- 12/30『日本経済新聞』「2001年回顧」欄
間宮陽介氏が『金融の権力』を紹介しています。
「A・オルレアン(…)はケインズの流動性とコンベンション(「共有信念」と訳されている)の概念を手がかりにしながら、現代経済システムがもつ不安定性を余すところなく描き出す」
- 12/27『東京・中日新聞』夕刊「書物浪曼」欄
出久根達郎氏が、竹内浩三全作品集『日本が見えない』を紹介しています。
「詩人の竹内浩三は、戦前の人には珍しく、マンガを愛しマンガを擁護した人間である。(…)竹内はマンガ家志望で、中学時代、手書きのマンガ雑誌を作って、級友に回覧している。このたび発刊された、藤原書店版の『竹内浩三全作品集 日本が見えない』で、読むことができる。絵は稚拙だが、案は大胆である」
- 12/23『読売新聞』書評欄
「著者来店」のコーナーに、『東チモール県知事日記』の著者、伊勢崎賢治さんが登場しています。(聞き手=「天」氏)
「嫌われ役の「紛争屋」に徹したクールな視点が、本書全体に貫かれているが、むしろそこに著者の国連の仕事にかける熱い思いが読みとれる」
- 12/23『東京・中日新聞』書評欄
「今年の三冊」で宮本憲一氏が、白木博次氏の『全身病』を挙げています。
「水俣病の認定をめぐって最大の争点となった四肢抹消と疫学だけでよいのかということについて、決定的な証拠として、水銀中毒が全身病であり、四肢抹消はそのあらわれであることを証明している」
- 12/21『毎日新聞』「余録」欄
広松伝氏の『よみがえれ!“宝の海”有明海』が紹介されています。
「干拓、農薬、化学物質の汚染。よってたかって有明海を苦しめている。再生のためには「有明海でこれまで何がやられたか」をすべて洗い出し、ずたずたに切られた循環の輪をつなぎ合わせて、それを太くすることだというのが広松さんの主張だ。有明海のよみがえりが期待される」
- 12/21号『週刊読書人』「今年の収穫」
上村忠男氏が、ルイ・アルチュセールの『マキャヴェリの孤独』を挙げています。
「言い知れぬ感慨が胸に熱くこみあげてくるのを禁じえない」
- 12/22号『図書新聞』「今年の収穫」
杉原四郎氏が、田中秀臣氏の『沈黙と抵抗 ある知識人の生涯、評伝・住谷悦治』を挙げています。
「一方で経済学史という地味な領域を開拓しながら、他方ではジャーナリズムに関わって時事問題を評論するという異色の生涯を送った経済学者の初の本格的評伝」
加藤秀一氏は、ルイ・アルチュセールの『マキャヴェリの孤独』を挙げています。
「思考の律動に、息を潜めるような思いを味わっている」
- 12/16-「時事通信」配信(『中国新聞』『琉球新報』『福井新聞』)
竹内浩三全作品集『日本が見えない』の、出久根達郎氏による書評が掲載されています。
「今こそ私たちは、五十数年前の戦争に駆り出され、若くして骨にならざるを得なかった詩人の声を謙虚に聞く時だろう」
- 12/16『朝日新聞』書評欄
アラン・コルバン著『感性の歴史家 アラン・コルバン』の、編集委員・清水克雄氏による書評が掲載されています。
「独創的な作品が生まれた背景やエピソードも読みごたえがあるが、とりわけ興味深いのはカリブ海出身の混血の父をもつ少年が学問の道を志すまでの自伝的な部分。(…)そのすべてが後に、常識にとらわれず、独特のさめた視線をもつ歴史家を誕生させたことを考えると、それ自体が歴史ドラマのようだ」
- 12/9『産経新聞』書評欄
ルイ・アルチュセールの『マキャヴェリの孤独』の、宇野邦一氏による書評が掲載されています。
「国家が、あらかじめ自明な理念や規範としてあるのではなく、様々な力の結合や離反からなり、たえず変化することにマキャヴェリは異様に敏感だった。このような国家論をマルクスやグラムシの先駆者と位置づけるアルチュセールは、今なお新しい、と思う」
- 12/9『東京・中日新聞』読書欄
竹内浩三全作品集『日本が見えない』の、吉田文憲氏による書評が掲載されています。
「このたび二度目の全集編纂の過程で、竹内の学生時代のドイツ語教科書の余白に書かれていた「日本が見えない」他の新しい詩が見つかった。(…)この詩のむこうには、アフガン空爆が見える。そこで連日の爆撃に打ち震えている無数の骨の、逃げまどう多くの人々の生命の叫びがある。(…)この全集一巻は、戦塵と化した骨の位置からの、人間の貴重な発信記録である」
- 12/7号『週刊朝日』「週刊図書館」欄
伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』の、森谷正規氏による書評が掲載されています。
「問題が生じる度に、伊勢崎さんは解決に奔走する。(…)国連側はとかく武力を示したがるが、和解に銃はいらないと、武装した兵、警察の同行を断って、単身でTシャツ姿で乗り込んでいくのこのである。見事に解決して帰ってきた伊勢崎さんは、関係者を呼んで言い渡した。「国連軍や文民警察が、ここの住民に銃を向けるようなことは、俺の県では許さん」」
- 12月号『地球タイムス』
本間都さんの『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
「21世紀の新しい消費者にとって、経済的に、健康に、また賢明に生きるために欠かすことのできない利器である」
- 12月号『出版ニュース』
宮本憲一さんの『思い出の人々と』が紹介されています。
「旧制第四高等学校での日々や、そこで読んだ中野重治のこと、大阪市立大学を作った学者市長であった関一のことなどからは、著者の思想の基礎がどのあたりにあるのかがよく理解されるだろう」
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- 11/29『東京・中日新聞』「筆洗」欄
小社PR誌『機』11月号掲載の、加藤晴久氏による「エンゲルスの見たアフガニスタン」が紹介されています。
「マルクスとともに『共産党宣言』を書いたドイツの思想家、エンゲルスは、すでに十九世紀半ばの一八五八年に、英領インド軍によるアフガニスタン侵攻の悲劇を淡々と書いている」
- 11/27号『エコノミスト』
伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』の、竹田いさみ氏による書評が掲載されています。
「従来の国連PKO論がマクロであるなら、本書は紛れもないミクロ分析の逸品である。現場での紛争処理、PKO部隊との連携、職員の人事評価、大雨対策や急患の搬送、セクハラ事件処理、病院職員のスト調停など、ありとあらゆる問題が登場してくる。東チモールを独立させるための戦いと共に、現場を知らないディリ本部の国連官僚といかに戦うか――著者が背負ったもう一つの課題であった」
- 11/21『朝日新聞』
「テロは世界を変えたか」と題して、エマニュエル・トッド氏へのインタビューが掲載されています。(聞き手=大野博人記者)
「テロや戦争で人々の国家に期待する気分が高まったのは確かだ。しかし、私が懸念するのは、政府がそれを利用しているのではないか、という点だ。(…)反グローバル派が望むような、経済問題に専念する国家ならよいのだが、むしろ、秩序を維持するために治安への懸念を人々に感じさせ、軍備などの支出を増やす。再登場しているのは、そういう国家だ」
- 11/18『毎日新聞』書評欄
伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』の、大岡玲氏による書評が掲載されています。
「氏が「とにかく、和解に銃はいらないのだ」と述べる真意がずしりとくる。……なにやら不透明な自衛隊派遣を決めた日本政府は、たとえば国連軍事監視団に自衛隊の本当の活路がある、とする著者の意見に耳を傾けるべきなのではないのか」
- 11/18『日本経済新聞』短評欄
伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』が紹介されています。
「NGOでの途上国の開発経験が長い著者の「独立後の国家運営が試練を極めても、国連よりは良かったと思わせることだ」との言葉は援助の本質を突く」
- 11/15『陶業時報』「業界の話題 あちらこちら」欄
下平尾勲さんの『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
「「改革」の掛け声で無視されたままの地域に自立の道を提示し、合わせて地場産業の活性化にも言及している好著である」
- 11/13『朝日新聞』文化欄
「鶴見和子の世界、ビデオに」と題して、〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介、12月15日開催の上智大学での上映会も告知されています。
「「異なる文化は時に衝突する。だが、反発に終わらず異なるものは異なるままに互いに支えあい、ともに生きる曼陀羅図絵の世界に理想を見る」という考えは、今日の世界情勢の中で重みを増す」
- 11/13『エコノミスト』「新刊早読み」欄
下平尾勲さんの『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
「構造改革は大都市には有利かもしれないが、地域には、より強い痛みをもたらす。市場原理=強者の論理ではなく、地域の現実的な問題に即した方法で全体の活力を高めていく、弱者の論理が必要だろう」
- 11/11『産経新聞』書評欄
「耳で読む 文化人の“息づかい”」と題して、〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介されています。
「実弟の鶴見俊輔氏(哲学者)が、「姉のおかげで命がある。助かって、生きている」と、リベラルな家庭内で母親との間にあった相克と、身を挺して守ってくれた姉の存在を語る場面も興味深い。…作品性を備えた、これまでにない文化人ビデオだろう」
- 11/11『産経新聞』「見る読む想う」欄
野田宣雄氏によるエマニュエル・トッドの一連の著作、『新ヨーロッパ大全』『移民の運命』『経済幻想』『世界像革命』書評が掲載されています。
「トッドは人類学的次元にさかのぼって、グローバル化の将来を悲観的に見る。そして、国民国家の再編成によってグローバル化を阻止し、保護貿易主義に回帰すべきだと説く。彼の議論は、家族制度への還元においてときに短絡的にすぎ、その結論もあまりに後ろ向きである。だが、グローバル化と各民族の人類学的構造(あるいは文化)との軋轢を自覚させる点では、貴重であろう。」
- 11/11『福島民友』
下平尾勲さんの『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
「主体的な地域社会・経済をつくるためには、地域の特殊性・歴史性を生かし、産学官、住民が一体となって地域経済復興のための体制を強化することが重要――と説く」
- 11/6『朝日新聞』(大阪本社版)「読む」欄
本間都さんの『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
「使わないときにはこまめに電気のスイッチを切る、省エネ型電化製品を使う、熱源は電気よりガスや灯油に――など、具体的な方法を数多く紹介する。それらを実行することで、光熱費を節約し、うまくやれば月1万円浮かすことも可能という」
- 11/5『産経新聞』
伊勢崎賢治さんの『東チモール県知事日記』が紹介されています。
「いずれ一国家として独立する現地の人々にとって「国連の暫定統治はしょせんお節介にすぎない」と、国際NGOのアフリカ勤務が長かった著者は言う。軍事的紛争のみならず、日々の小さないざこざの中にも、「一つの主権国家に対する国際社会の介入」という国際政治の根本問題が垣間見える」
- 11/5号『FIGARO japon』特集「旅で聴きたい音楽、読みたい本。」
A・G・フランクの『リオリエント』を、作家の光野桃さんが選んでいます。
「『リオリエント』は、経済のグローバル化は本当に必要なのか、という視点から論じられた本。私も疑問視しているの。グローバル化は、世界を均質化し、固有の文化を破壊しそうな気がする」
- 11/4『読売新聞』
シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』の書評が掲載されています。(評者=金森修氏)
「クリムスキーは組み換えDNA規制運動史に関する優れた歴史書を書いた人だが、この本ではここ数年来、世界的話題になっている環境ホルモンを取り上げている。…科学論争は政策規定と複雑に絡み合い、混沌とした様子となる。本書は、この複雑な論争を史実に即し、的確かつ公平にまとめ上げている。現代科学論の最良の成果の一つである」
- 11/3『福島民報』
下平尾勲氏の『構造改革下の地域振興』が紹介されています。
「「地域の再生産と自主性、主体性をいかに強化していくかが重要」ととらえ、課題解決のための道筋を探る」
- 11/2号『週刊読書人』
シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』の書評が掲載されています。(評者=戸田清氏)
「タフツ大学の環境政策の教授である著者が環境ホルモン論争の科学的・社会的・文明的意義を緻密に分析し解明した本書は、環境ホルモンや化学汚染にとどまらず環境問題に関心を持つすべての人にとって必読の労作であると思われる」
- 2001年秋号『季刊富弘美術館』「新刊案内」欄
星野富弘さん装画・タイトルの、岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
「星野さん夫妻や三浦綾子・光世さん夫妻のことについて書かれたエッセイも収録され、弱さゆえのしなやかな強さにあふれた随筆集です。各章の扉も星野さんの画で飾られています」
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- 10/28『産経新聞』書評欄
エマニュエル・トッドの『世界像革命』の書評が掲載されています。(評者=栗本慎一郎氏
「読了して特別に強い印象を受けたのは、トッドの語る言葉の明瞭さだった。良い邦訳のせいだとしても、これほど明瞭な語りを持つ学者そうはいない。……外国の学者を迎えて人々が語りあうという構成はよくあるが、本書は出色の出来だ」
- 10/22『日本経済新聞』「文化往来」欄
〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介されています。
「ビデオは自身の語りを中心に作られ、その明るい前向きの人柄を活写する。最大の魅力は、鶴見和子という才知あふれる人間の息づかいを眼前にみることができる、という点にある」
- 10/21『福島民報』文化欄
詩人・竹内浩三の未発表作発見が報じられています。(発見された未発表作品は『竹内浩三全作品集 日本が見えない』に収録)。
「今回発見されたのは、未発表の詩二編と「伊勢文学」掲載時には伏せ字だった詩の完全版。竹内が母のように慕っていた姉、松島こうさんが保管する竹内の遺品に埋もれていた」
- 10/21『朝日新聞』書評欄
シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』の書評が掲載されています。(評者=新妻昭夫氏)
「本書の著者は環境政策学者。「環境ホルモン」問題に、科学者や政策担当者、業界、メディアや市民団体がどうかかわってきたかが詳細に検討される。……「疑わしきは罰せず」が民主主義の原則だが、環境問題では公共性と緊急性から「予防原則」が主張されることがある。判断の難しい問題だけに、本書が多くの人に読まれ、幅広い議論がなされることをのぞむ」
- 10/21『日本経済新聞』書評欄
シェルドン・クリムスキーの『ホルモン・カオス』の書評が掲載されています。(評者=編集委員・塩谷喜雄氏)
「科学的な仮説が、政策となり、政治となって行く過程を、著者は検証する。最近あまり派手に報じられることが少なくなった環境ホルモンについて、過剰な思い入れを排しながら、新説が世に出ていく過程をきまじめに追う」
- 10/20『日本経済新聞』文化面
「混沌の世に見直しの動き」と題して、野間宏をめぐる最近のさまざまな動向が紹介されています。小社の野間宏の『作家の戦中日記』をはじめ、県立神奈川近代文学館で開催中の「野間宏と戦後派の作家たち展」や、「野間宏の会」の活動が取り上げられています。(編集委員・浦田憲治氏)
「不況、突発的事件の発生、同時多発テロ、米軍の空爆など、世の中が混とんとしていく中で、戦後文学を代表する作家、野間宏(1915-91)を見直す動きが出ている。……野間宏が描く奇怪な穴、人間のうめき、荒涼とした風景、ぐにゃりとした崩壊感覚、カタストロフィー(破局)、迷い、危機感などは、時代背景を異にするとはいえ、不安を抱える現代人の心象風景とどこかで重なってくる」
- 10/19『東京・中日新聞』「筆洗」欄
『イスラーム治下のヨーロッパ』が紹介されています。
「ヨーロッパとイスラムは果たして「水と油」なのか。米国のアフガニスタン攻撃が世界の耳目を集めている今、二大文明の出会いが生んだ「文化融合」の過去を思わぬわけにはいかない。フランスのスペイン中世史家、C・E・デュフルクの著書『イスラーム治下のヨーロッパ』は資するところ大である」
- 10/18『毎日新聞』夕刊
県立神奈川近代文学館で開催中の「野間宏と戦後派の作家たち展」とあわせて、野間宏の『作家の戦中日記』が紹介されています。(桐原良光記者)
「同展編集委員の作家、黒井千次さんは「最近、野間さんの『作家の戦中日記』が上下2巻で刊行されたが、三高時代の17、18歳の日記から将来の野間さんの姿がほうふつとして浮かび上がってくる。『大切なのは分析ではなく総合である』という野間さんの言葉を忘れられないが、17、18歳ころに『総合』を考え、一貫してその言葉を充実させて仕事をなさってきたことが分かる。……」と述べた」
- 10/9号『エコノミスト』「新刊早読み」欄
E・トッドの『世界像革命』が紹介されています。
「家族構造という視点から、グローバリゼーション下の世界の多様性、イデオロギーの差異を読み解く」
- 10/7『読売新聞』「出版情報」欄
〈藤原映像ライブラリー〉第1弾の『回生――鶴見和子の遺言』が紹介されています。
「三嘆した。大病を経て新しい「生」の境地に至った社会学者・鶴見和子の生涯と学問を再現した2巻組みビデオ。…膨大な著作の読破は大変だが、この「藤原映像ライブラリー」第一弾は彼女の全体像に迫っている」
- 10/1『本願寺新報』
岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
「米軍基地問題や核実験など戦争の悲惨な経験を生かせない現代社会の問題を取り上げつつも、失望することなく最善の道をと、できるだけ努力することの大切さを教えてくれる」
- 10月号『本の花束』
本間都さん『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
「「環境家計簿」ってむずかしそう……でもまずつけてみて下さい。本書を見ながら、電気・水道・ゴミなどできるものからつけてみると意外に簡単。ムダがはっきり見えてきて、具体的な節約ができ、CO2排出も削減できます」
- 10月号『清流』
岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
「書名にある通り、常に「弱者」に寄り添った視点で語られるがゆえに、読む者の心を打つ」
- 10月号『外交フォーラム』
H・カレール=ダンコースの『甦るニコライ二世』の書評が掲載されています。
「この不運な皇帝の試練に満ちた宿命の陰に隠れて、19世紀末からロシア革命に至る変化に富んだ約20年間のニコライ治世全体を総括する研究は遅れていた。本書では、それが政治経済のみならず文化的にもいかなる時代であったのか、いかなる改革が革命によって中断されたのか、詳細に検討されている」
- 10月号『月刊クーヨン』
岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
「不当な理由(たとえばハンセン病差別や薬害、そして戦争)により、長く苦しめられてきたひとびとへのまなざしは深く、静かな語り口からは、より一層、岡部さんのこころの痛みが感じられる」
- 第104月号『大阪春秋』
岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
「魂の随筆家、常に弱者、障害ある人の目線で綴られる随筆は正に剣にまさる」
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- 9/30『朝日新聞』夕刊書評欄
本間都さんの『だれでもできる環境家計簿』が紹介されています。
「節電や節水などで身の回りの無駄を排し、環境家計簿をつけてエコライフをすすめる本」
- 9/16『日本経済新聞』夕刊「今を読み解く」欄
田中克彦氏が『多言語主義とは何か』『言語帝国主義とは何か』を紹介しています。
「いずれもフランス側から日本のフランス語教育担当者に強いはたらきかけがあったからで、そのきっかけは、かつて「世界の普遍語」を自任していたフランス語が、英語の独占的な普及に脅威を感じたところにある。多言語主義にはこのように、特定の言語を意識した戦術的な側面もある」
- 9/16『京都民報』
徐勝氏による『弱いから折れないのさ』の書評が掲載されています。
「そのメッセージは強靭で明快であり、文章全体は万物に対する感謝と畏敬の念から発せられる謙虚さと愛情で点綴されている」
- 9/4『毎日新聞』夕刊「文化 批評と表現」面
訳者の山下範久氏が『リオリエント』の著者フランク氏の来日の模様を報告しています。
「現在のアメリカの金融覇権の脆弱性と中国の潜在的な重心性を強調するフランクの視角は、たとえば日本の将来について、具体的にどのような「国際的」文脈のなかで構想されるべきかというレベルでの再考を促すものでもある」
- 9/4号『エコノミスト』「歴史書の棚」欄
アラン・コルバンの『記録を残さなかった男の歴史』が紹介されています。(評者=本村凌二氏)
「読み書きもできない貧しいピナゴという名の木靴職人は、いかなる風景を目にし、どんな経験をもったのか。感性の歴史にきりこむ気鋭の歴史家の筆致から、われわれは新しい歴史叙述の息吹を感じとることができる」
- 9月号『同朋』
岡部伊都子さんの『京色のなかで』が紹介されています。
「小説や詩もさることながら随筆というのは大変な力量が問われるのではないだろうか。まさに筆者自身が題材となるのである。…実際の「京色」とはどんな色なのだろう。読者の判断にゆだねるような表現に著者の優しさを感じる」
- 9月号『月刊みと』
岡部伊都子さんの『弱いから折れないのさ』が紹介されています。
「著者の持つ言葉の力を感じてほしい」
- 9月号『中央公論』「中公読書室」欄
四方田犬彦氏による『南方熊楠・萃点の思想』の書評が掲載されています。
「著者はこの「萃点」なる語が大乗仏教の原典にあるのではないかと予想を立てたが、のちに実証的にそれを否定し、熊楠の造語であったと論じてゆく。この辺の真理解明のくだりが、わたしには格別にスリリングであった。歴史的実証と執拗な哲学的探求がみごとに結合して美しい成果をあげた書物であるといえる」
- 9月号『おとなぴあ』「今月のおすすめBOOK」欄
「〈バルザック「人間喜劇」セレクション〉の『従妹ベット』が紹介されています。
「放蕩に身をゆだね、徹底的に堕落していくユロ男爵の姿を通して、烈しい欲望に囚われた人間の滑稽さと崇高さを描いたバルザック晩年の傑作。19世紀=近代社会を、透徹した視点で捉えた偉大な小説家の魅力を知るチャンス」
- 9月号『いきいき』「変わらないこと」欄(第6回)
岡部伊都子さんの『思いこもる品々』を中心に、岡部さんのお住まいと暮らしをたずねるインタビューが掲載、『京色のなかで』、『弱いから折れないのさ』も紹介されています。
「私はからだが弱かったおかげで、「弱虫」という「虫」の目で周りを見ていました。だから、元気な人が見られないものが見える。弱いことが私を導いた、そう思っています。弱かったから、書くことで身を立ててきました。どんどん時代が変わるから、それに対する自分の思いもたくさんある。書くことはたくさんあります」
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