカル『西洋の支配とアジア』が取り上げられました。
    「微細な史実を取り込み、骨太な構成で描いた本書が世紀の変わり目に日本語版として登場したことを喜びたい」

  • 1/21『京都民報』書評欄(鶴見俊輔氏評)
    岡部伊都子『思いこもる品々』が取り上げられました。
    「岡部さんが、身のまわりのものにふれて書かれた文章は、ものの氾濫の現代をこえて、遠いはるかな時代からこの日本にくらしてきた人たちの姿をよびもどす」

  • 1/20『日本経済新聞』1月20日(夕刊)「鐘」欄
    一海知義著『詩魔』が、取り上げられました。

  • 1/28号『サンデー毎日』「サンデーらいぶらりぃ」欄
    岡部伊都子『思いこもる品々』が取り上げられました。
    「身の回りの品々と心を通わせている文章に、気持ちが洗われる」

  • 1/19号『週刊金曜日』「佐高信の人物メモワール」欄
    岡部伊都子『思いこもる品々』が紹介されました。

  • 1/14『朝日新聞』「知りたい 読みたい」欄(今田幸伸記者)
    別冊『環』1『IT革命――光か闇か』が取り上げられました。
    「「政治家は、この座談会レベルの議論もしていないのではないか」という司会者の言葉が、説得的に響く内容だ」

  • 1/13-「共同通信」配信(福島民報ほか)(金丸弘美氏評)
    姜仁姫『韓国食生活史』が取り上げられました。
    「原始から現代までの韓国の食をふかんするこの労作は、単に韓国食文化の成り立ちを知るというだけでなく、日本の食を見る上で大変に興味深い」

  • 1/7『産経新聞』書評欄
    姜仁姫『韓国食生活史』が取り上げられました。
    「中国から伝来した醤(ジャン)を当時の韓国では「密祖(ミソ)」と呼び、それが日本の「味噌」になったという説も紹介されている」

  • 1月号『月刊言語』(暮沢剛巳氏評)
    三浦信孝・糟谷啓介編『言語帝国主義とは何か』が取り上げられました。
    「各論文のトピックは多岐に渡るが、グローバリゼーションの趨勢を強く意識しつつ「言語帝国主義」に抵抗する姿勢では一致している」

  • 1月号『中央公論』「中公読書室」欄(渡辺利夫氏評)
    A・G・フランク『リオリエント』が取り上げられました。
    「従属論の旗手として世に知られるフランクの、西洋中心史観に対する烈々たる批判のこの大著が、アジア史読み変えの知的作業に及ぼすインパクトは深遠なものとなろう」